H21.5.17 巡礼 H22.6.30 UP
「浦佐」に「浦佐毘沙門堂」が有り、本当の寺名は「普光寺」と言う寺らしいですが、その寺よりも境内にある「毘沙門堂」の方が有名のよおです。
「越後33観音霊場」の札所では有りませんでしたが、近くなので寄ってみると、山門は日光の陽明門と似ており見応えのある山門です。
山門の天井には、龍の絵が丸く描いてあり、それも一つなんてケチなもんじゃなく2つも描いてあります。
山門からすぐに渡り廊下?のような回廊になっており、なぜか大きい蝋燭が並んでおり、これは冬の寒い時期に普光寺の祭りの時、大きい蝋燭を抱えて持ち歩き、裸で押し合いするらしく日本三大奇祭の一つだそうな。
回廊の突当りには大きい不動明王が番をしており、ネットで調べて見ると石仏としての不動明王としては日本一となってました。
その不動明王の前に、やっぱり大きい石で出来た手洗場があり不動明王の前から清水が出ており、その水の溜まってる石を「うがい鉢」というらしい。
毘沙門堂に入って尺八を取り出し、仏前で心を静める準備をする前に尺八を両手で持って捧げようとした時に、堂内でお守りとか納経をする坊さんが奥から出て来ました。
たぶんダメとは言わないでしょうが、一応断りを言うのが礼儀と思い「尺八で献笛させてもらって、よろしいでしょうか」と言うと「良いですよ」と言い、それでは・・と、再び心静めて尺八を捧げ持つと、その動作を見ていて「内に入って良いですよ」と声を掛けてくれます。
さようですか・・と、遠慮なく横から入らせて貰いましたが、内部へ入るには拝観料金が要ると入口に書いてありました。
まぁ内部拝観するので無いが、せっかく入れてもらえるので、ツッカケを脱いで中に入り正面を外した柱の方で尺八参拝させてもらいました。
献笛が目的なので参拝が終わった後、ついでに内部拝観までしていく・・・という厚かましいコンジョも信心も無いので、素直にそのまま尺八の袋が置いてあるベンチへ戻り尺八の手入れをしました。
手入れしてる時、坊さんと「どこから来た」等の少し話しをしました。
普光寺・境内に「役行者」の石仏が有ったので真言宗系統かもしれず、後で調べてわかったのですが、本尊が大日如来だったので「阿字観」も吹いておけば良かった。
普光寺を出た隣に「千手院」という寺が有りましたが、あまり見所も無さそうなので境内へは行きませんでしたが、その付近に「薬師清水」と言うのが有るので、そちらの方を探してみました。
川沿いに「千手院」の側を歩くと、「千手院」の庭に小さい池が有り清水も管から出ているのを見て、おぉぉ・・これが「薬師清水」か。
さすが名の有る清水だけあって、惜しみもなく清水がボコボコ流れ出ていると感心して写真を撮りました。
しかし、何の看板も無く一抹の不安が有り、それに清水だったら、人が清水を汲みに来た時のために、それらしく汲みやすくなってると思うのですが、この場は何と無く汲みにくい気がする。
それでも無理して汲もうとしたら、汲めない事は無いが・・・・・ひよっとして、この水は側を流れてる川の水で、「薬師清水」は別の場所に有り、この庭池は、単なる寺の池だったりして・・
そんな不安にかられながら、さらに川沿いに墓場へ向かって歩き、もうこれ以上はホンマに墓場しか無いなぁ・・やっぱり先程の池から出ている清水が「薬師清水」だったのかなぁ・・と思った時、墓場の隅っこに看板が立ってるのが見えました。
試しに行って見ると、最初は「ゴミ捨てるな」という看板かと思ったら、それが「薬師様の清水」の看板でした。
で、現物の清水は?・・・地面に石で囲った場所に水が有り・・おいおい、案内看板の絵とは、ずいぶん違うでぇ・・案内看板の絵では、岩の間から清水が流れ落ちて池になってるのにぃ。
まぁこの現状を見れば、有りのままの絵を描きたくないという気持ちも、わからんでもないが・・・
σ(*_*)のように、そそっかしい人間ならば、先ほどの「千手院」庭の池が案内看板の絵と良く似ているので「薬師清水」だと思い込み、その水を汲んで有難く思いながら茶を入れ、これで長生き出来ると喜ぶかもしれない。
「千手院」池付近に、せめて「これは薬師清水ではありません、清水は墓の所です」位の看板が有ってもええと思うけどなぁ。
場所を知らない人だったら、たぶんσ(*_*)と同じように「千手院」庭の池が、それだと思って勘違いすると思う。
はっ?・・そんな風に思うのはσ(*_*)だけですか?、す・・すみません・・・反省します・・ホンマに心がこもっていない、形だけ表面的だけですが・・・。
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