H19.10.9 巡礼 H21.9.9 UP
「久比岐自転車道」の終点は、直江津市内に入る国道と、居多浜海岸へ行く旧道の別れ道の所です。
そこには「祝 完歩!!」「おつかれさんです。!!(ハァ~ト)」と書いたプラカードが出迎えており、アーチには「くす玉」がブラ下がって、テープ・紙吹雪が舞い散る中、キレイなネーチャンが花束を抱えて微笑みながら駆け寄ってくれ・・・んなワケ無いわなぁ・・
「出口」の看板だけが出ており、だれも出迎えてくれず、側の国道では車が何事も無いように、トットと走り抜け・・ちょっとサミシイ。
「居多ケ浜」海岸へ向かう旧道を歩いてると「親鸞上人上陸の地 居多ケ浜」と書いた看板がたっており、今は直江津海水浴場となって、けっこう広い砂浜です。
季節外れのため閑散としており、数グループの家族連れとか、若いカップルとか、波乗りの人が点々としています。
親鸞さんが来た時、波が静かな時だったのでしょうか。
荒れてた場合は船から下りるのもタイヘンだったでしょうなぁ・・なんせ、波乗りをしてる人が居るような浜だから。
居多浜に立ちて静かに海を眺め、この浜に親鸞さんが流され上陸したのかと、しばし瞑目・ご苦労を偲び合掌すると、思わず涙が頬を伝い・・というような事は、σ(*_*)のような不信心モンには当然無く、浜茶屋材料置き場の日陰で疲れたなぁ~・・とダラシなく足を投げ出して休むのみ。
地図を見ると、国分寺へ行くには少し先でY字になってる道を右に上がったほうが良さそうなので、どの辺かなぁ・・とフラフラ探しながら歩いてると、何となく小高い所へ上がっていく少し狭い坂道があります。
まさかあれでは・・と思い、ちょうどジョキングしているトッツアンが来たので聞いてみると、やはりその坂を上るのでした。
坂の麓まで来ると、潮風で錆びちまった国分寺への案内板と「親鸞上人上陸地」と書いた看板があります。
浄土真宗の信心深い人達が、この居多浜に来ると、きっと涙を流して浜を拝むかもしれん。
坂を上がった所に、上陸記念の公園と、まだ新しいお堂らしき物が有ったが、信心が足りんので寄らなかった。
これが、まだ弘法大師さんの因縁が場所だったならば、遍路していて親しみがあるので寄ってみようか・・という気になるのじゃけれど・・・。
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