HOME > 遍路・巡礼 > 西国33観音霊場「地図と目次」 > > 49 銀の馬車道
巡礼日 2016.6.1 掲載日 2017.1.6
朝、汽車で鶴居駅へ行くと、プラットホームに居る高校生達がジロジロ見て行き、たぶん小汚いジジイが、笠と杖持ってるので珍しかったのだろう。
鶴居駅から「市川」沿いに歩き、「沢橋」を渡って交通量の多い国道に出て、「市川北ランプ」の信号が、なかなか切り変わらず、よっぽど渡ってやろかと思った。
国道を渡って、すぐ山側にピンク色の柵があり、色具合から判断すると何かアヤシイ建物でも有るのかと思ったら「立壁大師」と書いてあり、ふうぅ~ん・・新興宗教団体かな・・と、あくまでピンク色から判断。
立て看板に「厨子・1779年」「石灯籠・1821年」の歴史モンだと書いてあります。
越後屋はこの「立壁大師」には気づかずトットと先に行っており、呼び戻すには遠すぎるので、それほどの歴史が有るなら見てこようと一人で見に行きました。
少し参道を上がるとチッコイ堂が有り、地元の人が手入れをしているようでキレイにしてありました。
後で「立壁大師」の事を越後屋に教えてやると、やっぱり全然気づかなかったらしい。
国道をテクテク歩き、「福本」入口付近に「橋塚稲荷」と書いてある近くで一休み、離れていたので神社まで行きませんでした。
「福本」旧道へ入ると「銀の馬車道」で売り出してるようで、この先々にも看板が出ていました。
自分の故郷には「白馬車」という大きいキャバレーが有ったので、てっきりそのタグイかと思ったが違うよおで、「馬車」と名付くと、どうもキャバレーを連想しちまう。
知らなかったのですが「銀の馬車道」は、「生野」の銀を運んだ事から名付けた道らしい。
町の中に「福本藩陣屋 南惣門」の看板が出てましたが、これもやっぱり離れていたので見に行きませんでした。
「吉富」で国道を横切った後、どの道で右に曲がれば良いのかわからず、最初の曲がり道で火の見櫓が見えました。
だいたい火の見櫓つうもんは、たいてい村の中心地にあるので、その道を行ってみると、のどかな道で小さい黄色のタンポポが一杯咲いてます。
そのままタンポポ街道を進みましたが、「西国33観音霊場」道標になっている頼りの「赤矢印マーク」が見えません。
地図を見ると、もうすこし左側の道で播丹連絡道路を越えなければアカンようでしたが、わざわざ遠回りするように街道を作るじゃろうか?
どうせ同じ所に出るので、かまわずタンポポ街道を進むと、珍しく茅葺き屋根が見え、近寄ると「かんざき大黒茶屋」と書いてあり一休みしました。
店には「あたり前田のクラッカー」が一袋130円で売ってたので非常食用に買い、ついでに割れた煎餅「ワレセン」が350円で売ってたのでそれも買いました。
店の主人が寿司も安くするから買わないかと言ったが、既に昼飯用の食料を買い込んでいたので断りましたが、有るとわかってたら買ったのになぁ。
ところで何で「大黒」と名づいてるのか、わかりまへんでしたが、茶店の側に俵が縦に積み重ねて伸びており、その上に大黒さんがシンボルとして立っていたので、それでだったのね。
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