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巡礼日 2014.4.17 掲載日 2014.10.13
「井岡」集落内に入り、この辺だろなぁ・・と、自転車でゆっくり走ってるとトッツアンが居たので「片岡寺はどこですか?」と聞いたら「片岡寺?・・」と怪訝な顔します。
こんなチッコイ集落なのに片岡寺も知らんのか、よっぽどチッコイ寺なのだろなぁ・・と思いながら説明するため、もう一度地図を見ると「井岡寺」だった。
自分で書いた汚い字なもんだから、自分でも読み間違えちゃった。(^O^)ワハハハハ・・・
「井岡寺」と言い直すと「少し先の鳥居の横だ。」と教えてくれ、庄内観音霊場の札所は25番「竜宮寺」と同じように鳥居が有るのが特徴かと思ったが、たまたま偶然だったようです。
27番札所「井岡寺」の山門には、仁王さんも居たが本堂はそれほど大きくない。
「井岡寺」境内の地蔵さんは、やっぱりこれでもか・・というほど大きな布にゴッテリと包まれており、これは庄内地方だけの特徴だろなぁ。
「井岡寺」の戸が開いたので堂内に入り、中に張られた紐に五円玉が一杯ぶら下がって、正面には白い布袋のような物が山ほど積んであります。
最初何じゃろか?・・布袋に米でも入れて奉納してるのかと思ったが、壁にダイコンの絵を描いた奉納額が飾ってあるのを見て、やっと布袋がダイコンを表してるのだとわかった。
ダイコン袋の側には「縁結び 大聖歓喜天」と書いた紙が貼ってあり、おぉぉ・・そお言えば、大聖歓喜天には、何でか知らんがダイコン・・しかも二股に分かれたのが、よぉ~奉納してあるのだった。
壁の奉納額にも二本のダイコンが絡み合い、σ(*_*)には恥ずかしくて・・いえ・・ホントは、こおいうのが大好きなんですけど・・・・とても言えないような「ナニ」してる状態のが有ります。
リアルでんなぁ・・これを奉納した人は、かなり芸術的才能が有ると思い、思わず笑った。(^O^)
「井岡寺」内には、明治10年に観音講をした記念奉納額が飾ってあり、オババ・アネさんに混じった男5人は脇差しを差してます(写真では、わかりにくいですが・・)。
この時には廃刀令が出てなかったのじゃろか?・・と思い、調べると明治9年に発令されており、微妙な時期だったよおです。
少なくとも明治10年には庄内三十三観音が存在し、当時の巡礼衣装がわかるので貴重な奉納額だと思う。
参拝が終わって、外で越後屋とオバハンが話しており聞いてみると、裏庭の枝垂桜を見に来たらしい。
それまで、この「井岡寺」に枝垂桜が有る存在なんて知らなかったので、裏庭へ見に行くと立派な枝垂桜で、後で調べてみると有名な物だったよおです。
庭も広く、それなりの大きい寺でしたが井岡寺は無人らしい。
ここで今日の予定はどうするかと・・考え、自転車に乗ってケツも痛いし・・寒いし・・鶴岡駅まで行って止める事にしました。
鶴岡駅のホームでは越後屋がホームを間違え、あやうく反対方向へ行く汽車に乗るところだった。
その後も「道の駅」へ行くのに、今度はσ(*_*)が車を運転してる時に場所を勘違いして迷い、越後屋とケンカしながら大回りしちまい、今日は良く間違った・・トシですなぁ。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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