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西国33観音霊場 徒歩 巡礼日 2015.5.13   掲載日 2015.6.27 


十年一昔「善峯寺」へ/西国33観音・徒歩霊場記

道の駅「ガレリアかめおか」    亀岡駅    向日町駅

 「西国33観音霊場」巡りは、途中で止まっており久々に再開し、前回打ち止めした京都「東寺」より10年・・・長いようでアッという間に過ぎ去り、当時の原稿を読むと懐かしい。向日市役所

 亀岡市の「道の駅 ガレリアかめおか」で車中泊をし、ホンマは京都から歩かねばアカンのですが、ズルして向日町駅より西国33観音霊場の20番札所「善峯寺」へ歩きます。

 早朝、亀岡駅のブラットホームへ行くと、乗客はズラッ~と2列にキチンと並んで電車が来るのを待ってます。

 失礼ながら関西の人は、我先に人を押し退けてでも乗車するイメージ(ん?十年前の神戸でのラッシュ時)が有ったので、この並んでるマナーの良さは思いがけなかった。石見町付近・西国霊場

 でも・・きっと、電車が来ると列が崩れて関西人の本性が現れるじゃろなぁ・・と秘かに期待していたが、電車が着くとサッと横に開いて下りる人のために道を空け、我先に乗車・・という人は居ない。

 夢ではなかろうか・・十数年前の神戸市内での交差点では、赤信号でも車が来なかったら、信号を無視して皆さんゾロゾロと渡るのが普通で、立ち止まってボケッェ~・・と青信号になるのを待ってるσ(*_*)の方が恥ずかしほどだった。上羽町付近・西国33観音霊場

 うん、やっぱり時代は、しんしんと変わって来てるのですねぇ。

 向日町駅の前では、日傘をさしたオバハンがジイッ~と横断歩道近くに立っており、最初は人を待ってるのかと思ったが、そおでもなさそうで、4・5人そんなのが居ます。

 ヒョットしたら・・と思ったら、やっぱり「ものみ(エホバ)」のオバハン達で、カワイソーに、この人達が新興宗教にはまったばっかりに、その家族は家庭崩壊して苦労しているだろなぁ。西国霊場

 少し歩き初めて足裏が痛くなり、そお言えば長距離の歩き時には2足の靴下を履くのだったが、久しぶりの歩き巡礼だったので忘れており、いつものように1枚しか履いてなかった。

 早朝なので、まだ職員が出勤していない向日市役所の当直に断ってトイレを借りて一休み。

   
 タンボが広がる道を行き、遠くに連なる山を見ながら、どの付近に札所の「善峯寺」が有るんじゃろぅ・・と思いながら歩きました。小塩町付近・西国霊場

 「上羽町」付近で、車道がクイッと曲がった所に、まっすぐに農道が続いてる箇所が有ります。

 たいてい旧道つうもんは、まっすぐに続いてるもんなのですが、近くに有る保育所で車を誘導しているジサマに道を尋ねました。

 「車道を、そのまま行けば良い。 はん?・・まっすぐの農道は、やがて消えるので迷子になる。(^O^)
 善峯寺まで歩いて行くのかね・・遠いぞぉ・・」


 だいぶ足腰と、太股付け根が痛くなってきたので道端で一休み。

西国33観音霊場     西国33観音霊場     十輪寺・西国霊場

 再び出発して、やがて先を歩いてた越後屋が「十輪寺」の石段に座って待っていたので、そこでも並んで一休み。

 「十輪寺」は最初はチッコイ寺で大したこと無いだろうと思って境内に入らなかったのですが、バス停留場近くの看板を見ると、けっこう歴史があるんですねぇ。道標・西国33観音霊場

 「声明と三弦を聞く会」のポスターも貼ってあり、声明に合わせて三弦を弾くのか・・それとも別個に三弦だけの演奏をするのか、わかりまへん。

 ついでに、その中に尺八・琴も入れてくれれば、良いのだが・・。 少し行くと道端に道標があり「右よしみ祢 是十二丁」と彫ってあります。

 最初は「よしみ祢」と読み、何かの店がわざわざ道標を作るなんて、よっぽど大きな店なのだろおと思ったんです。

 しかし、後で「江」の字を崩したのだと思いましたが、写真はメンドウなので字を訂正しません。あしからず。

西国霊場     休憩所・西国霊場     善峰寺門柱・西国33観音霊場
善峰寺へ・西国33観音霊場
 坂道を上がった所に東屋の「休み処」が有ったので、そこでも休憩(一番上の写真)。

 やがて「善峯寺領」の門柱があり、「よしみね乃里」の土産店があり、その時は、先程の道標をこの店が設置したのかと思ってたんです。

 なんせ店の道端に、大きな木造の仏さんが笠さして立っており、ここまでするんだから道標も造ったのかなぁ・・と思ったもんでして・・。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「五木の子守唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。


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