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遍路日 2011.12.8 掲載日 2012.12.26
「土庄」に有る小豆島88箇所の「小豆島霊場総本院」へ行くと、受付らしい所に電気が点いてるので人が居るらしい。
賽銭と納札を入れたが、納札を入れた籠が直接地面に置いてあります。
これを見て籠が悪いと言うのではありまへんが、参拝者が願い事を書いて入れる納札が、籠のスキマから足下の地面上に落ちるような感じを与えます。
せめて籠を何かの台上にでも乗せてくれたら、納札を入れる印象がずいぶん違うと思うが・・。
「小豆島霊場総本院」は小豆島88箇所霊場の総マトメ役機関で、遍路する人が「土庄」へ来れば、たぶん一番最初に訪れる場所だと思い、初めからこのような印象を与えるようなのは、いかがなものか・・・
もし関係者の人が見ていたら、一考してね。
壁に「告示 80番観音寺からの手続き・申請を一切受付られぬと議決された」と書いた紙が貼ってあり、これを見た越後屋が「何?どおいう事なの?意味わからん。」
自分も貼り紙文面の意味がよぉ~わからんが、寒霞渓でバス運転手から「奥の院・山の観音」の事を聞いていたので「早い話が、小豆島88箇所霊場会が、皆して80番を仲間外れにしたという事だろう。」と教えた。
しかし、そんな事情を知らない人達は、この「告示」だけを見ても何の事かわからんじゃろなぁ。
そんな話をしていたら、受付に人が居たのに気づき、聞かれちゃったかな。
本場の四国88箇所霊場でも有名なオカシナ寺が有り、遍路からモンク出ているが、小豆島88箇所霊場でもモメ事が有るよおです。
追記 篠栗88箇所霊場でも、二つの札所でモメており、何故か88箇所関係は札所のモメゴトが多いよおでんなぁ。33観音関係では、そんなモメゴトを聞かないのだが。 (追記 2020/8)
でもσ(*_*)は80番「観音寺」に対して、そんなに悪い印象を持っていない。
別にウドンを食わせてもらったから言うのではないが、あの「うどん接待」も、そう簡単に出来るものでは無いと思い、むしろ何の見返りも無いのに、参拝者のために太鼓叩いて祈願してくれたりして、今時の寺としては珍しく良くやってると思うがなぁ。
本四国でも、いや・・・全国のどこの寺を探しても、そんな事までしてくれる寺なんて無いと思うが・・・・。
こんな「告示」まで出されているとは知らなかったので、バス運転手にモメた原因も聞いておけば良かった。
「土庄」の大通りへ出て少し行き、神社入口付近の横階段を上がると、ちっこい堂の小豆島88箇所霊場の64番札所「松風庵」があります。
階段の脇に生えているイチョウから、黄色の葉が境内に落ちて地面を埋め尽くしており、それはそれで、また情緒が有ります。
64番「松風庵」の側には、だれかが忘れて行ったらしい破れた遍路笠が、サミシそうにぶら下がっています。
奉納額に「当庵にて眼病全快」というのが掛かっており、大正7年に岡山の人が小豆島88箇所霊場を巡って目が治ったらしい。
58番「西光寺」へ行く途中、町の中で迷いました。
「土庄」の人も知っていて開き直ったのか、この付近をわざわざ「迷路のまち」と名付けてあります(^O^)。
その街角や家の前には、灰色の丸い形をした置物に顔が描いてあり、最初は一つだけかと思っていましたが、町のあちこちに置いてありました。
網に使う「浮き玉」とバケツを利用したらしいが、一つ一つの表情が全部違っており、見ていても飽きなくて面白い。
何かマスコットの愛称を付けて、小豆島「迷路のまち」として観光名所にしても良いくらい、アイデア賞もんだと思うが、残念ながら、あんまり紹介されてまへんねぇ。
帰って調べてみると、定時制土庄高校の生徒達が作ったらしい
「迷路の町」から、とにかく「三重の塔」が見える方向へ歩くと、何とか小豆島88箇所霊場の58番札所「西光寺」に着き、この境内に生えてるイチョウの黄色も素晴らしかった。
本堂で尺八を吹いて参拝していると、それを聞いた寺の人が奥から出てきて受付の所に座ります。
あちゃあぁ~・・別に納経帳も作ってないのに、わざわざ出て来られなくても良いんだがなぁ。
参拝が終わり、ここに「戒壇巡り」が有るらしいので、せっかく出て来てもらったので悪いから入ろうかとも思ったが、結局入らなかった・・ごめんね。
58番「西光寺」本堂内の横に飾ってある大きな「小豆島観光絵図」は、鳥瞰図方式で描いてあり古風な感じがして良いですねぇ。
売り物ではないらしく、こおいうのを売り出せば、良い記念となり土産物として喜んで買うのになぁ。
本堂を出て「58番「西光寺」・奥の院」と言われる「三重の塔」に行きましたが、あまりにもアッサリし過ぎており「三重の塔」だけしかありません。
「奥の院」と言うからには、何か他の施設も有るのかと期待したのだが・・・。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「奥州薩慈」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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