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 野宿道具、「越後33観音霊場」只一人・紀行文  H22.6.6 巡礼    H23.1.19 UP


新潟市内「みなとトンネル」/越後33観音霊場・只一人(真城院)

新潟市内の越後33観音霊場・25番札所「真城院」

 日を改めて数日後、再び新潟市・白山駅より出発しました。 新潟市内、「越後33観音霊場」只一人・紀行文
 今回は一週間ほど連続して巡礼する予定なので、寝袋とかテント・銀マットなど野宿用品一式も担いで行きました。(上の写真)

 白山駅から白山神社まで行ったのは良いが、市内の「三越」方向へ行く道を近道しようと思ったら間違って狭い道に入り込んでしまい、向こうから来たアンチャンに道を尋ねましたが、新潟市内の「三越」付近も今は寂れっちまい・・・昔は賑やかだったのですがねぇ。

 気のせいか車の通る数量も昔より少なく、閑古鳥が鳴いてるような気がする。

 ビルが立並んでる真ん中付近より、少し外れた本通りを歩くと「越後巡礼第25番」と大きい看板が出ており、やや狭い参道の奥に越後33観音霊場の第25番札所「真城院」が有ります。真城院・入口、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「真城院」の本堂内入口はガラス戸で囲ってあるので温室のように暑く、賽銭箱が置いて有り本堂内には入れないよおで、あまりにも暑いので入口の戸を開けると少し風が入った。

 ガラスで囲まれているので響きが良いだろおなぁ・・と想像した通り、もんのすごく音が反響して響きが良かった。

 参拝が終わり尺八の手入れをしていると、境内に居たオバハンが声を掛けて来て、「ものすごく綺麗な音で、素晴らしかった。」とお褒めの言葉を頂戴した。

 普段は誉められるような事なんぞしてないもんだから、こおやって、たまに誉められるとウレシイでんなぁ。!(^^)!

 「ありがとうございます。周囲がガラスで囲まれているので反響して、響きが良いのですよ。」真城院・門、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「どこかで教えておられるのですか?・・はぁ、そおですか。お弟子さんなども・・はぁ・・そおなんですか。」等・・と、いつも聞かれるパターンが展開。

 「女の人でも、尺八吹く人は居ますか?」
 「今の若い人達のうちでは、女の人の方が尺八を吹くよおですよ」

 「たまに尺八を吹きに来る人がいますよ」
 「へぇぇ・・私のように越後33観音霊場を巡ってるのでしょうか?」

 「私達と一緒に越後33観音巡りをした人が居て、その人がたまに来て吹いていきます」

 オバハンはお寺の人で、ツアーか何かで越後33観音霊場を一緒に巡った事があるのでしょう。

 オバハンが寺に戻りσ(*_*)も出発準備をしている時に、真城院・境内へ自動車が入って来ました。

 車から中年の夫婦連れが降りて、ダンナさんは庫裡へ行き納経帳にハンコを押してもらいに行き、奥さんが賽銭担当の役割分担しているらしく本堂へ来たので挨拶しました。真城院、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 出発のために笠を被ってるのを見て、奥さんが「歩いてるの?」と尋ね、後から来たトッツアンに「ほらほら・・見て、この人、歩いてるんだって・・」と報告します。σ(*_*)は見せ物か・・・(^O^)

 トッツアンが杖・笠の姿を見て「やっぱりそおでないと、ご利益が無いわねぇ」
 「いえいえ、ご利益なんちゅうもんは、求めるもんじゃ有りまへんでぇ。」と言ったが、それ以上の難しい事は言ってもわからんと思い言わなかった。

 奥さんが「巡礼中に、またどこかでお会いしましょう」と言って別れましたが、以後会う事は無かった。

「旧新潟税関庁舎」と「みなとトンネル」

旧新潟税関、「越後33観音霊場」只一人・紀行文   旧新潟税関・室内、「越後33観音霊場」只一人・紀行文    入船みなとタワー、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「真城院」を出発して、せっかくだから信濃川沿いの「旧新潟税関庁舎」へ寄ってみました。

 外観は明治風建物ですが、建物内部は、それほど見るべき物が有るという訳ではない・・まぁ、なんせタダだからなぁ。

 この先に有る「みなとタワー」から「みなとトンネル」へ入る方法が地図を見ただけでは、よぉ~わからなかったので受付のネーチャンに尋ねました。入船みなとタワー・展望台、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 ネーチャンはパンフレットを取り出し丁寧に説明してくれましたが、車ではトンネルを通った事が有るが、歩いて通った事は無いよおです。

 実はこの「みなとトンネル」は車は通行が出来るのを知ってましたが、歩いても渡れるのはネットで調べるまで知りませんでした。

 この「みなとトンネル」を歩いて通行出来なかったら、「万代橋」を渡って遠回りして「太郎代」へ行かねばなりません。

 教えられた道をテクテクと暑い日差しの中を歩き、「みなとタワー」が見える付近で公園になってるような道があり、そこを行けばタワーへ行けるような気がして、行ってみると正解でした。入船みなとタワー入船みなとタワー展望台より、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 まずはタワー内のベンチに荷物を置いて、少し休んでからエレベータで展望台へ行き、日本海側は見えるが、港・新潟市街方向はトンネルの排煙煙突がジャマして見えず、わざと港方向を見えないよおに作ったのかな?

 対面側のタワーも同方向に煙突があるので、港側が見えないよおな気がし、「みなと」と名付けるからには、新潟港も見えるように設計した方良かったと思うが・・・。

 ちなみに、こちら側のタワーを「入船みなとタワー」と言い、トンネルを通って港を隔てた対面側のタワーを「山の下タワー」と言うらしい。

新潟みなとトンネル・入口、「越後33観音霊場」只一人・紀行文    新潟みなとトンネル・距離看板、「越後33観音霊場」只一人・紀行文   新潟みなとトンネル・内部、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 「みなとトンネル」の歩行用出入り口は、タワー内からも入れますが、外からは近くの地下横断歩道のような出入口からで、ぜいたくな事に車道の両側に設置されているらしい。

 「みなとトンネル」内は涼しく、それほど心配した圧迫感も無く、ジョキングや散歩している人も居ました。

新潟みなとトンネル・構造図、「越後33観音霊場」只一人・紀行文        新潟みなとトンネル・出入り口、「越後33観音霊場」只一人・紀行文

 この「みなとトンネル」は信濃川の下を潜ってる海底・・いや川底トンネルで、ここから川に入る付近だよぉ~・・と図示してあり、これで魚が泳いでる姿なんぞ見れたら最高なんだけどねぇ。

 対岸の「山の下みなとタワー」側で地上に出た時、方向感覚が無くなり、どちらへ向かって歩けば良いかわからなくなりました。

 そばに居た、子連れの若いトウチャンに尋ねて歩き出しても、それでも今一つ現在位置・方向がわからなく、もう一度オバハンに聞きました。

 最初は空港方向の道を聞いたのですが、「太郎代観音」へ行く予定だったので、むしろアッサリと「太郎代」へ行く道を聞いた方がわかりやすかった。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「阿字観」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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