HOME > 遍路・巡礼 > 「遠江33観音霊場」目次と地図 > 15 納め札
巡礼日 2014.5.23 掲載日 2015.1.24
時間が有ったので、明日やる予定にしていた遠江33観音霊場の27番札所「慈眼寺(永宝寺)」もやる事にしました。
ただ・・該当札所付近の地図を持って来てなかったのですが、たぶんわかるだろう・・と思い「道の駅・掛川」を出発。
そしたら、あぁたぁ~・・・・「影森」付近で地図にはT字路になっており、たぶん新しい道が出来て十字路になったと思うが・・と立ち止まって、しばしウロウロ・・・
自分を信じて左へ折れ、軽い山越えをした所の交差点に、27番札所「永宝寺」看板とタヌキのような置物が有りました。
この付近までは地図が有ったのですが、この先からは無かったので看板が有り、ホッ・・と一安心。
27番札所「永宝寺」境内には屋根付きの籠が有り、「野猿」と言って、ロープを手繰りながら池を隔てた向こう岸まで行けるらしく、寺の許可を貰えばタダで載れると看板に書いてあります。
ネットで「遠江33観音霊場」を下調べした時に、そお言えばこの「野猿」が紹介されてました。
話しの種にと、いやがる越後屋に「野猿」に乗せ、「揺れるぅ~・・何やら・かんやら・・」とギャアコラ言うのを無視して、こおいう風に乗るのかと記念写真を撮りました。
あっ・・ちなみに、たぐり寄せるのに手が疲れるらしいので動かさず、乗ったカッコウだけです。
永宝寺境内に有る27番札所「慈眼寺」堂前には大きいダンボールが置いてあり、中に木像が入っており首から札をぶら下げてます。
札には「だれか心優しい人、カワイソーなアタイを拾ってください。」と書いてあるのかと思ったら「納札は、この中に入れろ」というような事が書いてありました。
木像を良く見ると、捨てられたカワイソーな「マッチ売りの少女」かと思ったら、どうやら小便小僧のような気がする。
何で小便小僧なのか?・・やっぱりこおいう場合、憐れみを乞うならば「マッチ売りの少女」とか「シンデレラ姫」「白雪姫」のような、キレイなネーチャン像の方が良いのだがなぁ。
それよりもダンボール箱に箒などが一緒に入っており、「納札入れ」と言うよりもゴミ箱という印象を与えます。
中に置いてある像も捨てられているような憐憫の印象が、もんのすごくして、まじまじとダンボール箱に入ってる像を見ると泣いてるように見え、これはヒドイと思う。
例えσ(*_*)のような信心のカケラも無い人間でも、納札には一応タテマエ上でも願文を記載しており、また他の人達もそれなりの気持ちを込めて納札を入れているはずです。
それを箒の入ってる、ゴミ箱同然のようなダンボール箱に入れさせるというのは、いかがなものか・・・
当然、σ(*_*)の大事な納札は、そんなゴミ箱扱いされている所へは入れず、わざと逆らって賽銭箱の中に入れましたが、なんかモンクありまっか?。
四国遍路した時にも、某札所で目の前で納札を焼却炉に放り込んで燃やしているのを見たが、参拝者の心を問うために存在する寺ならば、もおチット配慮が有っても良いのにぃ・・・と思う、今日このごろ・・。
菊川市へ戻るので、ついでに28番札所「正法寺」へも寄りました。
「正法寺」境内に生えている針葉樹の分かれ枝に、細い白い花が咲いており、木に寄生している花でしょうか?
それとも、わざわざ木に埋め込んで咲かせているのでしょうか?・・だれか知ってたら教えてね。(右の写真)
境内には、痩せ細って杖に縋り付きながらも、やっと立ってる仙人のような像もあります。
札所「正法寺」本堂の戸が開いたので久々に内に入り、参拝準備しているとジサマが来ました。
リュックを背負っていたので聞いてみると「歩いて札所巡りをしている」と言い、へえぇぇ・・この遠江33観音霊場で初めて歩いてる巡礼者を見た。
ジサマも上がって横に座って参拝し始め、σ(*_*)もちょうど尺八を吹き始めたところで、ジサマは真言のようなのを唱えます。
ジサマが越後屋と話してると、寺の奥さんが「留守して、すみません」と言いながら外から帰ってきました。
奥さんに納経帳を書いてもらいに行ったジサマが、お盆に茶を入れて持って来てくれ、ジサマの仲間だと思われたらしい。
それだけだと思ってたら、やがて菓子まで持って来たので礼を言うと、「今、納経帳を書いてもらってるので、お手伝いだ。」と言います。
ホンマはジサマと巡礼の話等をしたかったのですが、ジサマは寺の奥さんと話しているので、茶碗などを返しに行った時に礼を言って先に帰りました。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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