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 林道を歩く・西国霊場 
   巡礼日 2015.5.13   掲載日 2015.7.17


「つつじケ丘団地(林道)」の通行注意箇所/西国33観音霊場記

西国33観音地図・行止り林道  西国霊場の標識   間違って歩いた道・西国霊場

 やがて「つつじケ丘団地」入口に着き(地図①の箇所)、西国33観音霊場・地図には「三叉路一番左ゲートから草つきの道に入る」「鎖のゲート」と記載されてます。間違ってる標識マーク・西国霊場

 ふむ・・確かに三叉路になっており、鎖がしてある道もありますが、その鎖ゲートの道より少し行った所に「穴太・善峯巡礼古道」の白看板が有り、団地方向へ向かって行くようになってます。

 弱ったなぁ・・「鎖ゲート」は、この道しか無いのだが・・

 何も考えない越後屋は、ずんずんと「つつじケ丘」団地への道を上がって行きますが、どおしてもその道では無いと思って呼び戻しました。間違って歩いた道・西国霊場

 モンク言いながら戻って来た越後屋に説明し、鎖ゲート付近を詳細に見ると「矢印マーク」がその道方向を指していました。

 ほれみろ・・やっぱりこの道で良いんだ・・と、鎖をまたいで草の道を少し行くと川にぶち当たり、その先の道は山へ向かっています。

 ううむうぅぅ・・しかし、これでは方向が違う・・と、国土地理院の地図を眺めて再び車道に戻りました。

 三叉路の所でウロウロしていると、ちょうどトッツアンが来たので聞いてみると、「林道は封鎖されており入れない。」と言って、軽トラが止まってる前の金網で作られた厳重な柵ゲートを示します。ゲートの向こう側が西国巡礼古道

 ここでも出てきた「林道」と言う単語・・・いや、別に林道へ行きたいわけではないが・・と聞き直すと、林道が古来の西国33観音霊場の巡礼道路で、地元では「林道」で通っているらしい。

 先程の峠越えして出会った、ウオーキングのジサマが話していた「林道」と言ってた意味が納得でき、せっかく親切に林道の事を教えてくれようとしていたのに、真剣に聞かず悪い事をしてしまった。

 おまけに「その金網柵のゲートを越えて林道を歩いたとしても、林道出口にも厳重な柵がして有って、そこは絶対に乗り越えられない。(地図③の箇所)」

 10年前の西国霊場地図に記載されている「鎖ゲート」は、当時はそうであったかもしれないが、今では厳重な「金網柵」に変わっており、これも年月の移り変わりによる変化ですなぁ。

 となると・・国土地理院の地図を見ると、「つつじケ丘団地」を迂回して国道へ出るか、団地の中を突っ切って国道へ出るしかありまへん。

 距離的には、そんなに変わりがないのですが、どうしょうかなぁ・・と困っていると、トッツアンがカワイソーに思ったのか平和池ダム跡地

 「実は、この柵の裏側に入れて、林道へ行ける箇所が有る。
 ただし、先程言ったように林道の最後の所で封鎖されているので、手前の「つつじケ丘」団地の所で階段を上がり、団地へ出なければならない。(地図②の箇所)」


 近くの「平和池ダム跡地」の碑の所まで連れて来て「この碑の裏側にある鎖をまたいで行けば、すぐそれが林道だ」と教えてくれ、けっこう鎖をまたいで通ってる人が居るらしく、そこだけ草が余り生えてません。

 「何で、こんなに厳重な柵をして、林道を封鎖したのですか?」
 「この道に、不法投棄するのが多いので封鎖された。」

 そお言えば、間違って川へ下りた道の途中にも、ゴミが捨ててあったなぁ。

林道を歩く・西国霊場    小川沿いの林道・西国霊場    林道で間違って入った場所・西国霊場

 礼を言って、教えられた地元の人しか知らない碑の所から入り、歩いてみると道はそんなに荒れてる状態ではありまへん。曲がる道を歩く・西国霊場

 川沿いの道を行き、カーブになってる箇所で団地へ上がるような道があり、これの事かな?

 「立入禁止」になってますが、かまわずに行ってみると、かなり荒れており階段も有るが、どうも違うような気がして戻りましたが、ここら付近は、よぉ~「立入禁止」が有りまんなぁ。

 さらに川沿いを歩くと、T字路の所で「矢印シール」が有りました。

林道を歩く・西国霊場     薄暗い林道を歩く・西国霊場     高速道路を潜る・西国霊場
舗装道路の林道・西国霊場    木が倒れてる林道を歩く・西国霊場     溜池・西国霊場

 杉葉が落ちてる薄暗い杉林を歩いてると、オババ二人が向こうから歩いて来ます。(一番上の写真付近)

 まさかこんな所を歩いてる人が居るとは思わなかったので、ここらに住む「ヤマンバ」かと思ったが、やっぱり人間のオババだった。団地への上がり階段・西国霊場

 挨拶して林道の事を聞くとトッツアンの言った通り、林道出口の所(地図③の箇所)は山の所まで封鎖してあり、柵をよじ登って突破する事も難しいそうな。

 団地の階段が有る場所を聞くと、それはすぐわかると言います。

 オババに礼を言って別れ、高速道路の下のトンネルを通り、溜池を横に見て団地が有ると思ったら階段があり、ホンマにすぐにわかりました。(地図②の箇所)

 しかし、この先が難しく、縦横に走ってる「つつじケ丘団地」内の道をどう行けば国道へ出れるのか、さっぱりわからん。団地内を歩く・西国霊場

 まさか「つつじケ丘団地」内をウロつくと思ってなかったので、その付近の地図は持ってなく、道端で遊んでるチッコイ子供に聞いても、わからんじゃろなぁ。

 この方向だろおとヤマ勘で歩いてると、ジサマが居たので聞いてみると、親切にも途中まで一緒に歩いてくれ、その先も迷いながら、なんとか団地を抜け出し下の道へ出ました。

 そこに居た子連れのママさんに「道の駅」へ行く方法を聞いてると、先ほど団地で道を教えてくれたジサマが車で来て、教えてくれた所から「道の駅」までは、かなりの距離が有るので、カワイソーに思い車で送ってやろうと、わざわざ来てくれたのです。

 ありがたい事です・・距離的には3kmほどでしたが、かなり足が痛かったので、お言葉に甘えて「道の駅」まで送ってもらいました。

 ホンマに助かったなぁ・・これも西国33観音霊場の観音さん達のお導きか・・・ナモナモ・・・。

 車中でジサマに、あれから「つつじケ丘団地」内でも迷ったと言うと「たまに来る親戚も、いつも迷う。」と言って笑っており、やっぱり複雑な道だったよおです。

 なお、この「つつじケ丘」団地の注意箇所・地図は別ページに掲載してますので参照してください。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「五木の子守唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます

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