H20.7.6 巡礼 H22.5.5 UP
テクテクと「越後33観音霊場」の11番札所「大福寺」へ向かって歩いてると、神社の境内でリヤカーの周りで何かをしています。
そうか、この付近の地域では防災訓練やってたから、消防ポンプが動くかどうか試してるのかもしれん・・と思いながら神社脇を通り過ぎました。
「八竜新田」集落の中に入ると、防災服を着た人達が各家を回っており、たぶん逃げ遅れた人が居ないか確認してる訓練だと思う。
家から出てきた防災服の一人に、挨拶したついでに札所「大福寺」への道を聞くと丁寧に教えてくれ、礼を言って歩き出すと、防災服の人達も各家訪問も終わったのか後ろを歩いてきます。
やがて集落の中央付近に、避難してきた大勢の住民が道端に立ったり、座ったりしながらこちらを笑いながら見ており、なんか、イヤな予感がするなぁ・・・。
ふと、後ろを振り向くとσ(*_*)の後ろに、防災服の役員達がゾロゾロ・・・そのさらに後ろには先程の神社で見たリヤカーが走って来て、消防ポンプではなく、ケガ人役が一人寝ています。
避難した集落住民達にしてみれば、春のイベントか祭りの山車でも見るように、リヤカーが来るのを楽しみに待っているように見え、そおいう行事の最中に、偶然にもσ(*_*)がその先頭を歩く露払いの役割を担っているような形になってます。
そのうち役員とリヤカーが追い付いて来て、それを見て避難住民達の中には笑いながら写真撮る人までいました。
きっと村民は、ほほおぉぉ・・今年の防災・避難訓練は、例年と違って先頭に見慣れん笠を被り、杖を持った小汚いカッコウした者が、前触れとして歩く事にしたのか・・と喜んでいる感じで、最近の役員も、なかなかイベントの趣が高じてきたのおぅ・・と思われたような気がする。
気のせいだけなら、もんのすごくウレシイのだが・・
避難住民達から好奇心満載のオーラを浴びながら、σ(*_*)の前をリヤカーが追い越して行き、道の脇に有るテントの中に入りました。
そこに段差が有り、リヤカーがガクンと振動したので、寝ていたケガ人役が頭を打ち「イテェ~・・!!」
ドオッ・・と笑う観客の住民達・・・さすがに拍手する人は居なかったが・・。
テント付近に小さいお堂があり、そこにも木喰上人の仏像が有るかな?と思い中を見たかったのですが、ババ共がお堂前の階段にデェ~ンと笑いながら座っており、これからの展開を楽しみに待っています。
ここでババ共を追っ払ってお堂の中を見たら、おババ達にすれば、ここでまた何か変わったイベントでも始まるのかと期待されると困るので止めといた。
もし、そんな中で尺八なんぞ吹いちまったら、そりゃあぁもお完全に、住民の注目の的になり、防災訓練どころじゃ無く、ケガ人役まで何が始まったのかと見に来るかもしれんからなぁ。
お堂の所から横道に逸れて地図を確認していると、先程の防災服役員がわざわざ追い掛けて来て「あらあぁ・・こっちの道へ曲がったのか・・ここからも行けない事もないが、この道をどうのこうの・・」と言って札所「大福寺」への道を教えてくれました。
すんまへんねぇ・・・ケガ人の介抱とか、なかなか言うことを聞かん住民への説明やらをしなければアカン、忙しい時だろうに・・
それとも露払いで笑わせてくれたイベントに一役買ったので、そのお礼だったのでしょぅか。
ホントはσ(*_*)も防災訓練の様子や、ケガ人役がその後どおなったか・・と、いらん心配して見物したかったのだが、なんせシャイの性格なもんで、よぉ~見ませんでした。
タンボ道を行き、川沿いの林の中を歩くと、草むらの中に石碑が3個有り、何の石碑かは確かめなかった。
登川に架かる橋を渡ると、正面に「越後33観音霊場」の11番札所「大福寺」駐車場があります。
「大福寺」はそれなりの大きさで、境内には古い大きな銀杏の木が生えており、わりと落ち着いた雰囲気を保ち、境内にベンチが有ったので、そこで一服してから参拝。
少し休んでから越後三十三観音霊場ではないが、一応この付近では有名処の「雲洞庵」を話しの種に寄ってみる事にした。
「枝吉」集落へ向かう時、なるべく近道しようと農道を歩いていると、「登川」付近で地元の人達が道普請で除草作業をしていました。
こっちはヒマそうにホッツキ歩いてるが、このクソ暑い中を一生懸命働いてるのを見ると悪い気がする。
「枝吉」にも小さいお堂が有ったので、ここにも木喰仏が・・・と思い、楽しみに中を覗いたら神社でした。
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