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巡礼日 2014.5.23 掲載日 2015.1.20
菊川市で車中泊してると夜中に雷雨になり、オマケに車内に蚊が侵入しちゃって、あんまり良く寝れなかった。
菊川駅より汽車に乗って桜木駅へ行き、置いてた自転車に乗って遠江33観音霊場の14番札所「知蓮寺」へ向かいました。
札所「知蓮寺」が有る「大雲院」は大きい寺で、山門へ行くまでに池が有り、入り口に「何とか尊者」の立て札が有る、ちと変わった石仏がありました。
合掌して手を合わせてますが、普通ならば正面を向くところを、なぜかプイッと横を向いてスマシています。
「何とか尊者」さんは何か気に入らん、イヤな事でも有ったのでしょうか?、何で横を向いてるのか、だれか知ってたら教えてね。
大雲院・本堂の境内に14番札所「知蓮寺」観音堂が有り、戸が少し開いてます。
おぉぉ・・珍しく戸が開いてるなんて・・と思ってたら、帰る時に越後屋が開けたのだと言い、そのまま開けていたので慌てて越後屋が閉めに戻りました。
観音堂内には入りませんでしたが、奥には小さい光が点いており、朝早いのに、いつだれが来ても良いように準備してあります。
今までは、戸が開かないわ・・キレイにしてないわ・・の寺が有ったが、この大雲院に有る14番札所「知蓮寺」はキレイにしており、花も新しいのが供えてあります。
札所「知蓮寺」に備えてあった鐘を叩く棒が、いかにも荒々しい手作りの作品で「昭和9」年と書いてあり、既に80年ほど過ぎてます。
このまま後100年ほど残しておけば、市の文化財になるかもしれまへんなぁ。
境内に「穴観音」の看板が有り、穴の空いた小石が納めてあり、どんな観音さんなのか見ようと思ったが、小さくてよぉ~わからんかった。
また境内には「多羅葉」と言って、葉の裏を傷付けると黒くなって文字が書け、「葉書き」の原型だという木もあり、ホンマは1枚葉をむしって、黒くなるか試してみたかったのだが・・・
次ぎの15番札所「浄円寺」へは長い道のりで、しかもあんまり変わり映えのしない風景です。
ボオッ~と自転車を漕いでたもんだから、目印にしていた郵便局を見落としちまい現在地がわからんようになっちまった。
たぶん、この付近だろなぁ・・と思って漕いでたら、道端に札所「浄円寺」が有る「文殊寺」の看板が有り、ホッ・・と一安心。
この看板が無かったら、まだかなぁ・・・と疑いながら先へ行ってたでしょう。
文殊寺門に「退門」と書いてあるので出口のようなので、見ればもう一つ門が有り、へえぇぇ・・・出入り口を別々にして専用門を作ってるのも珍しいでんなぁ。
15番「浄円寺」観音堂の戸は開かなかったが、この寺も新しい花を石仏に供えてあります。
供えられた花を見れば、だいたいその寺の姿勢がわかり、どちらかと言うと枯れた花を入れたままの寺の方が多い。
観音堂内には天井絵が有り、年代が過ぎたためか、だいぶ色が薄くなってますが、鳥や花の絵(一番上の写真)などは丁寧に描いてあり、かなりの人の作品だと思う。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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