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 庚申堂の夕暮れ 遍路日 2011.12.6  掲載日 2012.10.26


「オリーブうどん」と「落書き」/小豆島88箇所霊場・徒歩遍路記

オリーブうどん

 「草壁」方面の札所寺が終わったので、ここで打ち止めにしても良かったが、時間が少し余ったので11・9番をやっておけば、次の碁石山コースが楽なので、そこまでやる事にしました。

 「草壁」の町並を歩いていると「うどん屋」があり、昼飯に非常食しか食べてなかったので腹が減っていたので入りました。
オリーブうどん
 そこのメニューに「オリーブうどん」500円なるものが有ったので、小豆島と言えば「オリーブ」、これは是非とも話しの種に食べなければと思い注文しました。

 「オリーブうどん」の正直な感想・・オリーブの実が4個ほど入ってるだけで、普通のウドンと変わらん。

 オリーブの実も、どんな味かと思って初めて食べたが、これと言って比較形容する味が見つからない。

 例えて言うならば、ウドンにサクランボを載せた感じだが、サクランボならば、まだ味が有るんたけれどもなぁ・・

 姿・形から見れば梅干しのチッコイ形なので、それと似た味かと思ったが、ううむうぅぅ・・・オリーブは全く味が無く、それほどオイシイ物だとは思わず、これならば素ウドンでも良かったと思う。 すんまへん。

11番「観音堂」の落書き

 11番「観音堂」へ行く道を1本間違えちまい、道端に出ていた人に尋ねるとトッツアンが「ここら付近は、良く迷う所ですから」と言って親切に同行すると言ってくれました。11番『観音堂」へ、小豆島88箇所歩き遍路紀行文

 町並を歩いてると、醤油倉庫の黒い板塀が立ち並んで続いており、おぉぉ!!・・・・芸術!!・・と思って写真に撮りたかったが、トッツアンが話しながら案内しているので遠慮して撮らなかった。

 しかし、今思うと撮っておけば良かったなぁ・・あの時は、まだこれから先にも有ると思ってたから・・・観音堂

 「ここら付近の人は醤油工場で働いてる人がほとんどですか?」
 「さあぁ~・・どおだかねぇ。ワシは、ここの生まれでなく大阪から来た者で、家内の両親を介護するためここへ来たんだ。」

 そお言えば夫婦連れで道端で立っており、道を尋ねている時に介護車が来てたなぁ。

 見れば同年代のトッツアンで、今も、これからも介護でタイヘンだと思う。

 σ(*_*)も越後屋の両親を介護した事あり、なかなか他の人には言えない事も多々あり、トッツアンが今何を思っているか、心中を深く察するに余り有る。11番「観音堂」、小豆島88箇所歩き遍路紀行文

 狭い路地を指して「この奥が札所だよ」と教えてくれ別れました。

 小豆島88箇所霊場の11番札所「観音堂」は、大きな銀杏の木が有り、狭い境内は黄色の落ち葉で埋もれてます。

 11番「観音堂」内の白壁には落書きが一杯してあり、下調べの時「落書きがある寺」というのが有ったが、この寺だったのかぁ。

 「自由に思うままにどうぞ お願いを白壁に書き、幸運の大銀杏をさすります いたち観音」と書いてあり、ホンマに壁一面に赤字や黒字で落書きが書いてあります。壁一面の落書き

 壁に落書き(ホンマは願い事)を許認する寺も珍しいでんなぁ、たぶん全国広しと言えども、唯一この11番「観音堂」だけと思う。

 願い事を書く場所なので、他の所でよく見る「いかがわしい事」などの落書きは書いてなく、さすが良識は有ります。

 「おとうさんと おかあさんが たばこをやめますように」と幼い字で書いてあり、これを見た親はタバコを止めにゃアカンだろなぁとニヤリ・・。

 「おとうさんと おかあさんが けんかしませんように」と同じ字で書いてあります。観音堂のお休み処

 でも願い事というもんは、今現在こおなっているので、何とかして欲しいという現れだと思う。

 マンガの「サザエさん」のような「シアワセな家庭」は、日本中どこを探しても有りまへん。

 表面的には良さそうに見えても、当人でなければ分からない苦しみ悩みを一杯抱えて、口にも出さず生きており、それでも何とか少しでも良い方向へ向かえば・・と願ってるのだろうと落書きを見ながら、つくづく思った。

9番「庚申堂」

小豆島88箇所歩き遍路紀行文    金両醤油創業蔵の焼板   小豆島88箇所歩き遍路紀行文

 11番「観音堂」の石垣に沿って歩き、町並に出ると先程見た黒い板塀のようなドッシリした家が見え、説明看板には「金両醤油の創業蔵」と書いて有ります。小豆島88箇所歩き遍路紀行文

 以前テレビで見ましたが、この付近一帯に有る醤油蔵の黒い板塀は、色を塗ったのではなく焼板なので独特らしい。

 狭い道を行き、9番「庚申堂」の屋根が畑の向こうに見えるので、そこらの畑から行けるのかと思ったら鉄条網で柵してあり、どうしても正規の門から行かにゃアカンらしい。

 小豆島88箇所霊場の9番札所「庚申堂」に着く頃には、だいぶ夕闇が迫って来ました。

夕暮れの庚申堂   9番「庚申堂」、小豆島88箇所歩き遍路紀行文 庚申堂の口演

 9番「庚申堂」入口に板が置いてあり「口演」と題して何か書いて有るが、永年の風雨で字が掠れちまい判読しずらい。

 「兵庫県の何とかさんが、体が不自由になったけれど、この堂で一心不乱に祈ったら治った 大正三年」というように読み取ったが、違うかな?

9番「庚申堂」、小豆島88箇所歩き遍路紀行文      更新堂の瓦

 堂の彫刻は「三猿」で珍しく、境内には鬼瓦が並べてありました。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「奥州薩慈」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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