HOME > 遍路・巡礼 > 四国遍路第一章「目次」 > 8 太龍寺~平等寺
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鶴林寺宿坊横の遍路道からは、ガアッ~と急な下り坂を降りると「大井」集落に着きます。
「大井」集落に大きい寺の屋根みたいもんが見え、おぉぉ・・太龍寺に着いたのかと思い喜びそうになりますが、何かの新興宗教団体の屋根ですので喜んだらあきまへん。
ゆったり流れる那賀川にかかる橋を渡り終える頃、車が後ろから近づいて来て停まりました。
坊さんみたい人が「接待だ」と言って、ナイロン袋に菓子が入ってるのをくれて来た道を戻って行きます。
わざわざワシラのを見かけ、追っかけて来たんですねぇ・・すんまへん。
やがて細い遍路道に入り、小川沿いに東屋の休憩所が有るので、ここで多くの遍路が休んだ事でしょう。
21番太竜寺の山門付近の坂もきつくヒーコラ言いながら登ります。
車遍路の時、駐車場から山門への坂道をへたりながら、この道を登ってた時、坊主頭をした若い女性の歩き遍路が元気良く「こんにちわー」と明るく声をかけて追い抜いて行きました。
最初見た時は、寺の小坊主さんが修行されて歩いてはるんだ・・エライなぁ・・と思ったけど、越後屋が女の子だと教えてくれたのです。
太龍寺は「西の高野山」と言われるくら大きい寺で、納経所付近の建物天井に描いてある龍の絵も、たいしたもんです。(このページのトップ写真)
標高が高い山なので、太龍寺へは麓からケーブルカーが出てますが、発着場所は納経所付近ではなく、本堂付近なので、ケーブルカーで来た人は、ここまで来なければ「天井の龍」は見れまへん。
たぶん団体さんは、時間に追われながらの参拝なので、天井の龍を見てない人が多いやろなぁ。
本堂では花祭りだとかで、若い坊さんが甘茶の接待をしていました。
参拝し終わって本堂の階段を降ると、先程の甘茶接待係をしていた若い坊さんが、階段脇の「吸い殻入れ」の前でタバコを吸っており、顔を見合わせるとバツが悪そうな顔します。
ええんですよ、気にせんでくんなせぇ。
人が居ない時ぐらい、たまにゃあ~息抜きをしなきゃあね。
だいじょうぶ、寺の人には黙ってますから・・。(^_-)
翌日は雨、野宿場所の「道の駅」から、トボトボと22番「平等寺」へ向かいました。
一巡の時、平等寺の本堂境内へ上がると、地元ラジオ局が現場生中継をやる寸前で、他の遍路に少しの時間だけでも出演してくれないかと女性担当者が頼んでたようです。
しかし、皆さん奥ゆかしい性格なのか断っており、担当が困り果てた様子でワシの所へ話を持って来たので、カワイソーだから了承してあげました。これも人助けだもん。
急いで簡単な打ち合わせをすると「どこから来たのか」「次にどこへ行くのか」程度の簡単な受け答えだけでした。
この時は本番30秒前までに迫っており、質問する役の女性アナウンサーも、どうしょかと困ってたと思う。
なんせ、せっかくの実況生中継なのに、遍路の「生の声」を放送できなかったら、えらぃこっちゃですもんなぁ。
その間、越後屋は「あいつとは関わりがねぇ奴じゃ」「アカの他人です」という態度を取り続け、本番中のインタビューを受けてる時も遠くに離れて、ドジ踏んだら他の人と一緒に笑ってやろう・・というのが、あからさまに見えミエでした。
幸いドジ踏まずに無事インタビューが終り、尺八を吹いて参拝してると、まだ本番が続いてたらしく、女性担当者がマイクをσ(*_*)の横やら後ろやらに持って来るように手振りで指示してます。
他に参拝客がいなくサミシイもんだから、番組手伝いのアンチャンが、たまに鈴をジャラジャラ鳴らしたりして、札所の雰囲気作りをしており、たいへんでんなぁ・・・臨場感出すのも・・・
参拝が終ると女性担当者が礼を言いに来て、記念品をくれました。
こおいう時だけ越後屋は「自分もさっきから常に一緒に居たんじゃ、忘れんといてくれ」という顔して、横にピッタリ付いております。
うん・・お前のその性格なら、ワシが死んで居なくなっても図太く生き続けれる。
おかげでタオルとコップを、二人分せしめたけど・・・(^O^)。
「月夜御水庵」で一休みしていると、オバチャン遍路が通りかかり、初めての遍路だからと言うので国道まで一緒に歩きました。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八曲「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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