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巡礼日 2014.4.21 掲載日 2014.12.13
吹浦駅に置いた自転車を車に積み込み、ついでに昨日国道から見た「十六羅漢」も、どんなのか岩場へ行きました。
「十六羅漢」は遠くから見た時は単なる岩場だったが、なんせ「名所」の印が地図にも記載してあるので、庄内33観音霊場では無いが、「十六羅漢」とは念のためにどんなものか・・冥土の土産話しにでも・・と思いましてなぁ。
岩場へ下りても羅漢さんは居ません・・・あれっ?・・留守かな?・・・
最初は岩が自然に羅漢さん風に立ち並んでいるのかと思い、岩場へ下りれば、すぐに見つかるだろおと思ってたんです。
岩場をウロつき探していると・・・おぉぉぉ!!・・・・有ったでぇ。!(^^)!
岩場が凸凹してるなぁ・・と思う付近に行くと、人の顔が彫ってあり、その付近に座禅を組んだり、手を合わせてたり、寝転がってたり(違うかな?)・・
海辺だから自然に波・風に削られて十六羅漢さんの姿になったのかと思ったが、そうではなく人が彫った物でした。
その付近をアチコチ探して数えたが、16体は無い・・・やっぱり留守の羅漢さんもいるのか?
十六羅漢さんの勘定が合わないので、まさかねぇ・・と思いながら国道下のコンクリ道を通って少し離れた岩場へ行ってみると、そこにも3体ほど羅漢さんが居ました。
こんな所に隠れおって・・・オヌシも、やるのぅ・・フッフッフッ・・・それでも16体の羅漢さん全部を見つけれなかったが・・・
説明書きを読むと、江戸時代末期頃に「庄内33観音霊場」の16番札所「海禅寺」住職が、酒田まで行って托鉢をして浄財を求め、1両溜まった時に一体を彫ったらしい。
それに引き替え、最近の仏教会ときたら・・・年末に「500円以上お願いします」と書いた袋を各家庭に配り、後日、袋を回収するのを托鉢だとしている。
そんなの、何が托鉢じゃ!!・・金額を勝手に決めた単なる寄付金集めと同じじゃねぇか。
こんな楽チンな事をするから、世間の人は仏教から離れて行くんじゃ。
あんまりにも、やり方が汚いので、取りに来る頃の時間帯に、わざと出かけて留守にしといた。
江戸時代の頃の仏教者は托鉢とは、どおいうものか、よぉ~知っていなさる、同じ「托鉢」と称していても、現在のやり方とエライ違いまっせぇ。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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