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巡礼日 2014.4.18 掲載日 2014.10.26
「狩谷野目」集落内をウロつき、地図を見ると「庄内33観音霊場」の4番札所「長現寺」は集落のハズレ付近に有るので探すと有りました。
「長現寺」境内に真っ赤な堂が有り、それが札所かと思ったが「安産」の額が掛かった地蔵堂のようです。
「長現寺」本堂の戸は開かなく、よっぽど「安産」の堂前で尺八を吹こうかと思ったが玄関先で吹きました。
玄関先に納札と賽銭を置くのもアレだと思い「安産地蔵」の賽銭箱に入れ、「安産」に絡めて「産安」の曲を吹こうかな・・と思ったが時間がないので止めといた。
越後屋が「入り口近くの土蔵のような建物に、千社札が貼ってあるから、そこが4番札所でねぇのか?」と言いますが、まさかなぁ・・・、だれがどう見ても、単なる物置倉庫のようなタグイにしか見えないが・・。
それでも確かめに行くと、入口の天井付近に「庄内札所・・」と消えかかった字の板が貼ってあり、えっ・・これが観音堂だったの?
そおするってぇ・・と、今まで巡った庄内33観音霊場の札所寺でも、こんな感じの建物が有って、それが観音堂だったのかもしれない。
あちゃあぁ~・・せめて「観音堂」とチッコイ看板の一つでも立てておいてくれたらなぁ。
おおいぃぃぃ~・・・何の予備知識も無い、初めて庄内三十三観音霊場を巡る善男善女?の人は、気をつけなされやぁ~・・物置のような建物が観音堂かもしれまへんでぇ~。
「長現寺」観音堂の戸は開かず、中を覗くと土蔵の白い扉が見え、その奥は何が有るのか、わかりまへんでした。
細長い枕のようなのも飾ってあるので、やっぱりこれが4番札所「長現寺・観音堂」なのでしょう。
5番札所「永鷲寺」へ行くのも距離が長く、自転車に乗っているとケツとヒザが痛かった。
道端に有る「永鷲寺」前の門柱で自転車を止め、案内看板が有ったので読もうとしたら自動車が停まり、オバハンが「自転車も境内まで入れる」と教えてくれます。
「自転車を押して行くのもキツイので・・」と断ったが、何とかどおしても自転車で行かせたかったらしく、さらに勧めます。
「参道の写真も撮りながら行きますので・・」と言うと、オバハンは寺の奥さんで「それじゃぁ、先に行って待ってる」と言い、あっ・・いえ・・そんな・・待ってもらうほどの信心は持って無いのだがなぁ。
「永鷲寺」参道を上がると「庄内33観音霊場」名物?の地蔵さんを布でグルグル巻きにしたのが有り、知らない人が見ると「コケシ」かと思うでぇ。(^O^)
やっぱり、このグルグル巻きは「庄内33観音霊場」独特だと思い、もっと北の津軽・下北霊場では、ここまでグルグル巻きにしてなかったように思う。
5番札所「永鷲寺」境内へ入ると、先に行ってた越後屋と寺の奥さんが話をしており、σ(*_*)を見ると直ぐに本堂の戸を開けて電気を点け、観音さんの場所を教えたり・・まさに、いたりつくせり・・・すんまへんねぇ・・物見遊山でホッツキながら巡ってるだけなのにぃ。
尺八参拝後に壁際の納札を見ると、糊で1枚づつ貼ってあるようです。
どこかの寺でも、こんな感じの納札が有ったので、庄内33観音霊場の風習では、納札を後から貼ってくれるのだろおか?、それならばそれで、大いにアリガタイことです。
四国霊場で見た、納札を目の前で焼却炉へ放り込んで、ゴミ同然のように燃やされるよりも、よっぽど良いと思い、奥さんに納札を糊で貼るのは風習なのかと聞こうと思ったが居なかった。
親切にしてもらったので礼を言いたかったが、境内にも居なかったので庫裡に向かって大きな声で礼を言い、次の札所へ向かいました。
自転車を漕いでると見覚えのある寺の奥さんの車が、σ(*_*)らを追い抜いて止まりました。
あらっ?・・何か忘れ物をしたのかな?と思ったら、車から降りて「持っておられるかもしれませんが庄内33観音のパンフレットと、永鷲寺の行事で配った記念品です。」と言って渡してくれます。
あらあぁぁ・・・これを渡すために、わざわざ車で追い掛けて来たのですねぇ・・すんまへん。
先程居なかったのは、奥で記念品を探していたためだと言い、このように接待品を渡すために追いかけてくれた寺は初めてです、ありがたいことです・・ナモナモナモ・・・。
帰って記念品を見ると手拭かと思ってましたが、ハンカチのような物で観音さんの絵と共に「見てごさる いつでも どこでも御佛は」と書いてありました。
これをどう使えば良いのかわからんが、この接待してもらった記念品で、汚い手なんか拭いたらバチが当たるんでねぇか・・と思うようなモッタイナイ図柄でした。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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