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「越後33観音霊場」地図と目次
> 80 弘誓寺(13番札所)
H21.5.17 巡礼
H22.7.10 UP
老舗と伝統の継承/越後33観音霊場・只一人(弘誓寺)
越後掘之内駅
西又川沿いの車道をテクテク・・・ほとんど車は通りません。
越後堀之内駅に着いて一休み、時刻は午後2時頃。
今回の巡礼期間は今日までなので、ここで区切って家へ帰るか、次の「田川」集落に有る「越後33観音霊場」の13番札所「弘誓寺」まで行くかどうか迷いました。
地図を眺めながら、けっこう疲れたなぁ・・・・帰りの汽車時間がわからないので、駅員に尋ねると親切に教えてくれ、ミニ時刻表までくれました。ありがとさんです。
次の札所「弘誓寺」まで2km程度で、何とか予定する汽車にも間に合いそうなので行く事にしました。
「和長島」付近を歩いてると、爆音と共に自衛隊機が低空で悠々と飛んでおり、どっかの国が領土侵犯して来たので追っかけてるのかと思った。
弘誓寺
「田川」集落に「弘誓寺」の看板が出ており、それに従って行くと線路の向こう側に寺が有り、線路の上に横断橋が架かっており、きっと鉄道が出来る前は、山門でも有って、すんなり入る事が出来たんでしょう。
越後33観音霊場の13番札所「弘誓寺」へ来るまでは失礼ながら、無人の小さい庵クラスかなぁ・・と思ってたのです。
しかし来てみると、ちゃんと人が住み、寺もそれなりに大きく、堂も新しい感じで建替えしたようです。
見えていた堂は本堂かと思ったら、それが観音堂で、横断橋を降りた正面の鉄筋コンクリートの建物が本堂?らしかった。
四国で言うと香園寺のような感じでしょうか・・檀家からモンク言われなかったろおか?、まぁ・・・時代の流れと言えば、それまでだが。
老舗の味
話しは少し変わって、最近
「うまい料理の方程式(服部幸應)」
という本を読みました。
その中で
「人々の嗜好はどんどん変わって行く。時代に合わせてもっと旨い味を提供してこそ老舗の意味がある。
ガンコと言えば聞こえがいいが、何にこだわるか本質的な所を見据えず、ただ「昔の味」にしがみついているだけの店は、老舗とはいえない」
と書いてあり、そおだなぁ・・と思います。
堂の資材がコンクリートに変わるのは仕方がないが、形まで現代風のビルディングになるのは、本質的な所を見据えてないような気がする。
また伝統芸能の一つである尺八についても、上記の「味」を「音色」に、「老舗」を「伝統流派の尺八奏者」に置き換えたら、どないになるでしょうか。
いくら昔からの伝統では、こうだったのじゃからと言って、尺八の音が半音が高いまま吹くというのは、現代音楽に慣れてる人にはどのように聞こえるのか・・・と、いらん余計な事を思ふ、今日このごろ・・。
あっ、そおいう事は正当な伝統を尺八を重んじてる人達が考える事で、ドシロウトのσ(*_*)が心配する事ではありませんでしたね、すんまへん。
観音堂
話しを戻して・・・観音堂の扉が開いたので、内に入って参拝しました。
ここの観音堂の案内看板は、四国88カ所に置いてある案内看板と同じく、白目の小僧さんで久々に見た。
「北堀之内駅」まで真っ直ぐな道を歩き、今日の予定はオシマイ。
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恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏
「阿字観」
を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
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