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遍路日 2011.12.6 掲載日 2012.10.23
「草壁」にある17番「一ノ谷庵」より小豆島88箇所霊場の19番札所「木下庵」へ向かって、トボトボ・・買ったばかりの地図本だけでは、ちとわかりにくい。
やっぱり持ってきた1/2万5千の地図で、概略の位置を確認して併用しています。
それでも、地図本のお陰で、タンボを眺めたり狭い住宅の道を通って、すんなり19番「木下庵」へ着きました。
ここには15番「大師堂」と同じような休み処が有り、だれも居なく静かでした。 隣に墓が有ったけれど・・・
地図本では19番「木下庵」から「22番 峯山庵」へ行くように青線で書いてありますが、途中より旧道を離れて「草壁」の県道を横切り21番「清見寺」へ寄りました。
これは1/2万5千の地図で札所の位置関係がわかるから、できる芸当でしょうなぁ。
県道から小豆島88箇所霊場の21番札所「清見寺」屋根が見えたので、空き地を突っ切って寺へ近道をしました。
そしたら、先を行ってた越後屋が信号の曲がり角まで行っており「振り返ったら姿が見えず、どこへ行ったかと思ったじゃねぇか、ゴルァアァ~・・・置き去りにされて、捨てられちまったかと思ったぞぉ・・ギャアァ・ギャアァ~・・」とモンク垂れながら来ます。
「んなもん・・寺の屋根が見えたから、そっち方向へ行けるとわかるんだから、空き地でも何でも通って行けば良いんじゃ。」と言い返して、ホンマに置き去りにして、捨てちゃえば良かった。
小豆島は石の産地なのか、山門近くにウサギの耳をモチーフにしたようなのが飾ってあります。
21番「清見寺」本堂で寺の人がお客さんに何か説明していましたが、σ(*_*)が尺八吹いて参拝していると、わざわざ閉まっていた扉を開けてくれました。 すんまへんねぇ、説明の途中なのに・・・。
ここは幼稚園も併設しており、説明の話し声が越後屋に聞こえたようで「園児が跳び箱を出来なかったら、皆が出来るまで、やらせるのが方針だ」というような事を言ってたらしい。
それはそれで結構な方針と思うが、でも、どうしても飛べない子供が居た時は、どうするんじゃろか、泣いてでも、どうしてでもやらせるのかなぁ。
「愛のムチ」とか「コンジョ」と言えばそれまでだが、大部分の園児が出来るから、やらせれば全ての園児も出来るはずだ・・と言うのもいかがなものか。
また、出来なくても仕方がない・・と言うのも「あきらめ」「甘い」と言えるが・・
園児の教育方針も難しいでんなぁ、以上は越後屋の感想でした。
「草壁」の県道に出て22番「峯山庵」へ入る道はどこかなあ・・と思ってると、道端で遍路標識を見つけたので八坂神社の境内を通って急坂を上りました。
上がった所は墓が一面に・・まぁ寺と墓は切っても切れない縁だから仕方がないか。
墓を少し降りた所に小豆島88箇所霊場の22番札所「峯山庵」が有り、ほとんど何も無い境内は見晴らしが良く、草壁の町並が望めました。
小学校の校舎方向に、次の23番札所「本堂」の屋根が見えます。
22番「峯山庵」の階段を下りた所に井戸が有り、井戸の柱に貼ってある遍路標識は狭い道を行くように示しております。
まぁ・・遍路道というもんは生活道路だからな・・と思いながら行くと学校のグランド側に出てしまい、それから、どちらへ行けば良いかわかりまへん。
幸い近くの家にオバハンが居たので尋ねると、「寺は、あそこだけれど・・今は学校のグランドに生徒さんが居ないから、突っ切って行けば良いのでは・・・」と言います。
でもねぇ・・心が痛むなぁ・・と思い、一応道順を聞き大通り方向へ行きました。
後で地図本の遍路道と見比べると、井戸に有った遍路標識の「手の方向」が違っており、うむうぅ・・これは遍路標識を貼った位置が悪く、下りてきた階段の「峯山庵」方向を示していたつもりかもしれん。
それにしても貼る位置を、もおちっと変えないと、たいていの人は、σ(*_*)と同じように狭い道を行って間違うでぇ・・たぶん・・
ここは井戸の所から、すんなり「草壁」町内の大通りに出るのが正解のよおです。
23番「本堂」は「荒れた感じの堂」と下調べしたネットに書いてあったが、言われてみればそんな気がしないでもない。
23番「本堂」の横には、ネットに書いてあった白い象のハリボテも置いてあり、わあぁ~ホントに置いてあったでぇ・・と喜んだ。
23番「本堂」正面の彫り物は、善意的に見れば「虎」だろうけれど、何となくドラネコのようにも見え、しかも片目が有りまへんでぇ。
でも、キチッと整備された大きい寺よりも、こおいう荒れた感じのチッコイ寺の方が好きだなぁ。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「奥州薩慈」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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