HOME > 遍路・巡礼 > 遍路・車中泊「用具紹介」 > 車中泊-5 ベッドと収納
2012.4.7 掲載
車中泊する時は、寝床と収納に苦労しますねぇ。
以前は、単にベニヤ板を敷いてたのですが、このほど車を替えたので、もおチット何とかならんか・・と思い、ベッド兼収納できる物を製作してみました。
製作条件としては、次の2点。
1 寝る場所が凸凹せずに完全水平である事
凸凹が有ると体がキツイ
2 荷物の出し入れは車内でも可能な事。
引出し式の収納だと、雨が降った時に濡れる。
そんなのイヤじゃ、雨の中でも濡れずに荷物を出し入れしたい・・と越後屋が文句言ったため。
3 分解可能で組立接続が簡単な事
釘を打って作れば早いのですが、後部座席の取り外しが有るもんで・・
そんな条件で
1の対策
1×6フィートの木材を並べて、その上にベニヤ板を分割して切って敷けば水平になるじゃろう。
2の対策
1×4の木材高さの空間も利用すれば、そこに少しは荷物が収納できる。
両側から自由に開く事が出来る蓋式にする。
右側はσ(*_*)、左側は越後屋と分けて収納すれば、文句が出ないじゃろう。
実は、朝の歯磨き道具とか、風呂道具を取り出すのに、プラ容器箱をその都度引っかき回して探していたので、何とかならんかと思ってたんです。
3の対策
木工の「組み繋ぎ」技法で作る。
どうしても釘などで接続しなければアカン箇所は、ボルト・ナット締めにする。
これが、材料全部一式です。
ちなみにベニヤ板の厚さは9mmで、縦枠は1×6フィート板を使用
先ずは後部座席を取っ払い、この後部座席が占める空間だけでも、プラ容器収納箱2つ分ほどの荷物が収容できますからなぁ。
広くなった荷台に「縦枠」を並べます。
「横枠」「縦枠」共に凹部分が有りますが、別にカッコ付けた飾りではありまへん。
木工細工で「組み繋ぎ」という方法が有り、お互いの凹部を噛み合わせると、互いにズレないという特徴があります。
上手に作ると噛み合わせた箇所面が「縦・横枠」共に凸凹無く真っ平らにできます。
で・・製作したのですが、やっぱりシロウトなもんだから、チビッと凸凹しちまった。
(^O^)ナハハハ・・・と、笑いながら凹部同士を噛み合わせて組立ますと、こんなんが出来ます。
この「組み繋ぎ」の技法は、凹部を広くすると枠が入り易いですが緩くなり、逆に狭いと入りまへん。
入れる木枠幅のギリギリか、チョイト狭い感じで作ると良いらしく、詳しい事は木工サイトで検索して調べてください。
ちなみに、この「組み繋ぎ」とか「ほぞ切り」等を日曜大工で、何度か作った事がありますが、一度程度の製作ではたぶん成功せず、余裕が有りすぎてガバガバになるか、木槌で叩き込まにゃアカンでしょう。
何事も経験ですがなぁ・・トッツアン、ガンバりゃあ出来る!!・・。(^O^)カカカカカ・・・
縦枠を置いて後部座席の足下箇所に「ヨッコラショ」と言いながら座ると、空間になってるので「ガクッ」と転がります。
ここ大事な所なのですが、知ってましたか? そりゃあぁ、見ればわかりますわなぁ。(^O^)
そこで「縦枠」に柱を着けて「ガクッ」とこないようにしました。
釘などで打ち付ければ早いのですが、どおしても取り外し可能にしたく、ボルトで「柱」と「縦枠」を貫通させました。
ボルトは側面は2本、真ん中は1本にしましたが、側面も1本で良かったかもしれない。
枠内の一マス毎が、区切られた収納箇所になります。
そいで、ベニヤの「蓋」を入れて完成したのら!(^^)!
この平らな所で、ノビノビと寝るのら。(^O^)
「蓋」は一番上の写真を見ればわかると思いますが、裏側に4つの木片が打ってあります。
これは「縦・横枠」内側を一つの収納BOXと考え、蓋がずれないようにした物です。
蓋を開けると、こんな感じで荷物が収納できるのら。!(^^)!
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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