H22.6.6 巡礼 H23.1.30 UP
夕日を背に受け、テクテクと「道の駅 豊栄」へ・・途中、福島潟放水路の橋上から釣りしてる人がいましたが、あんまり釣れてるようではありまへん。
「横土居」集落を抜けてタンボ道から「道の駅・豊栄」が見えます。
この「道の駅・豊栄」は車用道路パイパス沿いに有るため、車は簡単に入る事が出来るようですが、σ(*_*)のような別の道から来た歩きの者は、どこから入ったら良いかわからず、農道を通って「道の駅」の柵を乗り越えて入りました。
「道の駅・豊栄」敷地内をまず偵察し、野宿に適さないようだったら近くの「黒山駅」を第二野宿候補にしてましたが、高台に屋根付きの休息所が有り、人も来さそうでないので、ここで野宿する事にしました。
まずは食堂でウドンを食べて夕食にして、その後、野宿候補地にした高台のお休み所へ荷物を持って行き、改めて周囲を確認した。
周囲には囲む壁は無いが、柱の陰で野宿すれば良いかな・・と思い、荷物を持って柱の陰に置いたが風が当たるようです。
テントを張るならば絶好地だが、σ(*_*)は簡易なツェルトしか持ってなく、ツェルトはどちらかと言うと非常用テントなので風に弱い。
先程ウドンを食べた食堂が7時に終わり、それに応じて付近の売店やら資料室も閉鎖して、内部施設としては自販機の部屋だけが開いてるようです。
よっしゃあぁぁ・・食堂の前が施設の突き当たりのような場所になってるので、人がほとんど来ないだろおと思い、そこのベンチまで再び荷物を担いで引っ越しました。
野宿場所が決まったら寝るまでがヒマなので、外に出て駐車場から離れて車も少く尺八を吹いても、それほどジャマにならんだろおと思うベンチに座って尺八を吹きました。
駐車場まで聞こえないように、遠慮して「そおっ・・」と小さい音で吹きましたが、これが今までと違って力を抜いたような音に聞こえ、「リキミの無い音」とは、こおいう音なのかもしれんと改めて思った。
四国遍路した時、庵の坊さんから「流派に伝わる、どんなにツマランと思えるような口伝でも、それを大切にしろ」というアドバイスを受けた事が有ります。
σ(*_*)の流派では特に口伝のような物は有りまへんでしたが、σ(*_*)の師匠がその先生より教えられた言葉に「そっと吹きなさい」と言われたと教えてくれた事があります。
σ(*_*)の場合は、この「そっと吹きなさい」が口伝だと思っており、その言葉を忘れた訳ではなく、意識もしていたのですが、やっぱりどうしても、そっと吹かず、どこかに力が入ってたんでしょうねぇ。
それが暗闇の中で遠慮しながら吹いてると「リキミ」が感じられず、かと言って弱々しい音ではなく、ううむう~ぅぅ・・・こおいう事だったのか・・。
尺八を吹き終わり、野宿場所のベンチでゴロンと寝ようとしたが、どうも体が痛い。
銀マットをナイロン袋に入れて持って来ていたのですが、出すのが面倒だったので敷かなかったのですが、あまりにも体の痛さに耐えきれず、銀マットを出して敷いてみると、かなり痛みが減った。
やはり野宿するには「銀マット」が必需品で、久々の野宿初日だったので、寝付かれず酒買っておくの忘れたなぁ。
夜中に5・6人の若い男が、自販機前のベンチで大声で20分ほど談笑した他は静かだった。
翌朝起きて自販機へコーヒーを買いに行くと、自販機室内のベンチでホームレスの男が一人寝ており、トッツアン、ええ場所を見つけたなぁ、この部屋は暖かいもんねぇ。
灯りが点いていて、ちと眩しいかもしれんが・・σ(*_*)は、ここまで堂々と人が来るベンチでは、よぉ~寝れない。
昨夜、自販機に買い物をしに来た人は、近くで寝ていたσ(*_*)を見て同じホームレス仲間と思ったかもしれん。
この「道の駅・豊栄」は全国で一番最初に出来た「道の駅」だと書いてありました。
外に出ると、昨日は暗かっので気が付きませんでしたが、すぐ近くに「とよさかダチョウファーマ」と書いた看板が有り、柵の中にダチョウが飼われており、ダチョウを始めて見ました。
そお言えば「道の駅・豊栄」の土産に、ダチョウがどうのこうの・・という土産品が有ったような気がしたが、これだったのね。
ダチョウだけかと思ったら、何でかわからんがニワトリも一緒に飼われてます。
どこかの養鶏場から鳴き声が聞こえると思ってたが、こいつが朝の早くから鳴きおったんだなぁ
高台の休息所にテントが張ってあるのが見え、起きてたら話ししようかな・・と思ったが、まだ寝ているようなので起こさなかった。
自転車旅行の人らしく、やっぱり同じ野宿者同士、野宿場所の目の付け所や考える事は同じですなぁ。
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