H22.6.12 巡礼 H23.4.4 UP
「出湯温泉」より「村杉温泉」へ向かってテクテクと歩いてると・・・道端の木陰に、微笑みを浮かべた美少女が立ってるではありませんか。
ワァオ~・・・どおする、トッツアン!!
・・こんなウレシイ歓迎は、ここ最近無かったでぇ。!(^^)!
1m位の高さの彫刻で、変な物を置くよりも良く、なかなか味な事をしますねぇ。
だれが置いたのか知らないが、なかなかユーモアのセンスがあると思う。
「村杉温泉」の街並みは「出湯」よりも道幅が狭く、道端に「薬師温泉 共同浴場」が有りました。
その前に廃屋となったと思われる旅館跡が有り、これはこれで情緒が有ると思うが、ちと周囲の新しい建物から浮いてる感じはする。
共同浴場の脇道を上がると、源泉小屋と足湯が有り、その対面側道路脇には水がドンドコ出ており、これが「薬師の清水」かな?。
ここら付近は帰る時に探検する事にして、まずは「村杉薬師堂」へ。
途中に露天風呂が有るらしく、中が見られないように竹垣で厳重に囲まれていましたがダイジョウブかなぁ・・?
村杉薬師堂の「47段の階段(と看板に書いてあった)」を上がり、境内の奥に「薬師の夫婦杉」というのが注連縄をまわして立ってます。
たぶん一本の杉から、二本に枝分かれした杉なので、「あぁたぁと私は一心同体」という仲良し夫婦をあらわしているのでしょう。
露天風呂へは人が出入りしてましたが、この「村杉薬師堂」まで上がって来る人は、あまり居ません。
村杉薬師堂で尺八を吹いて参拝してから、境内を見回すと草むらに赤い布がチラッと見え、ゴミでも捨ててあるのかな?と思って近寄ると、草むらに埋もれたお地蔵さんが一つ・・赤い布は地蔵さんのヨダレ掛けだったのです。
きっと草むらに隠れてサミシイ思いをしていた地蔵さんが、σ(*_*)に見つけてくれるように助けを求めたのでしょう。
カワイソーだから地蔵さん付近の草枝をポキポキ折って、少しは地蔵さんが見えやすいようにしていると、地蔵さんの前に配管樋が通っており少し水が流れてるのに気がつきました。
おぉぉぉぉぉっっっっっ!!・・・・・これぞまさしく、世に伝わる薬師如来さんと地蔵さんが、共に仲良く手を取り助け合い、励ましつつ衆生の苦しみを救わんがために、赤いヨダレ掛けを我にチラチラチ見させて、「ここに霊水有り、世間にその所在を知らしめよ」としたのではないじゃろおか・・・と勝手に良い方へ想像する。
その配管樋を目で追うと、薬師堂の脇にブロックを積んだ所へ行き着き、そこから水が落ちてるようです。
近寄ってさらに水源方向を見ると、パイプ先が地面に埋まっており、ポンプで地下水をくみ上げているのではなく、山際付近の湧き水が自噴しているようでした。
そお言えば、このブロックで作った水汲み場のような所には、バケツや薬缶等が置いてあり、ここが本当の「薬師の清水」の元である源水かもしれない。
するってぇと・・先程の源泉小屋近くに有った水がドンドコ出ているのは何だったの?
ホンマだったら、ここへ「薬師の清水」と言われる霊水を汲みに来るのが、信仰深いそのスジの方々にとってはアリガタイのだろうが・・階段を上がるのがタイヘンなので来ないのだろなぁ。
地蔵さんも草むらに隠れそうになっている状態だったので、ひょっとしたら、もうこの「薬師の清水」と思われる霊水の存在は忘れ去られてしまい、だれも水を汲みに来ないのかもしれない。
村杉薬師堂の階段を下りて、先程の足湯へ行ってみると、源泉小屋の前に有る手押しポンプからトッツアンが温泉の水を汲んでいます。
汲み終わるのを待って、側に有ったコップで温泉を飲んでみると、温泉だから熱いのかなと思ったが、どちらかというと生温く、味もほとんどしません。
ふぅ~ん・・こんなのでも温泉なのかな・・と思ったが、側に「源泉分析表」が貼ってあり、「無色・澄明・無味・無臭 源泉温度24.5度」・・ふうむ、知らないで飲んだら生温い普通の水と思うかもしれん。
対面側に有る水がドンドコ出ている所では、車で水を汲んでいく人もいます。
たぶん、これが世間で言われている「薬師の清水」と言われてるのでしょうが、でもホントは階段を上がった先程の「村杉薬師堂」脇の水だと思う・・・だれか、その辺の経緯を知っていたら、教えてね。
この水も飲んでみると、足湯の温泉水と違って冷たかった。
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