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 尺八を携え歩いた西国霊場 粉河寺 H17.6.5 UP    


紀三井寺の「残月」/尺八を携えた西国33観音霊場記

3番「粉河寺」

 西国33観音霊場の2番札所「紀三井寺」と3番札所「粉河寺」へは、市内や車道を歩く箇所が多いので車と列車を利用しました。粉河寺 山門

 順番から言うと2番「紀三井寺」なんでしょうが、家から出発した都合により、3番「粉河寺」を先にしました。

 なお1番札所「青岸渡寺」は熊野古道記に掲載しています。

 町の狭い道を3番「粉河寺」へ行くと、駐車料金500円取られるようです。粉河寺 境内

 金を払ってまで、どおしても寺に参拝したいと思うほどの厚い信心が有るわけでもありません。

 単なるケチンボな人間なので、よっぽどこの寺は省略しちまおうかと思ったのですが、それでも、せっかく来たんだからと付近にタダで車を置ける所がないかと探しました。

 そしたら有りましたがなぁ、駅前にコソッと置けそうなので列車を利用するフリして置いときました。粉河寺 出現池

 町の中を歩いて3番「粉河寺」へ行きましたが、この札所も寂れかかってるよおでんなぁ。

 山門を潜った最初のお土産屋で、冷茶をサービスしてくれたので、ついでに腹も減ったのでウドンを食べました。

 食べ終わり札所寺へ行こうとしたら雨が降り始め、店の人が傘をかしてくれると言いましたが、こおいう事もあろおとかと持っていました。

 3番「粉河寺」は広い境内で案内図を見ると堂が一杯ありますが、入れないよおです。粉河寺 庭園

 堂の中に「出現池」が有り、門戸の隙間から覗くと良い庭池でんなぁ。

 本堂前の庭園が珍しいと書いて有ったが、岩と棕櫚がゴタゴタ置いてあり、いかにも作りましたと言う感じで、自然の侘び寂びが感じられず、言っちゃあぁ~悪いがそれほど感銘を受けなかった。

 それよりも、まだ「出現池」の庭園の方が良さそうに思ったが・・・・

 駅へ戻ると5分位で和歌山へ行く汽車が来るので、そのまま汽車で2番「紀三井寺」へ行く事にしました。

2番「紀三井寺」

紀三井寺 裏門   紀三井寺 裏門 彫刻   紀三井寺 本堂

 紀三井寺駅から歩いてると、途中の細い道に西国33観音霊場の2番札所「紀三井寺」の案内が出ており、小さい山門も有りました。

 もおちっと分かり易い看板出してないと、行き過ぎっちゃいまっせぇ・・と思ったけど、後からわかったんだが、これは裏門だった。

 裏門とも知らず、おぉぉ・・・さすが古刹、小さいといえども山門の彫物がええなぁ・・扉の獅子の顔が取れて無くなっていたのが、少しサミシイが・・

 と感心しながら獅子の顔やら、松に止まって休んでるクジャクの彫刻を鑑賞していると、側の小さい小屋からオバハンが「入るのなら拝観料50円」と言われた。紀三井寺 こころの灯台

 はれっ?!金取るの?・・まぁ50円くらいならガマンするけど、500円取るんだったら止めるでぇ。

 本堂で尺八吹いて参拝し終わり、境内には「こころの灯台」という新しそうな寺の形をした塔が有ります。

 当然、こおいうもんはタダじゃないだろおなぁ・・・と思ってたら、やっぱし300円取られる事になっており、塔の上からは展望が良さそうでしたが、あえて入る気はしなかった。

 それでも入口前に置いてある賽銭箱の所から内部を見ると、響きが良さそうな広い構造です。

 よっしゃあぁぁ~試しに賽銭箱の所から内部に向かって尺八を吹き、どれだけの響きが有るか試してみようと思い一曲吹いてみると、うん、やっぱし良ぉ~響きますなぁ・・・本堂よりも、よぉ~響いたでぇ。(^O^)紀三井寺 展望

 吹き終わり、そのまま外を一周できる回廊を歩くと海が見えます。

 賽銭箱の所へ戻ると、先程は戸の陰になっていて人が居たのがわからず無人だと思ってたのですが、料金を徴収する窓口からバサマが声を掛けて来ました。

 「先程吹いていた曲名は、何というのですか?」と聞くので、尺八曲の「手向」だと答えると、「私は「残月」と良く似ているなぁと思って聞いていました。」と言います。紀三井寺

 バサマの口から「残月」という曲名がサラッと出ましたが、まさかここで「残月」という曲名を聞くとは思わんかった。

 「残月」とは三曲(筝・三絃・尺八)で演奏する「地歌」で難曲といわれてます。

 全く興味の無い人が「残月」を聞くと、訳わからん曲なので眠くなり寝ちまうような曲だし・・

 正座してこの曲を演奏すると足がシビレっちまって、早く終わらねぇかと思うほど長い曲だし・・

 「手事」の箇所は早いし・・・

 よっぽどコンジョ出して練習しないと、曲に表情が出ないし・・・紀三井寺 正門

と「~し・・・」が一杯有る難しい「残月」の曲名を、サラッと何事も無げに言うとは、このオババはタダモンではないなぁ。

 σ(*_*)は「残月」を、しばらくやっていないので、どんな曲だったか忘れっちまいましたが、この曲は「追善曲」とも言われており、尺八の「手向」を吹いた曲想と、「残月」の曲想が、どこかで一致していたのかもしれまへん。

 そおいう難曲の「残月」を知ってるバサマは、琴のお師匠様クラスではねぇかと思って聞いてみると、「今はやっていないが昔やっていた」とだけ言いますが、バサマはかなりの人だったと思う。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。


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