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巡礼日 2015.5.13 掲載日 2015.7. 1
西国33観音霊場の20番札所「善峯寺」へ向かって歩いてると、途中に「三鈷寺」へ行く道があります。
こちらの方が札所「善峯寺」へ行くのに近いのかと思って地図を眺めていると、上から歩いてるアンチャンが来たので聞いてみました。
「あの、すんまへん。 善峯寺へ行くのには、三鈷寺経由で行った方が近いのでしょうか?」
「すぐそこの駐車場に赤い橋が有るので、それを渡って行った方が近いですよ。」
ついでに「σ(*_*)と同じような笠を被ったオババが、居なかったですか?」
「トイレへ入って、上がって行きました。」
駐車場へ行ってみると、トイレ付近で越後屋が待っており、赤い橋はすぐにわかりました。
赤い橋を渡ると、勾配の有る苔生したコンクリ参道が有り、途中に「座禅石」なる物があります。
大きな山門で500円払い、観音堂近くに「お休み処」が有ったので荷物を置きました(一番上の写真)。
休息所は畳の間も併設されており一人の男性が机の上で何かを熱心に読んでおり、何かオモロイ事でも書いてあるのかな?
先ずは尺八参拝してから、後でじっくり拝見しようと思い、観音堂へ行くと堂内へ入れました。
ここ最近あまり尺八を吹いてなく、それにも増して長管はしばらく吹いてなく、音は出るじゃろか・・暗譜している曲も忘れてないか・・と心配しましたが、何とか音は出て、大きな失敗もしなかった。
しかし、長管の時はいつもは立って吹いており、久々に正座して吹いたためか、思ったよりも音が弱く、もう一度音の出具合を確かめるためと、久々の西国霊場巡礼を再開した最初の札所なので「本調」も吹いてみました。
参拝が終わって堂の外に出ると、納経所のオバハンが「ありがとうございました」と丁寧に礼を言って尺八を誉めてくれます。
でも、ホンマは「いえ・・・あんまり良くなく・・・お粗末さまでした。m(_ _)m」なんだけれどなぁ。
「休み処」に戻り、机の上には「感想ノート」が置いてあり、この感想ノートは「永遠に残す」と書いてあり、ホンマか?・・と思ったら、黒表紙で丁寧にホンマにきれいに閉じてあり、へえぇぇ~・・・大したモンですなぁ。
普通は適当に時が過ぎると、ジャマになるので処分されちまって残さないと思うのだが、この20番「善峯寺」では約束を守り、ちゃんと残してあります。
オマケに、トシヨリのために老眼鏡まで用意してありました。
境内を見物して、護摩堂から石段を上がった時に松の枝に頭をぶつけちまい、そのぶつかった松が「遊龍の松」だそうで、「遊龍」の頭かシッポの方に、ぶつけたのでしょう。
境内を一巡し、遠くに向日市が見え、ここは紅葉の時に来るとキレイだと思う。
20番「善峯寺」の「北門」から出ましたが、ここは鉄柵の回転ドアになってます。
もっとも、この門を利用する人は、「善峯寺」境内へ車で入る業者か、歩きの「西国33観音霊場」巡りの人か、「三鈷寺」に用が有る人ぐらいだと思う。
振り返ると善峯寺境内の「あじさい苑」が見えます。
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