HOME > 遍路・巡礼 > 四国遍路第三章「目次」 > 歩き遍路二巡・16 横峰へ
H20.9.14 UP
湯浪から横峰寺へ登る車道を上がって行く途中、道の斜面に記念碑があります。
最初はだれかの墓かと思ってましたが
「横峰寺御来光出現
弘法大師曰く
神佛は死んで無きものでなく生きて此の世で救けるものなり
教えに従うところには自由自在に現れて救けるものなり
昭和48年9月12日
出現の時刻 午前10時30分 40分まで
2名分の住所氏名 」
(一部、青苔のため不鮮明箇所がありますが・・・)
と言う内容で、な・・なんと・・御来光と共に大師様が現れて言葉を賜り、その記念碑のようでごぜえます。 m(_ _)m ヘヘェェ~・・・
これを現実の奇跡として、信じるか・・・・どうか・・・
もうダメで直らないと医者からも言われた人が遍路して完治し、直った某寺の脇に、お礼の意味で小さい接待所を作った人の事が本に載ってました。
その本人に直接会う機会が有り、聞いてみると事実だと言いました。
σ(*_*)は、信仰心が今一つ足りんので・・・あれだけど・・こおいう奇跡的な事が有る人も居るらしいですわ。
その道端の記念碑より、さらに歩くと東屋の休憩所があります。
隣りにトイレも有ります・・・あまり、キレイでないけど・・・
で・・車道は、ここまでで・・その先は行き止まりらしいですわ。
その休憩所の近くに湧き水が勢いよく出ており、麓の人が車でポリタンクに水を汲みに来ます。
きっと名水なんでしょう・・入れ替わり立ち替わり来るから・・(^^;
麓から歩いて来ると、やっぱしこの休憩所で休みますわなぁ・・・
長い距離を歩いて・・ヨッコラショッ・・と・・・!(^^)!
東屋のベンチの背の板に、いっぱい落書きが有ります。
昨年来た時は、無かったようだけど・・・・気がつかんだけだったのかな?
ちなみに子供が遍路した時、この東屋で野宿したそうで、夜は電気もないので真っ暗だったそうです。
その時は、この東屋にノートが置いてあったらしいのですが、風に吹き飛ばされたのか・・だれかが持って行ったのか、有りまへんでした。
で・・板に書いてある落書きを読んでみると、ほとんど遍路が書いてるようですなぁ。
住所氏名・・・・遍路の感想・・・etc
まぁ・・・いかがわしい事は書いてないけども・・・・
しかし、こいつら、ここまで遍路していながら何を学んだんんじゃろ・・・
落書きして良いかどおかも、わからんのじゃろおか・・・
自分の恥をさらしとるだけなのに・・・
その落書きに、次のものがありました。
告 公共物のらくがきで
自分の住所は書かない方が良いと思います。
↑
おまえも書くな
01/11/08記載
庵の坊さんは「絶対に神仏は、目に見える形で表れない。」と言います。
これを、もっと分かり易く言い換えると、仏さんや大師様の姿・形、あるいは犬や鳥などの動物の形など、目に見える物の姿・形では表れないという事です。
しかし寺や神社の縁起物なんかを見ると、あわや危ない・・という所で神仏は何かの形で表れて助けてくれまんなぁ。
本などを読むと、修行しとる人には神仏の形が表れることも有り、それらしいことを言ったり振る舞いをするらしいが、それがホンマの神仏か・・よぉ~く見定めないと「魔」にだまされてる事が有ると書いてあったように思う。
この横峰寺へ行く途中で見た記念碑が、どうだったのかわかりまへん。
でも、庵の坊さんが言うように、目の前に見える姿・形で神仏は現れないように思う。
特にσ(*_*)のような信心の足りんモンの前に現れたら、そりゃあぁ完全にニセモンだわ・・たぶん。
と書いてたら、横から見ていた越後屋が「そおじゃ、そおじゃ、あんたの前には絶対に現れん。」と言うので、負けずに「ふん・・おまえの前にも現れんわい。」と言い返してやりました。
それはそれとして・・某寺で小さい接待所を築いた人の病気が、治ったのも事実だと思います。
あまり有名な話ではないから、ほとんどの人は気づかないと思うが・・・
落書きについてはホンマの事を言うと、休息所の住所・氏名が書いてある落書きを、ここで写真をアップして、全国に晒してやりたい気持ちです。(^O^)
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