HOME > 遍路・巡礼 > 「越後33観音霊場」地図と目次 > 149 菩提寺山
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「白玉の滝」より林道を進むと、林道脇に車を止めて昼寝している人が居て、仕事をサボッているのかな?
少し進むと右へ「新潟県森林浴の森百選」の杭が立っており、菩提寺山への看板も立っており、オマケに近くの木に、親切にも「クマ出没注意!!」 と貼ってある。
山道は「普談寺」へ行く時に通った名も無き峠の山越えをした道と違って、道幅も広くて草も生えておらず歩きやすい。
おぉぉ・・・さすが「森林浴の森」、これでクマが出て来る心配さえしなけりゃ、言う事無しなんだが・・と、しばらく行くと「菩提寺山 山頂石→」と書いた白い立て杭があります。
石って・・、どこに石が有るんじゃ?・・山頂から転がり落ちたて来た石でも有るのかなぁ?
わざわざ杭まで設置してるのだから、さぞかし名の有る石で、カワイソーな伝説の一つ位は有るんだろお・・と思って、矢印方向を見渡したが何もなく、珍しくも無い草が生えてるだけです。
なあ~ぁも、有りゃせんでぇ・・とブツブツ思いなから山道を・・ヘッヘッヘッ・・・あんさん、そりゃあぁ・・何も無いわ。
「石」じゃなく「右」の字だったんだから・・この事は家に帰ってから、写真を確認して始めてわかり、たぶんその付近に枝道が有ったので杭を設置したのでしょう。
あの時に杭をよぉ~く見直せば良かったんですが、年を取ってガンコジジイになっちまい、思いこみが強くなってたんですねぇ。
次いで「臍(へそ)清水」の立て杭が有り、山斜面の岩肌が濡れていて水が伝わり落ちてます。
側の杭にコップが有ったが、水垢がついてたので、それで飲む勇気は無く、手で水を受けて飲んでみました。
伝説によると、親孝行な息子が夢枕に立った観音様の教えに従い、病気の母親に飲ませて直ったらしいとか・・でも何で「臍」の字がついたのでしょうか。
σ(*_*)も近眼と糖尿病に引っ掛かりそうなので、出来る事ならば直して欲しい。
少し山道を上がると林道とぶつかり、看板が有りましたが林道の右・左どちらも「菩提寺山山頂」になってまおり、おいおい・・これじゃあぁ、案内看板の役目してないでぇ・・ どっちへ行けばええんじゃ?
ただ、だれが設置したのかわかりまへんが、別の看板が近くに立っており、それには右へ行く矢印と「菩提寺山山頂」と書いてあります。
他に何か頼りになる物は無いか?と付近を探すと、草むらに埋もれかかった「一夜堀」と書いた白杭と地図が立ってます。
説明書きでも有ればも、まだ「ほほおぉぉ~・・」と感心して見るのだが、何を一夜で掘ったのでしょうか?・・だれかカシコイ人、「一夜掘」の云われを知ってたら教えてね。
それはそうとして、σ(*_*)としては菩提寺山山頂へ行くつもりは無く、そのまま「門前」集落方面へ降りたいだけなんだけどなぁ。
地図を見ると、どうも右の山頂方向へ行けば、やがて左に降りる道が出てくるような気がしたので右へ行ってみました。
少し行くと、白杭が有り、おぉぉ・・麓への降り口か?と喜んだら「一夜清水」と書いてあります。
この付近の看板には、やたらと「一夜」という単語が書いて有るが、何か云われが有るのでしょうか?・・これも、だれか知ってたら教えてね。
この「一夜清水」への道は、だれかが草を刈ってくれているようで、草に悩まされる事なく行けました。
清水を飲んでみると、言っちゃあ悪いが先程の「臍清水」よりも水量が多く冷たく感じ、なぜかこの「一夜清水」は観光案内図にも出てませんが、人が知らない隠れた名水だと思う。
「一夜清水」の案内杭の側より、木杭で作った幅広の階段が上に向かって続いおり、階段の途中で左へ降りる道が有るのかなぁ・・と思いながら上がりました。
入口には「注意 この登山エリアには油井戸が点在しています。転落の恐れが有るため遊歩道以外は立ち入らないでください」と書いてあります。
オトロシイでんなぁ・・クマさんも井戸に落ちたら上がれまへんでぇ。
階段を20段ほど上がった時、この先もまだ階段が続いており、地図上での距離や方角から考えても、この先に左へ降りるような道が有るとは思えず、先程の迷った看板の所へ引き返しました。
左へ進むと、この林道は遠回りになる「四十九」集落へ出るだろおと思いましたが、ダメ元で歩くと、すぐに再び林道にぶつかり、ここで地図を再び眺め直すと、これが目当てにしていた「仏路越」への林道のようです。
それにしても看板の間違いで、ややこしい所だったが、この迷ったお陰で、「一夜清水」という予想もしなかった清水に出会えた事で「良し」としよう。
林道を進むと、やがて左に降り口が有り、しっかり看板と「至 橋田」の道標が有り、よかったなぁ。
そのすぐ近くに祠のよう物が有り、なかに石碑が入ってるので近寄ってみると「南無妙法蓮華経」と「ひげ文字」のようなのが書いてあるようで、何となく日蓮宗の墓か何かのような気がする。
山道は途中で石が敷いてある所も有り、下り坂でスイスイと降りれて、途中で一人だけ登って来る人と出会いました。
たぶん、クマ除けの鈴をジャラジャラ鳴らしながら降りて来るヤツがいるなぁ・・と思った事でしょう。
麓に着くと「佛路越え 至 菩提寺山 矢代田」と彫った登山口の石碑が有り、近くに「南無地蔵菩薩」の赤い幟と地蔵小屋があり「坂下地蔵」と書いた白杭が有ります。
付近には駐車場と簡易トイレが有り、休みたかったのですが日陰が無く、すこし行った道端の木陰で一休み。
ここ連日、猛暑で山の中はまだ日陰が有って良かったですが、これが日陰も無いタンボ道とか都会の町並を歩いてたら、ヒボシになって行き倒れになってたかもしれん。
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