H22.7.22 巡礼 H23.6.4 UP
一直線のタンボ道をテクテク・・・太陽がジリジリと照りつけて暑いでんなぁ。
余りの暑さと疲れのため、「中名沢」からまだ10分ほどしか歩いてませんが、道端の木陰に座り込んで一休みすると、自転車で通り過ぎるジャリタレが、道端に座ってる小汚いジジイを怪訝そうな顔して振り返りながら行きます。
それを見送りながら、お前もちゃんと勉強しないと、σ(*_*)のように道端で座り込んで休むような人間になるでぇ。
車が通りすぎる窓からも、オババがジロジロ見ていきます。
σ(*_*)も好きこのんで道端に座ってるんじゃなく、できればもお少し人目のつかない所か、それなりの所で休みたかったのだけどなぁ。
ホントは世間の皆様が許してくれるんならば、ここでそのまま昼寝したいくらい疲れてるんです。
なんせこの状態でも、頭の片隅にわずかに残っている、ほんのチョッピリの知性と教養がジャマして、たぶんここで寝転んじまったら、行き倒れと間違えられたと思いガマンしました。
残り少ないペットボトルの生温い茶を飲み・・ゲッ、まずい。
いつまでも休んでると今日の目的地へ着けないので、ノロノロと出発すると5分も歩かないうちに、交差点の所に自販機と店が有りました。
やったあぁぁ~っっ!(^^)!・・・砂漠の中でオアシスを見つけた感じで、さっそくアイスクリームを買い、店先の道路端に座って食べるのもミットモナイので、そこらに有ったビールのプラ箱を勝手に引き寄せて座って食べました。
アイスを食べて体を冷やし、続いて缶ジュースを飲んで、やっと生き返った。
ボケッ~とそのまま口を開けて休んでると、先程から配達のためバイクでウロウロしていた郵便屋さんも、暑さに負けたのか、オートバイを止めて自販機へジュースを買いに来ました。
実はσ(*_*)も以前、わずかな期間ですが郵便配達のアルバイトしていたので、どこへ行ってもあの制服姿を見ると、ついつい懐かしく思い、同じ制服を着た職業の人達が、仲間意識が芽生えるのが制服の威力じゃろなぁ。
郵便屋さんに自分も同じ配達していたと言って、少し配達の話しをしました。
「このクソ暑い中を、真っ黒の制服は、だれが考えてもオカシイですわなぁ」
「うちの会社は、センスが悪いですからねぇ」
うん、ホンマに、だれもがそう思っており、上層部の考えてる方針は、ホンマにお役所的な考えをしてると思う。
白状するがσ(*_*)も前職は公務員だったが、σ(*_*)の居た前職以上に頭が固く、タテマエ的な事しか言わない職場だと思う。
一番わかり易い例は、何かにつけて書類にハンコを押させ、思わず笑っちまうほどハンコの押す数が多く、前職よりも事務効率が10年以上遅れていると思った。
当然、ハンコを押す方とすれば、どおでもええ事ばっかりのハンコだから事務的にメクラ印を押しちまい、ハンコを押させるのは「ハンコ押したじゃないか」と言う、単なる上層部の責任逃れです。
郵便配達していた同僚の人に聞くと同感したので、朝のミーティングの時に課長にその事を具体的に言って指摘したが、「その内、少なくなるでしょう」と逃げたが、ますますハンコが多くなっちゃった・・・アハハハハ(^O^)、こんな世界です。
お互いに、会社の悪口を言い合って別れました。
村松古城公園には、古い電車が飾ってあり、昔はここに鉄道が有ったらしく、公園には孔雀も居たので羽根を広げないかと待っていたが、何が気に入らんのか、あっち向いて無視されて広げなかった。
村松町に越後33観音霊場の31番札所「正円寺」と言うのが有りますが、これまた分かり難い場所で、なんせ・・この町内の道筋には寺が多いんです。
この付近だろおと思ってオババに聞いて見ると「ここの寺から・・2つ先の寺だよ」と教えてくれました。
教えられた2つ目の寺の看板が「正・・寺」と読めたので喜んで入ろうとしたら、後ろから声が聞こえたよおなので振り返ると、先程のオババが遠くから手を振り、もっと向こうの寺だと身振りで教えてくれてます。
見慣れない小汚くて汗臭いモンが寺を尋ねたので、気になって間違わないかと、ズウッ~と心配して見守っていてくれたんですねぇ・・すんまへん。
今度はまさしく目指す札所・正円寺に着き、「越後霊場 第31番札所」の白杭も確認したので、遠くで見守ってくれたバアサンに手を上げて礼をしました。
正円寺・境内に入り左を見ると堂が有り、何と無く観音堂のような気がしたので、そちらへ行ってみました。
堂の額は崩し字なので、よお~わからんかったが、真ん中に「音」という字らしいのが書いてあったので、たぶん観音堂だと思い・・いや・・もう日暮れ近くで疲れていたので、もう間違っていてもええから、ここは観音堂だと言う事にしちまって、尺八を一曲吹いて参拝しましたが、間違ってたら、ごめんね。
堂の横には石がゴロゴロ置いてあり、何でこんな所に珍しくもない石ころ置いておくんじゃ?
側の看板には「「五輪線刻塔婆」 自然石に五輪塔を線刻した一種の供養塔。鎌倉時代のものといわれる」と書いてあります。
どれどれと思って見ると、おぉぉ・・確かに普通の石ころに、線で五輪塔が描いてあるじゃねえか・・ この看板がなかったら、単なる石ころだと思ったでぇ。
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