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巡礼日 2014.4.20 掲載日 2014.12.9
国道には幸い歩道が有り、車に脅かされる事も無く走れ、今日は「庄内33観音霊場」の最北端に有る21番札所「松葉寺」の参拝が終わったら、近くの「女鹿駅」から汽車で「余目駅」まで帰る予定にしてました。
しかし「女鹿駅」の場所が地図を見ても良くわからず、「瀧ノ浦」集落付近で散歩中のトッツアンに「女鹿駅」の場所を聞き、寄り道して駅を確認しました。
「女鹿」集落への分かれ道に「神泉の水」という、なんとも言えん神々しい名前の看板が有りましたが、知らんかったなぁ。
庄内33観音霊場の21番札所「松葉寺」へ着くと山門を備えて、しっかり仁王さんも番をしています。
「松葉寺」境内は高台にあるため風除けの囲いを作ったのでしょうか、海に向かって鉄パイプが組んであります。
本堂内では地元のジサマ達が会合をしてるらしく、話し声がザワザワと聞こえます。
「松葉寺」扉前の外で少し音を小さくして尺八を吹き参拝していましたが聞こえてたらしく、一人のジサマが越後屋に「中へ入って参拝しろ」と言ってましたが、曲の途中で止めるワケにもいかんので、そのまま終えました。
帰る時、σ(*_*)らの姿を見つけた先程のジサマが「中に入って仏さんを拝んで行け」と盛んに勧めます。
ジサマ達にしてみれば、あんまり見かけない珍しい尺八吹きが来たもんだから、ヒマつぶしに話をしたかったのでしょう。
普通の時ならば、お言葉に甘えて茶でもすすりながら土地の話しを聞くのですが、なんせ汽車時間を一本抜かすと、当分次ぎの汽車が来ないので「汽車の時間があるので・・」と言って断りました。
先程確認した「女鹿駅」の駅舎へ入ってみると、サッシドアの気密が良すぎるためか、駅舎内は湿気が充満してます。
とりあえず自転車を駅舎の中へ引っ張り込み、時刻表を見ると予定していた時刻の汽車が無い。
あらら・・と思ってると、「女鹿駅」はチッコイ駅なので止まる汽車は数本だけで、通過する汽車の方が大部分、まさかそんな状態だとは思わなかった。
「女鹿駅」舎壁に「おきゃくさまの声ひろば」と題したノートが掛かっており、ノートもかなり湿気ってましたが、中を開いてみると、けっこう多くの駅趣味人が、わざわざ「女鹿駅」まで訪ねて来るようで、けっこう沢山何か書いてあります。
列車もあんまり止まらず小さい「女鹿駅」なのですが、それ故に貴重品扱いになり、駅舎趣味の人達には隠れた人気の駅なのかもしれません。
時間があれば、ゆっくりとノートの中を読んでみるのですが、予定していた汽車が無いとわかれば「吹浦駅」まで行かなければアカンので、せっかく「女鹿駅」舎に入れた自転車を再び引きずり出して早々に出発しました。
良かったなぁ・・松葉寺でジサマ達と話しをしてたら、完全に夕暮れとなって、暗い道を泣きながら「吹浦駅」へ向かってたかもしれない。
「吹浦」近くの海岸に「十六羅漢岩」の説明板が有り、道路から見ると海岸へ降りないと羅漢さんは、わからんよおです。
「吹浦駅」に着いて、やっと一服でき、これで今回の「庄内33観音霊場」自転車巡礼の部は終わり、残り札所は車で巡る事にしました。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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