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巡礼日 2015.5.14 掲載日 2015.7.22
ホンマは西国巡礼道を行けば良いのでしょうが、「道の駅 ガレリアかめおか」から西国33観音霊場の21番札所「穴太寺」までは、コンジョナシなので最短距離の道を歩きました。
高速道路の下を通り、テクテク歩いてると今時珍しい茅葺の古風な家が有り、庄屋さんの家かと思ったら「走田神社」の社務所で、茅葺き屋根を維持しているとは大したもんだ。
「走田神社」の云われを読んでみると、祭神は「海彦・山彦神話」の「山彦」さんと、釣り針を探しに竜宮へ行った山彦さんに一目惚れしちまった海神の娘とその子の三神だそうな。
しかし、なんでここに山彦伝説が有るのじゃろ?
「走田神社」には、その子の養育係として雇われた姫が、その清水で粥を作り乳とした「垂乳味池」という清水が有るらしいが、先を急いでるので見に行かなかった。
真っ直ぐな道を札所へ向かって歩いてると、雀の雛が飛ぶ練習をしており地面に下りた時、越後屋が近寄っても逃げまへん。
飛ぶ力を使い果たして、息切れしてるのでしょうか・・あっ、早く逃げろ・・越後屋に捕まると「焼き鳥」にされるぞ、あいつは悪いヤツじゃからなぁ。
さらに歩いてると畑の中にシロクマ・・(と思ったら犬だった)の大きなヌイグルミが、小さい屋根付き小屋の中に置いてあります。
へえぇぇ・・・わざわざヌイグルミのために小屋まで作るとは、きっとカワイソーな云われの有る由緒正しいヌイグルミなのでしょう。
隣に緑の看板も有るので、わざわざ見に行きましたが・・ペンキで塗りつぶされており、何が書いてあるのか、わかりまへん。
惜しいなぁ・・・何かオモロイ云われが書いてありそうだったが・・・だれか知ってたら教えてね。
「穴太」集落を通り、21番「穴太寺」に着くと、喜べぇ~・・・!(^^)!、 西国33観音霊場にしては珍しく、タダで入れるじゃありまへんか。
鐘楼の側に有るベンチに荷物を置いて一休みして、ポスターの写真を見ると、ここの「穴太寺」の本尊さん?は具合が悪いのか、はたまた気に入らん事が有ったので、不貞腐れてフトンかぶって寝ているらしい。
今日は立って尺八参拝をしたためか、昨日よりも良かった。
21番「穴太寺」を出て門前町風な所を少し行った駐車場で、越後屋がトイレを借り、札所「穴太寺」には無かったらしい。
駐車場に車を停めたわけでもないが、ちょうどトイレ掃除をしていた管理人のジサマが快く借してくれ、「歩いてるのか?」と尋ねたりして少し話をして親切でした。
一直線の道を歩いてると、道端で太ったオバハンがビールグラスを両手に持ち、その後ろにジサマが突っ立っている等身大の人形が置いてあります。
「農家直売」の看板が有り、最初にオバハンへ目が行ったので、タンボの中でビヤガーデンをやっているのかと思い、こんな所へ酒飲みに人が来るのか心配したでぇ。
目を引く良いアイデアだと思うが、人形がちょっと色あせしているのが、もう一つだなぁ。
しかし、それにしてもここら付近は「犬のヌイグルミ」といい、「オバハンの人形」といい、目立つ物を置くのが風習なのでしょうか?
それはそれで、歩いてるのに楽しませてくれて良いと思う。
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