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飛鳥にある西国33観音霊場の7番札所「岡寺(龍蓋寺)」は、ドシャブリの雨の中を車で行きました。
駐車料金取るのかなぁ・・と思ってたら、近くの売店からジサマが申し訳なさそうに、言い訳をしながら取りに出て来て、やっぱり7番「岡寺(龍蓋寺)」でも拝観料をシッカリ取られました。
「岡寺(龍蓋寺)」はそれほど広くなく、強い雨の中を尺八参拝してると団体がワァワァ・・言いながらやって来ます。
そのワァワァ・・を尺八の音で黙らせる力が有ればええんだけど、なんせ力不足なのと、雨が降ってるので効力が全く無かった。
尺八参拝が終わって納経所横の休息所へ戻ると、先程の団体が本堂で一生懸命に拝んでるのに、3人ほどサボッて所在無げにタバコ吸ってボケェッ~としてます。
家族の付き合いで、しかたなく信心もねぇのに寺巡りに来たんでしょうか。(^O^)、その心中を察すると、何となくホノボノと笑えます。
せっかく飛鳥へ来たのだから「石舞台」を見に行こうと、雨の中を傘をさして「岡寺(龍蓋寺)」を出て、石舞台の近くまで歩いて来ると、そこでも入場料を取るようです。
雨は降ってるし、どうしても見たいという訳ではないので止めました。
10年ほど前に「石舞台」に来た時は、タダだったと思ったんだけどなぁ。
昔は原っぱみたい所にゴロ~ンと大きい石が転がっていたのだけど、今は外から見る限りでは公園のようになってる感じです。
時間があったので、そのまま川沿いの「周遊歩道」を歩き、西国33観音霊場の札所ではありませんが「橘寺」へ行きました。
ここでも拝観料を取り、案内所で二面石の在る場所を説明してくれたが、それより寺なのに何で門前に狛犬が居るのかと、そっちの方が気になった。
本堂で尺八参拝し終わると納経所のトッツアンが話し掛けて来て「それ何という楽器?・・ふぅ~ん、普通のより長いなぁ・・」という程度の話しを軽くしました。
庭の二面石を見に行き、納経所のトッツアンが「堂の天井絵をぜひ見て行け」と言うので、タダならば野次馬コンジョ出して、何でも見に行くケチンボなので見に行ったけれど、あんまり感動しなかったなぁ。
その堂の前に、「秋の特別公開中」という看板が掛かってる建物が有り、もちタダなのを確認して中に入り仏像を見てきたが、やっぱし信心が足りんので、これも今一つ感動しなかった。
地図と道標を頼りに「酒船石」を見に行くと、付近には修学旅行の子供がグループで地図を手に持ちながら歩き回っています。
今時の子供は5~6人単位で、自分達で決めたコースを自由に回れるよおですなぁ。
今からン十年前のσ(*_*)らの修学旅行の時は、訳もわからずクラス単位でゾロゾロ動いたが・・
「酒船石」へ行ってみると、これも10数年前と雰囲気が変わっており綺麗に整備されています。
以前は竹藪の中に、大石が捨ててあるような印象で転がっており、ヤブ蚊に刺されながら見に来たんだけど。
どっちが良いのかわからんが、以前の方が雰囲気的に良かった気がする。
いずれにしても、これだけ整備されちまったら、σ(*_*)はもう一度見に来ようという気はしない。
8番「長谷寺」は朝のうちに終わっていたの、で奈良市へ向かい市内ではイナカモンだから車線を間違えちまって、窓から手を出して拝んで車線変更させてもらったり・・・
左折の所で「常時左折可能」の看板がわからず、早く青信号にならんかとボケェッ~と止まって待っていると、後の車から突然に警笛を「パァ~カ、パァカ~・・」と鳴らされて驚かされたりしました。
すんまへん、なんせ10数年ぶりに来たイナカモンの事ですので・・と、心の中でブツブツとお詫びと謝罪しつつ、だれも見てねぇのに頭を下げ・・・汗かきながら、ドエレエ目に遭いながら猿沢池までたどり着きました。
猿沢池は、奈良という名前の印象から落ち着いたキレイな池を想像していたのですが、どう見ても汚ねぇ水が溜まってる、釣り堀のような池と言う感じです。
近くの有料駐車場に車を入れ、料金所のオバハンに南円堂の場所を聞くと、「そんなの、この地図に載ってたかなぁ・・」
警笛で脅され不安な気持ちで心を痛めているイナカモンに、さらに輪を掛けるような心配の種を煽るような追い打ちを言いながら地図をくれました。
オバハンと一緒に地図を眺めて探すと、幸い地図に載っておりすぐ近くでした。
西国33観音霊場の9番札所「南円堂寺」へ行ってみると駐車場のオバハンも知らないのは無理ねぇわ・・と思うほど、今までのような大きな寺と違って、どっかの新興宗教団体の堂かと思うような小さいお堂でした。
付近には修学旅行のガキ共や観光客がウロつき、鹿と写真撮ったりしており、あんまり尺八を吹き易い環境じゃねぇなぁと思ったけど、しょうがねぇ・・と周りの雑音を無視して吹きました。
σ(*_*)は目を閉じて尺八吹いてるので、付近の様子がわからなかったのですが、後で越後屋に聞くと尺八の方は自然にその場の雰囲気に入っており違和感が無く、ガキ共はそれほど珍しがって来なかったらしい。
むしろ越後屋が経を唱え始めた時に「このオバハン何しよるん?」とガキ共が周りに寄って来て、持ってる経本を覗き込んだりするので、最後の「願わくば・・どうたらこうたら・・」という箇所を省略したと言いました。
奈良と言えば鹿で、この南円堂の近くにも鹿が群れをなしてウロついており、こいつらは吠えたり噛み付いたりしないので、まだ犬よりも可愛気があり、近寄って頭の一つでも撫でてやろおうという気にはなります。
よかったなぁ、お前らは鹿に生まれて・・・・・芸の一つもしねぇのに観光客から「あらカワイイ」なんて言われながらセンベイのカケラなんぞを貰って、当たり前のような顔して食っちゃってるが・・
世の中には、同じ動物でもカワイソーな野良犬や猫というがおってのおぅ、人間にイジメられるかと思ってビクビクしながら生きてる動物も居るんやでぇ。
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