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2019/3/19 巡礼
「道の駅 若狭熊川宿」で少し休み、国道を渡ってすぐ旧道へ入ると数軒ばかりの集落が有り、ここも地名的には「熊川」と言うらしい。
どちらかと言うと、左派ほどの「熊川宿」よりも、こちらの方が昔ながらの街道筋という雰囲気や情緒が有る。
国道に出てすぐに「寒風トンネル」が見えましたが、トンネルを避けるため旧道の「寒風峠」へ行くと、初めから廃道らしい雰囲気で、道のあちこちに岩が落ちてます。
「寒風橋」付近では道が少し崩れており、橋の入口には丁寧にもわざわざ「廃道」だと書いた説明看板もあった。
なに・・構うもんかと進んだら、途中で完全に道が崩れており、向こう側に渡れないようになってます。
何とか山際沿いに向こう側へ渡れないかと思ったが、急斜面なのでそのまま川底へ滑り落ちたら、今度は這い上がるのに一苦労すると思い、ここまでの距離も短かかったので、あきらめて引き返しました。
これを書いてる時に調べてみると、かなり以前から崩れて通れなかったよおで、googleの写真地図で下調べした時にはわからず、そいでもって「寒風」と書いて「さむかぜ」と読むらしい。
「寒風トンネル」を通って国道を歩いてると「武奈ケ嶽」と書いた矢印標識が有った
やがて国道から離れて「杉山」集落への道に入り、全くの廃村では無く、人が住んでるよおですが、昔ながらの雰囲気が残る集落でした。
小川に沿った橋の麓に、石仏が数体有って前掛けを付けており、その後ろに五輪塔のような物が有ります。
五輪塔だとしたら、かなり古くから有ると思い、きっと西国33観音霊場巡りの巡礼者達も通りすがりに手を合わせていた事でしょう。
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