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歩き遍路三巡目(逆打ち) 11 きのこ汁
H20.11.30 UP
先日、愛媛県の岩屋寺方面へ行ってきました。
久万町付近は、ボチボチ紅葉がはじまっており、11月中旬は紅葉が綺麗でしょうなぁ。
そいでその岩屋寺付近のバス停には、キレイなネエチャンがいつも居るというウワサが有り・・・・
はい、ウソです・・・・トッツアン行ってもアカンでぇ。(^O^)
それは、それとして、その岩屋寺バス停は野宿するのに最適な場所として、遍路内では有名な場所なんですわ。
その日は、遍路しながらキノコを採りましてなぁ・・(^_^;)ヘッヘッヘッ・・・・
どっちか言うとキノコの方に主眼を置いておりましてのぉ・・(^O^)ダハハハ・・・
予想以上に、ゴッテリ採れましてなぁ・・・!(^^)! ドオジャア、マイッタカ
夕方暗くなり始めた岩屋寺バス停内には、テントを組立て寝る準備し始めとるトッツアンと、寒そうにカップメンをすすっている気の弱そうなアンチャンと、携帯電話持って書き物しとる人の3人が先客としておりました。
先客に挨拶して、皆に食事は済んだか?と聞くと、終わったとか、喰わない主義だとか、喰っとる最中なので・・というので、そんならσ(*_*)らだけでキノコ汁作って喰おうと思いました。
しかし皆の前で作り、見せびらかして食べるのも気が引けるので外のベンチで作りました。
辺りは、すっかり暗くなっており、白菜の葉っぱを2枚ほどむしり、バリバリと手でちぎって鍋に放り込み・・・、
ネギも百円で買った切れにくい包丁で、適当に鉛筆を削るように切りました。
はい、洗いもせずに、そのまま鍋の中に・・・たぶん大丈夫でしょう。
はいはい、キノコも忘れずにね・・・ドサアッッッ・・・!(^^)!
そいで、スーパーで買って来た、安物の牛肉を手で引きちぎり・・
はい、手も洗わずに・・たぶん死なんじゃろおう。
手は、ズボンで拭いといて・・・キレイにしとかなくちゃね。(^_^;)フキフキ
肉ダンゴを入れたら鍋一杯になっちゃった・・(@_@)σ
作ってる最中、越後屋と
σ(*_*)「あの人達の分まで作ってあげようか」
越後屋「喰ったと言っとるから、ええんでねえの」
と話ししとったんですが、ちと二人で食べるにしては量が多過ぎちゃった。
どおしても鍋にしちゃうと、食材で多くなっちゃうからなぁ・・・
そこで先人達が居るテーブルへ鍋を持って行き
σ(*_*)「あのぉ~・・キノコ汁作ったんですけど、作り過ぎたようでして、良かったら食べませんか」
と言って、紙皿に割り箸を付けて皆に声を掛けました。
そしたら、テントの中に潜り込んでたトッツアンが早々「これはアリガタイ、珍しい物を・・」と喜んで自分の大き目のコップを持って現れ、喰わない主義という人も嬉しそうに汁をすくい始めました。
そこへカップメンを喰ってたアンチャンが、歯を磨きながら来たので「無理じいはしないけど、良かったら食べてくんなせぇ」と言ったら、やはり汁をすくい始めました。
さらにテントのトッツアンは、「あのぉ~、明日の朝飯用に、これに入れて貰っても、ええでしょうか」と言い、自分の小さい鍋を持って現れ、三杯ほどすくっていきました、
そうこうしてσ(*_*)らが喰う準備なんかしとる間に、鍋を見たら、アラアァァ~・・半分ほどになっちゃっとる・・・
おい・・大丈夫か・・・σ(*_*)らが喰う時まで残っとるやろか・・(-_-;)
それでも2杯づつ食べたら、まだ少し残ってるので、「残しても捨てるだけだから、良かったら全部食べてくんなせぇ」と言ったら、アンチャンと喰わない主義の人が、お互いに目で譲り合いましたが、最後に主義の人が鍋を空にしました。(^_^)v
その日は、朝から冷雨が時々降り寒い一日でした。
02/11/02記載
この時のキノコ汁は、古杉に生える「スギヒラタケ」というキノコでした。
ここ数年前に原因不明ながら、この「スギヒラタケ」を食べて死んじゃった人がいるので、最近「毒キノコ」とされて食べないように・・と「お触れ」が出ています。
独特の味・香りが有り、σ(*_*)は「澄まし汁」にすると上品な味がするので好きでした。
今も季節になって山へキノコ採りに行くと、この「スギヒラタケ」の群生を見つける事が有りますが、「惜しい・・!!」と思いながらも採りまへん。
もうトシになって、この先を生きるのがイヤになった時に、このキノコを採って一人で味わい食いつつ、タバコもパカパカ吸っちゃて死んじゃおうかなぁ・・。(^O^)
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