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遍路日 2011.12.5 掲載日 2012.10.13
「吉田ダム」湖畔の車道に着いたけれど、左右どちら方向の道へ行けば良いの?、ここら辺にも、イッパツ案内看板が欲しいところだが・・。
何となく下調べしてた時に左側へ行くように思えたので、左側へ行きました。
この車道は吉田ダムを一周する周遊道路だと思っていたのですが、そのうち草が茂り始め、あんまり車が通った様子がありません。
そのうちゲッ!!・・道が途切れて終わってるじゃありまへんか。
あちゃあぁ~・・右方向へ行かにゃアカンかったかなぁ・・・と思ったら、そこに遍路札が有り、下へ降りるようになっており小道が続いており、吉田ダムが出来たので、その補償代用道路として新しく周遊道を作ったのでしょう。
細い道をコンクリ舗装してあり、歩く人のために舗装しちゃったのでしょうが、できれば地道の方が足が痛くないのだがなぁ。
まぁ・・道が崩れないから、補修しなくて良いかもしれんが・・
所々に狭い谷を渡るため、工事用足場パイプで橋が作ってあります。
でもねぇ、場所によっては工事用橋板が赤く錆びており、体重100kgほどの人が歩いたら、底が抜け落ちるかもしれまへんでぇ。
最近、トシと共にコジワと体型が気になりはじめた貴女・・渡る時に気をつけてね。(^O^)
ごめんね、せっかく作ってくれた周遊道なのに、モンクばっかり言って・・・
でも、「吉田ダム」湖畔に沿って周遊道が作ってあるので、これはこれで、なかなか景色が良いと思う。
ダム湖畔を眺めながら歩いてると、目の前にゲート柵が・・ゲッ!!・・細身のσ(*_*)だから、柵の横をすり抜けて行こうと思えば、行けるのだが・・
ゲートの柵には「へんろ道 吉田庵へ この戸は必ず閉めてください」の看板が有ったので、戸を開けてみると、足場パイプのように錆ついてないので、思ったよりスンナリと開閉できました。
ゲートの裏側の看板には「立入禁止 立ち入る場合はダム管理事務所に届けてください」と貼ってあり、 関所の「出女・入り鉄砲」と同じように一方通行なんですなぁ。(^O^)
「届けてください」と書いてあるもんだから、ここを通ったら管理事務所に「知らずに勝手に通りました、すんまへん。関所の通行料金はいくらでしょう。」と言いに行かなければアカンのかな?
結局、その看板は見なかったフリする事にして、ダムを渡って管理事務所へ行く代わりに、その広場に設置されてるトイレへ行って、ベンチで一休み。
吉田ダムの湖水を見ながら歩いて来た道筋を探しましたが、正面の崩れた付近以外は、よぉ~わかりまへん。
管理事務所の広場には、シンボルとして丸い球が水に浮いてます。
初めは球が浮いてると思わず、球の下から水が出ているのを見て、ダムだから水が有り余って水を出してるのじゃろなぁ、もったいない・・と単純に思ったのです。
でも何となく球が水に浮きながら少し動いてるようにも思えたので、試しに球を手で動かすと、ゆっくりと動かした方向へ回転し始め・・・おぉぉぉっっ・・・!!
この球を動かすと吉田ダムの機械が、どおかなって叱られるのじゃないか・・と心配しましたが、別に管理事務所の方から叱る声がしませんでした。
吹き上げる水圧で、重い石の球を浮かせてるんでしょうが、どれ位の水圧を掛けているのでしょうか?たいしたモンだわぁ。
ぜひ近くへ行かれた際にはトイレを借りるついでに、好きなだけ球を回して喜んでください。 ちなみに、タダです。(^O^)
先程の「出女・入鉄砲」ゲート柵の有る対岸側へ行き、ダム下を見渡せる柵に「へんろ道 吉田庵へ 階段を降りて川沿いに下る」の看板が有り、扉を開けて階段を下りました。
これも下調べの時に、そんなような事が書いてあったので、ほほおぉぉ・・これがそおなのか。
階段は幅が広くて危ない事もなく、手摺りも付いておりますが、ダムの上から下までは、けっこう距離が有ります。
これが逆に、下から上へ昇るとなると、キツイでっしゃろなぁ。 足の運動には、なるだろうけれど・・。
吉田ダムの下流川沿いを歩きながら、川向うの対岸に有る山を見て、次の「福田越え」は、あの山の凹んだ付近かなぁ・・
「吉田」集落に入る頃に家があり、民家かと思ったら、それが小豆島88箇所霊場の82番札所「吉田庵」だった。
賽銭箱に、だれが飾ったのか、小さいミニチュアの遍路笠が置いてあり、古さといい、色褪せ具合といい・・妙に微笑ましい。
境内の写真を撮ってるとわかったのですが、鐘楼が有る付近が昔は82番「吉田庵」の正規な入口だったよおですねぇ。来る時は車道から、横滑りで入って来ちゃったが・・・。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「奥州薩慈」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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