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 尺八を携え歩いた西国霊場 H17.9.3 UP    


上醍醐寺への参道/西国33観音霊場・徒歩巡礼記

 朝は9時からでないと西国33観音霊場の札所寺が開かないのがわかり、その間はどこでヒマつぶしするかという問題があります。
醍醐寺 駐車場付近
 札所寺の駐車料金を払うのはしかたがないとしても、その時間まで待つ間、どこにでも有りタダで車を止めれてヒマをつぶす場所といったら・・・そおですがなぁ、コンビニしかありまへんがなぁ。(^O^)

 朝飯代わりのパンを買って駐車場で食べましたが、それでもかなりヒマをもて余しました。

 コンビニは道路沿いの狭い駐車場なので、長時間の駐車も気がひけますが、車の中からコンビニの客風景を眺めていました。女人堂

 これから現場へ向かう作業員風の人が連れだって慌ただしく買い物したり、まだ半分寝とるような顔した高校生がフラフラとチャリンコで来て、授業中か休み時間にでも食べるのか・・

 そこへ同じような学生が来て、これまた連れ立ってフラフラとチャリンコに乗って学校へ行きます。

 あの雰囲気は、絶対に授業中に寝ちまおうという雰囲気が吹き出ており、マジメに授業を受けて、わからん事が有ったら先生にビシビシ質問してカシコクなろおという気構えが全然無かった。

 何でわかるかと言うと、σ(*_*)もよぉ~寝ていたので、あの雰囲気は同類の仲間じゃ、なんちゅうても授業中に寝るのは、最高によぉ~寝れて幸せの一時やからのおぅ。

 学校へは寝に行き、授業が終わったらブラバンをやって帰るのが毎日の日課で、今思うと慈悲心溢れる先生達ばっかりで、よぉ~卒業させてくれました。(^O^)アンガトサンデス上醍醐への参道と丁石

 ええですなぁ高校生は・・・今のうちやでぇ、親のスネをかじって楽できるのも今のうちだけだ。

 コンビニ駐車場で8時半頃までネバリ、まだ早いかもしれんがと思いながら西国33観音霊場の11番札所「醍醐寺」の駐車場へ行ってみると入れました。

 車から杖・笠等を用意して出発準備をしていると、駐車場を管理している無愛想な感じのオッサンが、σ(*_*)らの風体を見て、札所の有る「上醍醐寺」へ行くと察したらしく

 「上の寺へ行くなら、この先の駐車場へ置いた方が近いでぇ。下の寺は、つい先日から金取るようになったでぇ」と教えてくれます。上醍醐寺への参道

 近くに有る境内案内板を見ると、入口付近の庭園が有る寺(三宝院)は金を取るようで、当然そこはパスするが山門から入る境内は金を取らないようになってます。

 山門付近までたいした距離でもないので、ここでも良いと思ったのですが、せっかく管理人が教えてくれたので離れた駐車場へ車を移動しました。

 笠を被り杖を持って出発すると、途中で上醍醐寺への案内立札があり、その道を行くよおです。上醍醐寺への参道

 でも、せっかく来たのだから山門よりタダで境内へ入り、そこを突き進んでも同じように行けるので、山門を通るつもりでした。

 山門で掃除してたオバハンがσ(*_*)らの姿を見ると
 「あの・・今、秋の何とかかんとかで、これより拝観料が要ります。
 上の寺へ行かれるのでしたら、あそこの道を行ってください。」


と、さっきの案内立札を見つけた小道を指差し、ホンマに申し訳なさそうに謝ります。

 その謝り方が、このように拝観料を取る原因になったのは、自分がコンジョ無しのため、上からの命令に逆らう事ができず、こおなった全ての原因はと責任は自分に有る・・・・かのように誠心誠意を込めた言い方です。上醍醐寺への参道

 いえ・・いいんですよぉ・・そんなに恐縮されなくっても、あぁたぁの責任じゃねぇんだからあぁ。

 さっきの駐車場管理人のオッサンは、この事を言ってたのね、あの時は何を言ってるんか、よぉ~わからんかったが・・

 この期間中は、醍醐寺の本尊さんだか何かを公開しとるよおですが、金を払ってまでも見たいと思うほどの信心は無い。

 駐車場のオッサンといい、山門を掃除していたオバハンといい、商売っ気がまるでありまへんなぁ。(^O^)、やっぱし遍路のカッコウしとるからかなぁ。

 教えられた参道を少し歩くと「女人堂」があり、高野山の町石道のような広さの道で、この山道はキツイと聞いてましたが、確かに坂道が続きます。

不動の滝    上醍醐寺への参道    上醍醐寺の屋根をが望む

 上醍醐寺への参道を歩いてると、既に上まで登って来たのか、帰ってくる人も居て元気ですなぁ。

 石の階段の所でバサマが降りて来たので挨拶すると「もおちょっとで滝(不動の滝)やでぇ。ほんでそこが上までの半分の距離や。」上醍醐寺への参道

と、何度も同じ事を言って教えてくれ、短期間に5回ほど同じ事を言ったような気がする。

 トシ取ると、何度も同じ事を言うようになるらしいからなぁ・・ワシも気ぃつけないと。

 ほんまに、そこをちょっと上がると小さい滝があり、滝と言っても、どこかの温泉に有る「打たせ湯」にさえも負けてるような水量の滝だったが・・・

 一休みし、またエッチラ・オッチラ・・・ドッコイショッ・・・ほんまに、この上醍醐寺への参道はキツイでんなぁ。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「惜別の唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。


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