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  久比岐自転車道「虫生岩戸」付近、「越後33観音霊場・只一人」紀行文 H19.10.9 巡礼   H21.9.5 UP


自転車旅行の遍路と話す/越後33観音霊場・只一人

四国霊場を巡ったアンチャン

 「茶屋ケ原」から、再び海岸際の「久比岐自転車道」を歩きました。久比岐自転車道「吉浦」付近、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 「有間川」手前の所で、自転車旅行しているアンチャンと出会い手を上げて挨拶しました。

 多分そのまま通り過ぎながら軽く挨拶する程度だろおと思ってたんですが、自転車が止まり少し話しをしました。

 アンチャンも四国遍路をしたらしく、笠を被って歩いてる人を見つけて、すぐに四国を巡った人だとわかり懐かしく思ったと言います。

 そおでしょうなぁ・・こんな梵字の書いてある笠被って歩く物好きな人は、四国遍路した人だけやろなぁ。久比岐自転車道「有馬川」付近、「越後33観音霊場・只一人」紀行文
 それ故に、わかる人にしか、この笠はわからんと思う。

 四国遍路では七子峠でガケから落ちてケガしたと言い、その傷跡が左手にあり見せてくれました。

 そんなに危ない所が有ったかなぁ・・と思って聞くと、雨が降ってた時で地元の人が「危ないから」というのを聞かずに行き、水が流れている所付近で、ガケ崩れが起きていて、そこで落ちたと言います。

 そおいえば、七子峠へ行った時、あそこの滝みたい水が流れてる付近で、余りにも急な箇所のためオートバイがひっくり返った跡らしいのが有りました。

 σ(*_*)が越後33観音霊場を巡ってると言うと「そんな霊場、有ったの?」と言い、そやろねぇ、ほとんど知られてないだろねぇ。

西国霊場

 話しが西国33観音霊場になり、アンチャンも自転車で回ったそうで、久比岐自転車道「有馬川」付近、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 「西国霊場はヒドイ所で、やる所(巡拝する箇所)では無い」
 「何で?・・拝観料を、ふんだくるから?」

 「それも有るけれど、納経所が閉まる数分前に来た人が居て、どうなるかなぁ・・と思って見ていると、自動的に扉が閉まり、納経に間に合わなかった人がいる。

 時間前なのに・・腹がたったから、自分のブログにおもいっきり、その寺の悪口書いてやった」
と怒ってました。

 まぁ、そこら辺は四国も、よぉ~似た所もありますからなぁ。久比岐自転車道「長浜」付近、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 気分を害する事も多々有るらしく、そおいうのがイヤで、σ(*_*)は納経帳を作らないでいます。

 西国霊場は、まだ全部巡ってませんが拝観料を取る所が多く、拝観料の金額を問題にしているのでは無く、寺のそおいう考え・姿勢が、もんのすごく気にいらん。

 寺の維持費等に対する援助を求むため拝観料を取るというならば、その主旨をきちんと記して金額を決めず、あくまで任意の「志」とすべきだと思う。

 それでも不足するようならば、寺内で紫の衣を着て白足袋を履いてボオッ~と座ってるんじゃなく、ワラジ履きで托鉢行をしながら仏道を伝えて喜捨してもらい、野宿しながら全国を巡るのが本筋じゃなかろおか。

 σ(*_*)のような小汚いカッコウしていたら、だれも喜捨してくれんが、本職の僧職の人が、それなりのカッコウをして主旨を説きながら托鉢すれば、それなりの喜捨が集まると思う。

一遍路の托鉢行

 そんな事、出来ない・無理だとは言わせない。

 四国で、無名で全く組織力も無い一遍路だった高見さんと言う人が、荒れ果てた法海上人堂や痕跡も無くなった松尾大師を見て、側を通る遍路の協力を得たり浄財を求めて、見事にお堂を再建させた実績がある。 久比岐自転車道・米山方向を望む、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 その事を思えば、拝観料を取るよりも、寺の名前や組織力を総動員して、坊主達が托鉢すれば、堂を再建するよりも簡単に維持費くらいは集まると思い、要は寺の「やる気」の問題ですわなぁ。

 貴賤を問わず参拝に来る全ての人に対して平等で、来る者を拒まないのが寺のはずであり、料金を払った人だけが参拝出来るというのは、観光利益で商売をしているのならば、まだしも・・・あっ、すまん、寺は商売だったのね。久比岐自転車道、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 全部巡っていない西国霊場は、機会があれば続きを巡るつもりですが、もし二度目を巡る機会が有った時、拝観料を取る寺は、寺内に入らず山門前で尺八を吹いて参拝しちゃうおうと思うが、たぶん西国の二巡目は無いだろなぁ。

 その点、今まで巡った四国・秩父・会津・越後霊場は、拝観料を取らないから、何度でも巡りたい。

親不知

 「親不知」の話しになり、
久比岐自転車道,「越後33観音霊場・只一人」紀行文
 「一部歩道みたいのは有るが、途中に柵が有って、自転車は柵を越せないかもしれん」
 「自転車旅行者にとっては、親不知は最大の難所になってる」と言います。

 そやろねぇ、歩く人にも自転車の人にとっても、現代に残された最後の難所じゃろねぇ。

 日焼けして丸々と太ったアンチャンで、ブログ「走れ!voodoo」(リンク切れのよおです)の「仁王」さんでした。

食堂探し

 アンチャンと別れ、自転車道も国道沿いになり「有間駅」で一休みするつもりでしたが、駅の入口がわかりません。

 途中バス停も有ったのですが、有間駅の入口は、まだ先だろおと思っていたので休まず、結局通り過ぎてしまい道端の日陰で一休み。 久比岐自転車道、たにはま駅付近、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 国道沿いなので食堂位は、そこらにゴロゴロ有ると思ってたのですが、無いですなぁ・・・

 「谷浜駅」付近にも食堂が無く、駅だから何か有ると思ってたんだけれど・・・歩道橋の下で一休み。

 腹減ったあぁぁぁぁ~・・・こおいう時のための非常食である「オデンの袋パック」を持っていたのですが、国道沿いで食堂が有ると思いこんでいたので、今朝荷物を軽くするために食べちまってました。

 カロリーメイトは、食べる気がしないし・・チョコレートを3粒食べて出発。

非常食

 余談ながら、インスタント食糧に「チキンラーメン」が有ります、ほれ・・あの「お湯掛けて3分待つ」の元祖で有名な・・・久比岐自転車道・長浜海岸、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 あの「チキンラーメン」をお湯ではなく、水で戻したらどおなるか?

 水はたいていの場合、何とか手に入る可能性が有るので「チキンラーメン」を水で戻して、食べる事ができたら、もんのすごく助かるなぁと思い、越後屋に言うと「またアホな事を・・・」という冷笑の嵐を耐え、背に受けながら試して食べてみました。久比岐自転車道・名立方面を望む、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 結果は・・・ゲッ!!・・・・・・・ふやけてマズいし、とても食えたモンではなく、まだ、そのまま囓った方が良いと思う。

 どんなモンだった?と思われる方は、ぜひ水を入れて3分間待って試してください。

 越後屋が「ほれ見た事か、やあぁぃ~・・。 笑ってやれ。ギャハハハッハッ・・」と、すっかり喜ばせちまい、くそっ・・こいつにだけは、笑われたり喜ばせたくはなかった。 久比岐自転車道「虫生岩戸」付近、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 「アルファ米」といって、水でふやかす非常食も有るが、ちと高いからなぁ。

 今の所、携行非常食糧は、値段・中身の量・味・手に入り易さ等から最適なのは、スーパーで売ってる「オデン」パックだと思う。

 しばらく歩いてると岬の先端にコンビニが有り、助かったぁ・・ホッ

 今回は、よぉ~コンビニに助けられたなぁ。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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