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遍路日 2011.12.7 掲載日 2012.12.22
車道を歩き遍路していると、それほど遠くない所に小豆島88箇所霊場の18番札所「石門洞」へ上る坂があり、途中の木々から「20番 仏ケ滝」の屋根も見えます。
落ち葉が積もる車道の遍路道を歩いてると「螺貝岩」の看板が有り、矢印方向を見ると・・おぉぉ・・巻き貝のような岩が有るでねぇか・・たいしたモンだ。!(^^)!
途中に「二見岩」「大亀岩」という看板も有りましたが、すまん・・どれだかわからんかった。
「幟岳」というのは正面に四角い岩がデエ~ェンとそびえており、これはわかった。
こおいう岩の紹介が有ると、単調な坂道も楽しみが有りますねぇ。
小豆島88箇所霊場の18番札所「石門洞」に着くと、だれも居なくヒッソリしており、荷物をお休み処のベンチに置いて、洞窟へ参拝しに行きました。
階段脇に太い鎖が巻いてあり、今は階段が有るけれど、昔はこれに掴まりながら洞窟に入ったのでしょう。
朱色の入口扉(一番上の写真)に「サルが入らないように、閉める事」と書いてありますが、まだサルにお目にかかっていなく、サルよりも、もっと悪い人間には、お目にかかったけれど・・・
扉の中に入り階段を上がると、14番「清瀧山」のような岩屋になっており、尺八を吹いて参拝すると、20番「仏ケ滝」ほど響かなかったが素直な音でした。
参拝が終わって堂内の階段を下りる途中で、越後屋がチッコイ蓋のような物を開けており、こいつは蓋が有れば、何でも開けたがるからなぁ。
何が有るの?・・と思って一緒に中を見ると、岩肌を伝った水が窪みに溜まっており、フウゥ~ン・・と思ってたら「飲んでみる?」と言われ、えっ?・・飲めるの?「だって、そこに柄杓が有るもん」
見れば岩壁に、梅酒の原液を掬い取るようなチッコイ柄杓が引っ掛けてあり、水溜まりの側にも同じくチッコイ三方の上に盃程度のコップが置いてあります。
柄杓が置いてあるから飲めるのだろうし、水はキレイだったが、コップが汚そうだったので飲むのは止めといた。
しかしこの水は、わざわざ蓋までして作ってあるから、何かもんのすごい云われがあるのでしょうなぁ。越後屋の動作を見るまでは、こんなのが有るとは全く気付かず、帰ってネットで調べても、この水に関する記載・紹介は見つけられませんでした。
岩屋内階段の途中に有りますが、上がったり下ったりするのに忙しくて見過ごされちまい、これは世に知られていない霊水だったのかもしれない。
今思うと飲んでおけば良かったかなぁ・・
カシコクなるとか(今さら、このトシになって、カシコクなってもなぁ)・・
幸せになるとか(遍路・巡礼できれば、今のままで十分シアワセだけど)・・・
不老長寿とか(80才までボケず、足腰が立って元気であれば、それでポックリ逝っても良いが)
3億円の宝籤に当たるとか(あっ・・出来たら、これは当たって欲しい)・・・・
「石門洞」境内の「休み処」に戻り、ベンチに置いてある薬缶にお茶が入ってたので飲みましたが、ちと、ぬるかった。
境内を撮影してると、水場に地蔵さんと白い観音さん?が立ってますが、この観音さんと思われる方の風貌が西洋風で、しかも御尊顔を拝すれば、失礼ながらスーパーでレジ打ってるオバハンのような年増です。
別に女子中学生ほどの生娘とまではゼイタク言わんが、せめて愁いを秘めた水芭蕉のようなキレイなネーチャンの像を置いておけば良かったのになぁ。
おまけに西洋風な造りのため、チィットばかし場違いの印象がする。
境内隅に住居風建物の側に階段が有りましたが、入口に「修行しているので、立ち入らないでください」と看板が掛かっており、へえぇぇ・・今でも、ここで修行している人が居るんだ。
この後「寒霞渓」へ登る途中で、山頂付近に小さい堂が見えたので、階段はそこへ通じていたのかもしれません。
「休み処」で茶を飲みながら、「立入禁止」の階段が「寒霞渓」へ行く道だと思っていたので、これからどうしょうかなぁ・・と思ってると、一人のアンチャンが側の階段から降りて来ました。
挨拶をして「寒霞渓」への道を聞くと、アンチャンが下りて来た道を行けば良く、そんなにキツイ道でないと親切に教えてくれます。
できれば、この付近に「寒霞渓」への矢印看板が有った方が、ウレシイなぁ。σ(*_*)のように初めて来て、わからん人が居るかもしれんので・・・
出発してアンチャンが下りて来た階段を上がり、コンクリ道の山道に出ました。
そこで振り返ると、今上がって来た階段の上を覆う岩が有り、階段の所が大きな穴のような感じになっております。
これが、「石門」という寺名の云われになったのでしょうか。
振り返らなかったら全く気がつかなく、あやうく見過ごす所だったでぇ。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「奥州薩慈」を載せており、
聞いて頂ければ泣いて喜びます。
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