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 黒姫山観音堂、「越後33観音霊場・只一人」紀行文  H20.7.3 巡礼    H22.3.27 UP


9番札所「黒姫山観音堂」/越後33観音霊場・只一人

 「磯之辺」へ向かって歩きながら刈羽黒姫山を振り返ると、山頂とはそれほど高低差がありません。「磯之辺」より黒姫山を望む、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 鵜川神社からは下界を眺めれたので、こちら側からも神社が見えるかもしれんと思い探しましたが、どこが神社かよぉ~わからず、たぶん、この付近だろお・・というのは想像出来ますが・・・。

 幅広い車道を歩いてると道端に石碑が有り立て札があり「日本棚田100選」と書いてあります。

 刈羽黒姫山・山頂で鵜川神社から麓を見た時はゴルフ場と間違ったのですが、この付近は「日本棚田100選」に選ばれてるらしい。日本棚田100選、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 カーブを曲がった所にチッコイお堂が有り、何かなぁ?と思いながら近寄ると「黒姫山」とデッカイ額に書いてあります。

 フゥ~ン・・・村のお堂なのかな?・・と思いながらさらに近寄ると、その入口脇に「越後三十三番 第九番札所」という看板が掛かっており、エエッッ~・・・こんな所にぃ札所がぁ?黒姫山観音堂、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 あっ!!・・そおいえば麓の「広済寺」は、本当の九番札所では無く、「磯之辺」に本当の観音堂が有ると下調べしていたが、場所がどこかわからず、ここだったのかぁ。

 単に「広済寺」を目指すだけならば、他の旧道・峠を越えて行く事も出来たのですが、昔の人になったつもりで最短コースを考えると、この刈羽黒姫山越えしか無いと思い、山越えしたのですが、やはりこの道筋で良かったのだ。黒姫山観音堂・階段、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 ワッハッハッハッ・・どおじゃ、この推察力にまいったか・・と自慢したかったが、だれも誉めてくれんので一人で自己満足。

 それにしても「黒姫山観音堂」は、伝統有る「越後33観音霊場」札所にしては、失礼ながらえらい貧弱というか、サミシイ建物というか・・・看板が無かったら、農作業用の物置と間違っちまうでぇ。

 前頁に記載したように、この「黒姫山観音堂」は元は刈羽黒姫山・山頂に有ったのを明治初年に、この地へ移したらしいですが、この歩き巡礼中の時はそのことを知りまへんでした。 黒姫山観音堂、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 そのため車道脇に建っていたためか観音堂を見た時は、いかに木立に囲まれていると言えども、あんまり霊的雰囲気がないなぁ・・と思ったのが正直な感想です。

 本来ならば、ここで尺八の参拝するのがホントなのでしょうが、どうも道路端というのが落ち着かなく、参拝しませんでした。

 そのまま車道を降りようか・・と思った時、車道を越えた「黒姫山観音堂」前に階段が有ります。

 ふぅむ・・ひょっとすると観音堂前でUカーブしている車道をショートカット出来るかもしれんと思い階段を下りると小道が続いており、民家の脇を行くと車道へ出て200mほどショートカットできました。

  十二神社、「越後33観音霊場・只一人」紀行文         十二神社・彫刻、「越後33観音霊場・只一人」紀行文
十二神社・石碑、「越後33観音霊場・只一人」紀行文
 これに味をしめて、他にもショートカットできないかと思って、細い道へわざわざ入ると「十二神社」へ出ました。

 「十二神社」って珍しい名前で、あんまり聞いた事が無いでぇ。

 境内の隅っこの小高い所に石碑が集まって建っています。

 石碑は元から有ったのか、それとも散在していたのをここに集めたのか、わかりません。

S字カーブ、「越後33観音霊場・只一人」紀行文     S字カーブ・一休み、「越後33観音霊場・只一人」紀行文   S字カーブ、「越後33観音霊場・只一人」紀行文

 この「磯之辺」集落から麓の「坪野」までは、コンジョのひん曲がったようなS字カーブの連続です。

 何とかショートカット出来る道がないかと期待し、探しながら歩いたのですが、あまりにも急斜面といよりも崖と言った方が良い地形なので、ショートカットの道は有りまへんでした。

 昔から、この道が通じていたのか・・はたまた、向かいの山斜面を這っている道が旧道だったのか・・・距離的には、どちらも同じようだったので、こちらを通りました。
     S字カーブ、「越後33観音霊場・只一人」紀行文         S字カーブ、「越後33観音霊場・只一人」紀行文
 


  刈羽黒姫山、「越後33観音霊場・只一人」紀行文←前頁「刈羽黒姫山」へ  次頁「じょんのび」へ→じょんのび、「越後33観音霊場・只一人」紀行文


 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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