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 北子命神社、「越後33観音霊場」只一人・紀行文  H21.8.6 巡礼  H22.10.27 UP


良寛空庵跡/越後33観音霊場・只一人

暑い日差し

 島崎川(別名:落水川)の近くで昼飯にしようと思いましたが、場所的には山肌に隆起した地層が見え、「落水の滝(と言うらしい)」も眺めれて良いのだが、どう探しても日陰が有りません。 島崎川「落水の滝」、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 まいったなぁ・・道端に座り込んで飯食うとなると、車が通ってホコリっぽいし・・ホームレスが、こんな所で飯を食ってると思われるかもしれんしぃ。

 海岸側の駐車場にベンチが有るのも見つけたので、そこで昼飯にする事にしました。「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 時は真夏で、海水浴客が砂浜にピーチパラソルなんか立てて遊んでいます。

 ベンチに座ると、近くで麦藁帽子を被った人が海の方を見ており、海水浴客が溺れないか監視しているんでしょう、暑いのにたいへんでんなぁ。

 そおいえば出雲崎の街並を眺めフラつきながら写真を撮ってる時、電池切れしたので入れ替えてると、水道検針のジサマから「暑いのにご苦労様」と言われた。 日本海、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 たぶん作務衣・笠姿なので坊さんのタグイと思われたんじゃろなぁ。

 いえいえ、こっちは好きでフラついてるので、σ(*_*)よりも年取ってるのに一生懸命に検針の仕事してるジサマにこそ「ご苦労様です」と言いたかったのだが、両手がふさがっており、さらに口に町のパンフレットをくわえていたので「エヘヘヘ・・」と愛想笑いしか出来なかった。

 ベンチには当然屋根が無く、日陰の場所が無いので笠を被ったまま食事したが、笠を取らずに食事したのは、今回が初めてだった。

十二神社と山田海岸駅

 十二神社、「越後33観音霊場」只一人・紀行文          十二神社・彫刻、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「山田」集落に入ると、道脇に「十二神社」というのが有り、そのまま通り過ぎようか・・と思ったが、神社の彫物がチラッと見えたので寄ってみました。 「寺泊山田」集落、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 彫物は、そんなに精巧な造りではなかったが、明治時代の帽子を被った人がエラソーに立っており、側に職人風の人が控えているという珍しい図柄です。

 どおいう云われの有る彫物なのじゃろ。

 袖の所にも彫物が有り、欄間と同じ彫り具合なので、同一人物が彫ったんでしょう。

 山田海岸駅、「越後33観音霊場」只一人・紀行文       山田海岸駅、「越後33観音霊場」只一人・紀行文      北子命神社、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「山田」集落を抜けた所に駐車場と建物が有り、内で休めるかなあ・・と喜んで行くと鍵が掛かっており中に入れず、あちゃあぁぁ・・一応「山田海岸駅」という看板が掛かっているんだけど、駅はお休みなのか・・路線が廃止されちまったのか・・・ 。日本海、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 近くに案内看板があり「山田海岸 磯浜生体学習広場」となつていたが、学習が有る時でないと、この駅は開かないのかな?

 山田海岸駅の日陰で一休み・・ここへ来るまでは全く日陰が無かった。

 駐車場の向こう側に「北子命神社」と「不動明王」の小さい建物が有り、出発する時に寄ってみると、神社の高台下から湧き水が流れており、水を汲む容器が転がっていたので飲みました。

 どうせならば「何とかの名水」とウソでもええから看板を出しておけば良いのに・・。

良寛空庵跡

「良寛空庵跡」の碑、「越後33観音霊場」只一人・紀行文      「良寛空庵跡」の碑より海岸を望む、「越後33観音霊場」只一人・紀行文      「良寛空庵」が有ったと思われる付近、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 テクテク・・歩いてると、飲み屋の看板のような物に「郷本空庵跡」と書いてあり、側に石碑があります。

 ほほおぉぉ・・なんか面白い伝説でも有ったのかと思い石碑を読むと「良寛空庵跡」と大きく書いてあり、その横に「自是在西方海中十メートル処」と彫ってあります。

 どおやら良寛さんは、この石碑から10m先の今となっては砂浜が無くなり、海になっちまった庵で住んでた事もあるらしいですなぁ。

 帰ってからこの「空庵跡」をネットで調べると、庵というよりも「塩炊き小屋」で良寛さんは塩焼きの手伝いアルバイトしていたらしく、「塩炊き小屋」に旅の僧が住み着き、良寛ではないか?と思った人が実家に知らせて確認され、帰るように言ったが居なくなっちまい、数年後、五合庵に住んでたとか・・。

 また、火事を出したので村人が怒って良寛さんを生き埋めにしようとしたが、良寛さんは一言も弁明しませんでした。湧き水、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 あわや・・という時に通りかがった人が「何故、生き埋めにされかかりながらも一言も弁解しないのか?」と尋ねると「人が興奮している時、何を言っても無駄な事だ」と答えたので、えらく感心して良寛さんを助けたそうな。

 まぁ確かに興奮している人には、何を言っても無駄ですわなぁ、さすが良寛さんは、よぉ~知っていなさる。

 以上は「谷川先生 良寛詩歌講座」からの抜粋で、リンクを貼ろうとしましたが、上手くいきませんでしたので検索で確認してください。井戸、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「郷本」集落の川を渡った時、ふと山側を見ると屋根の有る小屋と、側に石碑が二つ立っているのが見えたので、何じゃろ?と野次馬コンジョ出して見に行くと、その付近から湧き水が流れており、自転車を止めてジサマが体を拭いています。

 ジサマに小屋とか石碑の云われを尋ねたが、聞こえているのか、σ(*_*)の言ってる事がわからんのか「あん・あん・・」と言うだけで小屋を指さして頷くだけです。「寺泊郷本」付近、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 小屋へ行ってみると、たぶん清水が湧き出てると思われる源泉に蓋がしてあり、正面に不動明王が奉ってありました。

 蓋の上には柄杓が置いてあるので、水を汲んで行く人も居るのでしょう。

 石碑は「二十三夜塔」と「月山 湯殿山」で、きっと昔の人達はここで一休みして水を飲んだのでしょうなぁ。

 さきほどジサマが体を拭いてた所の水が勢い良く流れ出ており、飲んでみましたが、ここも隠れた名水だと思う。

民主党はどこの国の政党なのか

 再びテクテク・・・ 「寺泊大和田」付近、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 向こうから自転車旅行の日焼けした若者が来たので、手を上げると笑顔で「こんちわー」と言って通り過ぎて行きます。


 「寺泊」の旧道へ入り、道端の車庫・日陰で一休みしていると、衆議院選挙が始まるので、宣伝カーが走り回っています。

 俗に言う「お花畑の党」と言われる民主党が来たので、無視して疲れた足の手入れをしていたら、「ありがとうございまぁ~す」とスピーカで言うので顔上げたら、窓から顔出して手を振って行きやがった。 「寺泊金山」付近、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 うるせえ、「お花畑の党」なんか支持してねぇぞ。

 それにしても、最近の民主党には腹が立つなぁ、ルーピー鳩山から始まって次々と・・世界から笑われるドシロウト丸出しの国会運営。

 そいでもって尖閣諸島での衝突ビデオを国民に公開せず秘密にするとは、どこが「開かれた政党」「透明性の有る政党」じゃ・・民主党に都合の悪い事は、国民から「秘密にして覆い隠す政党」ではないか。

 中国に対して何を気兼ねしとるんじゃ、いったい、どこの国のための政党かと声を大にして言いたい。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます


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