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巡礼日 2014.5.19 掲載日 2015.1.3
遠江一宮駅前を過ぎた付近の民家に陶器が飾ってあり、最初は趣味の人が飾ってるのかと思いましたが、どおやら窯元のよおです。
陶器作品を遠くから見た時は、わからなかったのですが、近づくと「森の石松」が「よぉっ・・たっしゃかい!!」という感じで三度笠を上げてる陶器が目に入り、その表情に思わず笑い、そお言えば、ここは遠州「森の石松」で有名な所だった。
「森の石松」ツァンは、なかなか親しみの持てる笑顔をしており、ええなあぁ・・・こおいうのを家の前に飾っておきたいなぁ。(^O^)
「市場」集落沿いの道を行きながら、遠江33観音霊場の11番札所「遍照寺」へ行く山の尾根道があるはずだが・・・と探しながら行きましたが、わからん・・・。
歩道柵の所に「大仏の寺」の看板が立っており、えっ?・・こんな所に大仏さんが有るの?知らんかったでぇ。
札所と大仏さんとは関係無いから、いいや・・と思ったのですが、看板を読んでみると、それが探している11番札所「遍照寺」だとわかりました。
で・・看板に矢印が書いてあるが、矢印方向には道が無く、少し離れた所に人家に挟まれた細い道が山へ向かっています。
たぶん、その道だろおと思い、11番「遍照寺」は山の上にあるので自転車をその付近に置いて歩いて行くと、民家外れの付近に「表参道」の石門が立っており、良かったなぁ・・「大仏の寺」の看板が無かったら、この参道はわからんかったろおなぁ。
木々が茂って暗い(写真では明るいけれど)細い道で、予想はしていたがキツイ坂道でした。
頂上付近は広々とした草原で、その中に11番札所「遍照寺」の堂が建ってます。
こんな感じの寺は、雰囲気的に無人だと思ってましたが、賽銭入れたり参拝準備をしていると、庫裡から人が出て車に乗って行ったので、人が住んでるようで洗濯物もありました。
しかし歩いて上がって来た坂道は、車でもキツイ坂道でっしゃろなぁ。
で・・問題の大仏さんですが説明板が有り、今から300年ほど前の江戸時代に、この「遍照寺」住職が托鉢したお金で鋳造したそうな。
まさかと思うけれど、その托鉢方法とは、今時の仏教会のように、予め「500円以上入れろ」という封筒を各家庭に配り、後で回収しに来るという托鉢方法でないじゃろなぁ。
どうも今の仏教会のやってる「托鉢」と言う「キレイゴト」には、不信感が山盛に有り、こぼれ落ちるほど一杯なもんでして・・ついつい・・・
袋井市街地から「下山梨」の旧道に入り、遠江33観音霊場の8番札所「観正寺」はこの付近だろおなあ・・と探しながら行きました。
ちょうど孫連れのジサマが細い道から出て来たので聞いてみると、ジサマの出て来た道を少し行った所に有る公民館の横が「観正寺」だと教えてくれました。
行くとすぐに「下山梨公民館」が有り、人家の入口のような家に8番札所「観正寺」の石門が立っており、この札所も人に聞かないと、わからんじゃろなぁ。
あっ・・写真の一部には「観音寺」と書いてしまいましたが、正しくは「観正寺」です。
訂正するのもメンドウなので・・すんまへん、関係者各位(居るかな?)には、多大な迷惑と誤解を招かせました。
「観正寺」石門の細い道を入り・・あっ、間違って隣の大きい家へ行ったらアカンでっせぇ。
札所「観正寺」の堂も、場所柄に応じてチッコイ堂でしたが、手入れが行き届いてました。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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