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 大杉公園・蓮華寺、「越後33観音霊場」只一人・紀行文  H21.8.5 巡礼  H22.10.2 UP


旧道の見落としと蓮華寺「大杉公園」/越後33観音霊場・只一人

旧道の見落とし

旧道、「越後33観音霊場」只一人・紀行文   「越後33観音霊場」只一人・紀行文    山道の出口、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

脇野町体育館の横より人家が密集している道へ入り、学校グラウンドの横を通り過ぎて、しばらく行った時に道を間違えた事に気付きました。

 それまでもチラチラと地図を眺めており、地図には赤鉛筆で道筋に線を入れておいたんたんだけどなぁ・・。

 実はそこへ来る途中の町外れに、壊れかかった倉庫と道の風景が、何とも言えん哀愁を帯びた情緒だと思いデジカメで写真を撮ったのです。

 その後、ふむ・・すぐ先に農道(実は旧道)との分かれ道が有るなあ・・と思い、ジロッと道を眺めて地図も確認したのですが、旧道へ入るという事をコロッと忘れており、そのまま歩きやすい舗装道路をついつい歩き続けちまったのですねぇ。旧道出口、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 あの時、旧道へ入るのだという意識が有ったら間違わなかったのにぃ・・トシですなぁ、思いこみが有って・・こおやって、ガンコジジイとなり若い衆から嫌われて行くんでしょうなぁ。

 よっぽど引き返して予定の旧道へ戻ろうか・・と迷いましたが、すでに1kmほど来てしまっていたので、少し距離が伸びますが、このまま車道を歩く事にしました。

 地図を見れば、この先に少しショートカット出来る破線の道が有り、ひょっとしたらその道を歩けるかもしれんと思いましてなぁ・・・破線の道というのがチト気になったが・・。

 車道を歩いてると、草に覆われかかった山道が有り、これが地図上での破線の道だと思い、少しその山道へ入って確かめてみると、山道の形跡らしいですが人が余り通った感じではありません。

 歩いて行けない事はないが、もしも途中で道が切れていたらマズイので、ここは安全策として車道へ戻りました。「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 しばらく歩き、先程の山道の出口じゃないかなぁ・・と思われる所を見つけ、草を掻き分けて確認すると、やっぱし道跡らしいのが有ります。

 何となく草木が生えていても、山道の出入り口の形状は、わかるようになってきた。

 これもキノコ採りやら、ゼンマイ採りで鍛えて来た勘なんでしょうなあ。

 頂上付近に林道が有り「三ケ池」と書いた看板が有りますが、それ以外何の説明も無く、その林道が麓から通る予定であった旧道の出口ような気がする。

蓮華寺

 車道はS時カーブで下り坂となり、「蓮華寺」集落が見える高台から、すぐ下に寺の屋根が見えます。「蓮華寺」集落、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 ちょうどそこの脇道に鎖が掛かっている道が有り、その道を通ると寺へ行くような気がしたが、寺が集落のどの付近に位置するのかわからんので安全策を取り、そのまま舗装道路を降りました。

 大きくUカーブになった最初の家の前で、オババと孫・母の三人が話しており、挨拶をして「小木の城へ行くには、どのように言ったら良いのでしょうか?」と尋ねると、オババが「この道を行き、橋を渡り左へ行って・・、右行って・・左へ行き・・・」と何か難しそうな事を言い始めます。

 確かに、「蓮華寺」集落から「小木の城」へ行く道は、地図を見てもよぉ~わからず、ネットで調べてもよぉ~わからなかったので不安の場所でした。

 とにかく「最初の橋の付近の所で、もう一度だれかに聞け」という事で、双方お互いに納得しました。
「蓮華寺」集落、「越後33観音霊場」只一人・紀行文
 その最初の橋が見える付近に、やっぱりジサマと孫が遊んでおり、この集落はジジ・ババが孫守する風習なのでしょうか。

 ジサマに道を聞くと「そおやのおぅ・・あそこの道から行ってもええが、まぁ・・あの橋を渡って左へ行けば小木の城へ行ける」と、やっぱし右やら左やらと言います。

 よっぽど難しい場所なんでしょうなぁ。 左へ行く道の箇所に、看板か何か有るか?と聞けば有るらしい。蓮華寺、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 礼を言って橋へ行こうとしたら、T字路の右に何かの看板が有り、見ると「蓮華寺」の説明で、先程見えた寺の屋根は、やはりここだった。

 それほど大きい寺ではないが、「蓮華寺」の地名にもなっている寺で歴史は有るらしく、門前だけデジカメで撮影して中には入りませんでした。

 橋を渡って川沿いに歩き、左側へ行く道が有る所で、丁度そこへ5・6人の子供達と先生が歩いて来たので、先生に聞くとその道で良く、大きな杉を目印に・・と言います。

 さっきのジサマも「大きい杉がどうのこうの・・」と言ってたが、付近を見渡しても杉の木が沢山あり、しかもどれも同じような大きさに見えるので、どれが目標とすべき「大きい杉」かわからん。

大杉公園

 まぁ、この地には「大杉公園」ちゅうのが有るのがわかっていたから、まずはその公園に行ってみようと思いました。大杉公園、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 左へ入る道に「大杉公園」への小さい看板が有りましたが、草木の葉で覆われて半分ほどしか見えず、教えられなかったら看板は見落としていたじゃろなぁ。

 坂道を上がったカーブの左側に小さい神社が見え、Y字路の倉庫のような所に「大杉公園」の看板が貼ってあったので、大杉公園の方へ行きました。

 大杉公園に行くと山側に案内看板があり、展望台へ上がる階段もあったので、ほほおぉぉ・・この階段を上がって「小木の城」へ行くんかな?

 大杉公園には、人影は見当たりませんが車が数台停まっています。

 管理舎の中に入ると、ちょうど管理人のトッツアンが居たので「小木ノ城」へ行く道を確認すれば、先程見たチッコイ神社へ向かう道がそれでした。

 良かったなぁ・・聞いといて・・・知らずに展望台の方へ行ってたら、ドエレエ目に遭う所だった。
大杉公園、「越後33観音霊場」只一人・紀行文
 ここでも「大杉」という単語が出てきたので、聞いてみるとそのチッコイ神社に「大杉」が有るらしい。

 地元の人達は神社境内に「大杉」が有る事を知ってるので、知ってる事を前提で話しますが、初めて来た者にはそんな所に杉が有るどころか、神社も有るなんて事も知りまへん。

 σ(*_*)なんか「大杉公園」のどこかに「大杉」が有り、それが公園名になったのだと勘違いしてたでぇ。

 管理舎のベンチで、地図を眺めながら昼食を取り一休み。

 管理人はたぶん地元の人だから、先程通った時に有った「三ケ池」の事と旧道の事を知ってるだろおと思い管理舎へ行くと、丁度昼飯を食ってる所です・・すんまへんねぇ・・食事中・・・

 「三ケ池」と思っていたが管理人のトッツアンは「みついけ」と言い、どおも看板の「ツ」の字が薄れて「ケ」の字に見えたよおだ。

 聞く所によると、その付近に小さい池が三つ有ったが、今は1つだけが残ってるらしく、σ(*_*)が通る予定だった道は、やはり旧道で「三ツ池」の林道出口に出て来るらしい。

 あちゃあぁ・・やっぱしなぁ、あの時に戻って旧道を歩いておけば良かったかなぁ・・と思ったが、もお遅く、次回に巡礼する事が有れば通る事にした。

 ベンチでしばらく休んでいると、子連れの2家族がバーベキュウセットを持ち込んで来ました。

 芝生も生えてるので、子供を遊ばせるためにも家族連れには良い所だと思う。

七社宮と大杉

七社宮・蓮華寺、「越後33観音霊場」只一人・紀行文   七社宮・蓮華寺、「越後33観音霊場」只一人・紀行文      「小木の城」へ、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 大杉公園を出て、教えてもらったチッコイ神社である「七社宮」へ行き、「七社宮」は小さいですが、大きい杉の木が境内に立っており、根を護るため板張りの散策路も有ります。

 境内の案内看板を読むと境内を整備した時に古鏡が出てきて平安時代の作らしく、杉の樹齢も1200年と、けっこう歴史が有る神社のよおです。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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