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2017/11/17 巡礼 2018/3/30 UP
神懸峠より「仏谷」へ行く途中に一つの山越えが有りますが、峠の名前が無く山の名前もわかりません。
ホンマだったら神懸峠よりも高い山越えなので、峠の名前が有っても良さそうなもんだが・・・
神懸峠より少し行くと数件の集落が有り、そこに西国33観音霊場を歩いてる人が良く写真を撮る「西国巡礼道」と彫った大きな石碑があります。
その石碑の所から上る道は、山道というよりも林道幅の広さになっており、秋の紅葉を楽しみながら歩いてると道の一部が崩れていました。
崩れた側に新しい杭が打ってあるので道路管理者も確認しているよおで、車ならばここで引き返さなければアカンのですが、歩く者にはまだ道幅に余裕があります。
ネットで事前調査をしていると、この山越えの頂上付近で道に迷ったというのが有ったので、そんな箇所があるのだろうかと思いながら注意しながら歩いてると、先を行ってた越後屋が待ってます。
どおした?・・と思って聞いてみると「どっちの道へ行くのか?」と言うので、見れば林道幅の道はそのまま頂上へ向かっていますが、Y字路になっている道幅が少し狭い道がありました。
国土地理院の地図で確認すると、左へ行く道は頂上付近で止まっており、右道が「仏谷」まで通じているよおです。
あぁ・・ここで左道の頂上へ行って迷ったのだな・・確かにボオッ~と歩いていたら、同じ道幅なのでそのまま頂上への道を、ついつい歩いてしまうかもしれない。
越後屋が立ち止まっていたので助かったが、ここら付近には標識が無いと迷う人も居ると思い、事前調査してなかったらσ(*_*)もやはり頂上まで行って泣きながら引き返して道を探したと思う。
越後屋にはエラソーに自信を持って右の道を指示したが、ホントは間違ってたらマズイなぁ・・と思っており、少し行くと地蔵さんが有って旧道だと確認できてホッとした。
その先にもY字路が有りましたが、これは下り道になっていたので、もう迷う事無く下り道を行きました。
紅葉になっている秋の山道をルンルン気分で下ってカーブを曲がると、前触れも無く突然に道が完全に削れて無くなっています。
ワオォォッツッ~!!・・これ、どないして向こう側へ行こうか・・・
崖崩れで山斜面が流れており向こう側の道も見えず、離れている電柱が見える付近まで道が無い事がわかりました。
よっしゃ・・あの付近まで行けば道が残ってるようだが、どないしてそこへ行こうか・・・。
谷側へ下りるのは簡単だが、谷から道へ戻るのは難しそおであり、こおいう場合とか道に迷った時は、下へ降りずに尾根方向へ上るのが鉄則らしい。
崖崩れ箇所を迂回するため、少し道を戻って山斜面へ上がりやすい箇所より、山に登りましたが、見た目以上に急斜面でオマケに枯葉が溜まって歩きにくい。
この付近まで離れて迂回すれば良いだろおと思って、山の下りにかかると、崖崩れ箇所よりだいぶ離れてるのがわかり、山中では方向・距離感が狂いますなぁ。
やっと向こう側の林道へ下りて、越後屋が苦労して山を下りて来る姿を、笑いながらデジカメ写真に撮っていました。
麓へ向かって歩いてる途中、あっ・・・杖を忘れた・・・
心当たりを想い浮かべると・・林道に下りて越後屋の写真を撮ってる時に、デジカメの電池が無くなり、電池入れ替えの時に杖を置いた所かもしれん・・と思って戻ると有りました・・越後屋のタタリかもしれん。
これを書いてる時に調べてみると、σ(*_*)らが歩いた一週間後に歩いた人が居たよおで、その人は崖崩れ箇所より今来た林道を戻り、県道を歩いたよおですが、けっこう西国33観音霊場を歩いてる人が居るんですねぇ。
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