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 西国霊場 播州清水寺 巡礼道  巡礼日 2015.5.17   掲載日 2015.9.10


「播州清水寺」巡礼道と「加東准四国」/西国33観音霊場記

清水寺からの巡礼道・西国33観音      巡礼道を歩く・西国33観音    林道との合流・西国33観音

 西国33観音霊場の25番札所「播州清水寺」の階段を下り、「ほつけ寺」への石標識が有る所まで来ると、子犬二匹を連れた参拝客が、犬に「お座り」のポーズを取らせて写真を撮ろうとしてます。西国霊場 播州清水寺巡礼道

 ところが、越後屋が山道の巡礼道へ入ろうとすると、子犬の一匹が後を付いて行き、もう一匹も気になって、そっちの方を見て言うことを聞きません。

 飼い主が「何とかちゃん!! ほれ、こっち・こっち・・」と何度も叱りつけたが、なかなか言うことを聞かんですなぁ。清水寺からの巡礼・西国33観音

 やっと、何とか「お座り」のポーズを取り、写真を撮って、メデタシ・メデタシ・・。

 「播州清水寺」巡礼道は荒れてると思っていたが、それほどでもなく、やがて林道を交差する所に来ました。

 しかし、そこからは山道に石が転がっており、丁石のある付近(一番上の写真)からは石がグラついて「浮き石」状態で、かなり危ない。

 「五丁石」付近から勾配が少し穏やかになったと思ったら、越後屋が「きゃあぁぁ~・・」と言ってドサッと倒れ、「浮き石」に足を置いたので、コケちゃったよおです。浮き石で転ぶ・西国33観音

 すかさず杖を放り出し「越後屋、どおした!! しっかりしろ。傷は浅いぞ。」と駆け寄ると

 「うぅぅ(T_T)・・おでえかんさま・・、私は、もおダメです、何とぞ私にかまわず、先を急いでください・・シクシク(/_;)。」
 「な・・何を言う・・・愛するお前を一人置いて、どおして行かれよぅ。」
 と・・ドサ回りの演じる三文劇のようなワザとらしい展開にはなりません。巡礼道を歩く・西国33観音

 それどころか、せっかくのチャンスなので、HPに乗せる「越後屋、浮き石でコケちゃう」のスクープ現場写真を撮ってから「おい、生きてるか」と声かけました。

 たぶん写真なんか撮ったのは、知らないだろなぁ・・知ったら怒るだろなぁ・・ましてや、こおしてHPに載せるなんて・・・(^O^)ケケケケ・・・

 もしバレたら、「あんたは、きっと私が死んでも墓参りもしない冷たい人だわ」と言って怒ると思う。

 軽く足を捻ったよおですが、ちゃんと歩けました。

巡礼道を歩く・西国33観音       麓の集落に着く・西国33観音       道標・西国33観音

 やがて「播州清水寺」巡礼道より集落の見える所へ出ると標識が有り、集落の中を通るのかと思ったら外れた山沿いの道を示してます。上鴨川付近で休憩・西国33観音

 越後屋が「集落の中を真っ直ぐ行った方が近いのでは・・」と言ったが、標識の示す通りに歩いてみると越後屋の言った方が正しかった。

 ただ、大きな文化5年の石道標が歩いてた道端に有り、古い道標を移設したものだと看板に書いてあります。

 その集落から「上鴨川」集落へ向かうのが、本来の巡礼道らしいが、今回はズルして「播州清水寺」駐車場へ行くので道を外れて、途中に有った小屋の日陰で一休み。

吉住神社・西国33観音     吉住神社・境内・西国33観音     下鴨川付近を歩く・西国33観音

 出発して少し行くと「吉住神社」が有り、最初は寄るつもりは無かったが、入口階段から見上げると茅葺き屋根が見えたので境内へ上がってみました。

 看板には「国指定の重要文化財の本殿」と書いてあり、おぉぉぉ!!・・・さすがに国から指定されるだけあって、堂々とした古風な感じがする建物・境内です。

西国霊場 マントの女            西国霊場 加東准四国 へんろ石          越道付近を歩く・西国33観音

 「下鴨川」集落を抜けて、小学校が有ったので、そこでも一休み。

 学校道端に「マントの女」と題した像が有り、スタイルも良く、なかなか美人でんなぁ、あっ・・・ヨダレが・・・

 出発しようとしたら、座っていた草むら付近に「加東准四国 へんろ道」の標識があり、へえぇぇ・・そんな霊場が有ったのだ、知らんかったでぇ。

 ネットで調べると「加東准四国」は、大正時代に作られた霊場と思われていたが享和年間に作られた古い霊場らしく、最近マスコミにも取り上げられ脚光を浴びてるらしい。

 「播州清水寺」駐車場には2時半頃に着き、予定より少し早く着きました。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「五木の子守唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。


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