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巡礼日 2014.4.18 掲載日 2014.10.23
「赤川」の橋を渡り、「黒川」集落にある「庄内33観音霊場」の7番札所「法光院」付近に来ると春日神社の赤い鳥居が有ります。
ふうぅ~ん・・神社か・・この付近だろなぁ・・と思いながら坂道を少し上った所で、あれっ?!!・・待てよ、ヒョットしたら神社と同一境内に7番札所「法光院」が有るのかもしれん。
地図を確認すると、どうも春日神社と同一境内に有りそうなので鳥居を潜り、長い階段を上がる途中に横方向へ札所「法光院」の山門が有りました。
冬の雪囲いのムシロが札所「法光院」を覆っており、戸が開いたので中に入ると湿気のある部屋です。
しっかり囲って、おまけに風の通りが無いため部屋が湿気るのでしょう。
「法光院」で参拝後、湿気の有る寒い部屋より、さらに階段を上がった春日神社の日当たりの良い所まで行き、持ってきたオデンを食べて昼飯にしました。
ここの春日神社は狛犬の代わりに鹿が置いてあり、少し休んだ後、休んだお礼に「心月」を吹いたが失敗しちまった。
春日神社・板壁に白紙が貼ってあり、細長いキュウリかナメクジのような物が描いてあり、ん?・・ここはナメクジと何か関係が有るんか?
反対側の壁にも白紙が貼ってあり、それには蛇らしくウネウネした感じで描いてあるので、やっと蛇だとわかり、そおするってぇと・・先程のナメクジも蛇を描いたのですなぁ、す・・すんまへん・・失礼な勘違いをしちまって・・・
次の庄内33観音霊場の30番札所「照光寺」は、この辺だろなぁ・・と自転車を漕いでると、集落の山裾付近にチッコイ堂が見えました。
なんせ今までの霊場巡りをした経験から、札所がチッコイ堂の事も有ったので、ひょっとしたらアレかもしれんと思い旧道と言うか・・農道と言って良いのか・・・へ入りました。
近寄ってみると石段が続いており、チッコイ堂は札所ではなく参道入口に有る堂のようです。
敷石も有り、やがて杉並木の道を行くと横に寺が有りますが、チラッと見た限りでは寺名が書いてありません。
並木の正面にも山門が見えたので、越後屋に札所寺「照光寺」なのか確かめさせ、σ(*_*)は正面の山門が札所の寺なのか探索しに行きました。
山門を潜ると広々とした境内に「雷電神社」が有り、オバハンが一人で黙々と草取りをしてます。
声を掛けて挨拶すると、だれも来ないと思ってたのでビックリしたと言い、札所「照光寺」はやはり先程横に有った寺だと教えてくれました。
普通の神社ならば注連縄は柱間に短く太く張ってあるのですが、ここの「雷電神社」注連縄はタラ~ンと長く垂れ下がってます。
津軽33観音霊場で見た珍しい注連縄の流れを汲んでるのかなと思って、オバハンに「このような注連縄は、この付近の風習か?」と聞くと、「村の人達が作ってる」と言う。
オバハンと意味の取り方が違っていたようだが・・まぁ、いいや・・と思い、それ以上は聞かなかった。
話しをしていると「ここの祭りが、もうすぐ有り、無形文化財になっている。」と言い、へぇぇ・・どんな祭りじゃろと思って聞いたが、やっぱりよぉ~わからん。
そのうちに越後屋が呼びに来たので、礼を言って帰りました。
これを書いてる時にネットで調べてみると、この「雷電神社」は「蝉しぐれ」のロケ地になった所だったよおで、わかっていれば、もおちっと雷電神社の写真を撮っておいたのにぃ。
庄内33観音霊場の30番札所「照光寺」へ行くと、山門に山号額は掛かっているが、やっぱりどこにも寺名が書いてなく、寺名の表札が掛かっていない寺も珍しいなぁ。
「照光寺」の戸が開かなかったので、そのまま外で尺八を吹いて参拝しました。
トイレが設置されていたので拝借すると、窓際にカッパが寝転びながら本を読んでいるチッコイ置物が置いてあります。
なかなか微笑ましい作品で、σ(*_*)も一つこんなの欲しいなぁ。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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