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巡礼日 2015.5.15 掲載日 2015.8.27
西国33観音霊場の22番札所「勝尾寺」へ400円払って入り、山門とか堂とか建物等が全て新しく、正直言ってあんまりアリガタミが感じられなく、もおちっと古風な建物が残っていれば良いのだが・・
それでも山門から続く池の橋を渡ると、下の方から霧なのか湯気なのかが出て来て・・おぉぉ・・!!、結婚式のドライアイスをイメージをマネしたのか、わからんが橋を渡る時にセンサーで感知して、橋下から霧を吐き出す仕掛けになってるらしい。
「勝尾寺」境内には「シャクナゲ」の花が、たくさん咲いており、花を咲かせるのは難しいと聞いてるが、さすがに手入れが良い。
所々にミニダルマが置いてあり、ポツンと置いてあるのも有れば、数個で一塊りになってるのも有り、ハート形に置いてる所も有り、この寺はダルマさんが名物らしい。
鎮守堂入口の桟にも、2個づつ赤白ミニダルマが入り混じり置いてあり、行儀良く並んでたり、お互いに見つめ合ったり、ソッポ向いてるのもあり、これはこれで置いた人の性格が出ており面白い。
「勝尾寺」本堂では祈願が始まったらしく、太鼓と読経がスピーカから流れて来たので、近くの階段に座り終わるまで一休み。
般若心経になった時、一緒に小声で唱えてみると、ずいぶん久しく唱えて居なかったが覚えているもんだ。
祈願が終わったので、本堂へ行き尺八参拝をして戻ると、階段で待ってた越後屋が「お守り売場のネーチャンが来て「あれはどんな楽器か」と聞きに来た」と言います。
ネーチャンが言うには「昨日の朝にも尺八を吹いた人が居たので、同じ人かと思って見に行ったが違う人だった。」
越後屋が「長いけれど、同じ尺八だ。」と答えると「最近、尺八を吹いて巡るのが流行ってるのだろうか。」と笑ってたらしい。
そおいえば参拝している時に、だれか近くへ来たな・・と思ったのは、ネーチャンがσ(*_*)の顔を確かめに来たのね、へえぇぇ・・・それにしても、珍しく尺八参拝をした人が居たんだ。
そりゃあぁ~・・二日も続けて尺八を吹く者が、入れ替わり、立ち替わりして来れば、「尺八を吹いて巡るのが流行ってる」と思われるかもしれん。
十数年前、四国遍路で尺八を吹いて巡った時以来、σ(*_*)が知る限り、そのような事をしてる人は車遍路していた一人しか覚えてないが、世の中もだいぶ変わって来たのですねぇ。
なんせここ最近、尺八を吹く人の絶対数が少なくなり、高齢化・希少価値・絶滅危惧種と言われるほどになっており、尺八の存在を世に知らせるためにも、けっこう・・けっこう・・・(^O^)。
時間も有ったので、ついでに大師堂で「阿字観」も吹いた。
ネーチャン達は客が居ないのでヒマらしく「キャピ・キャピ・・」と世間話をしてましたが、それでも帰りには「ありがとうございました」と言ってくれました。
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