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巡礼日 2014.4.19 掲載日 2014.11.9
集落に入り、見たところ普通の民家風の入口が「庄内33観音霊場」の15番札所「滝澤寺」でした。
正面の建物が札所・観音堂かと思ったら、境内横に長い階段が有り「観音霊場」の杭看板が立って示しており、ここは親切ですねぇ。
「滝澤寺」境内の陽が当たる所で一休みし、どうにも足膝が痛く、尺八の音も出ないので、次の札所でヤンピしようか・・と越後屋に持ちかけると、アッサリ賛同しました。
越後屋もやっぱりキツかったようで、イテテテッ・・と言いながら苦痛で巡っても面白くありまへんからなぁ。
階段を上がって「滝澤寺」観音堂は戸が開き、堂内には飾り物が吊り下げて、その一番下にはそれぞれ名前が書いてあります。
あんまり、こおいうのは見た事が無いですが「庄内33観音霊場」の風習なのでしょうか?
17番札所「東光寺」は砂越町内の旧道沿いに有り、正面に大きい堂がありましたが、それは本堂で境内敷地横に観音堂がありました。
戸を開けて入ると、デッカイ観音さんが立っており、目の所だけ白いのでキョッ!!・・あの白目がなぁ・・・失礼ながら、あんまり慈愛に満ちてるとは思えんが・・
尺八参拝し終わると、室内をウロついてた越後屋が「出羽百観音を歩いた人がいる」と言います。
ウソこけぇ・・四国遍路ならば徒歩遍路も珍しくもないが、本州の霊場を歩いて巡る人なんて今時居ないじゃろ。
老眼だから「車巡礼」と見間違えたのでは・・と思いながら、場所を教えてもらうと、「東光寺」観音さんの写真と共に認定書が入った額が奉納されてました。
聞いた時には信じてなかったけれど、しっかり「徒歩巡礼結願記念」と書いてあります。
へえぇぇ・・どこのどなた様か知らないが、今時珍しく歩いて巡ったとは・・何日かかったのだろう、自分が越後33観音霊場を歩いた時は、トータルすると約40日かかりました。
これを書いてる時に調べてみると「出羽百観音 最上・庄内・置賜三十三観音 やまがた巡礼ガイドブック」の本を出版して徒歩巡礼記も併記されてるようです。
「出羽百観音」というのは、山形県内に有るこの「庄内」と「最上」「置賜」の各33観音霊場を合わせた霊場だそうで、σ(*_*)も実はこの出羽百観音を狙ってます・・いつになるかわからんが・・。
庄内観音霊場だけでも歩いて巡るのは、けっこうな日数がかかると思うが、他の二霊場も歩いて巡るとなると、3ケ月以上かかるのではないかなぁ。
時間が許せば、やってみたいのだが・・なんせもうトシなので足腰が無事で立っておれるのは、後どれだけの年数が残されてるのかわからん。
そんなわけで、ホンマは可能な限り歩いて全国の霊場巡りをしたいのだけれど残された年月を考えれば、なるべく多くの霊場を巡りたいので距離が長いのは自転車やミニバイク「チョイノリ」でズルしてます。
あっ・・いえ・・別に徒歩巡礼だけが立派でエライッ!!・・と言うつもりは、さらさら無く、それぞれ事情が有るので、車・バイク・自転車で巡るのも「有り」だと思います。
ただ・・なるべく速度の遅い巡り方をした方が、その霊場での印象が強く残り、出会いの縁も多く、お金では買えない何かを得る事が多いと思います。
今日の巡礼は「砂越駅」で終了しました。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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