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 小豆島遍路記 銭の賽銭箱 遍路日 2011.12.8  掲載日 2012.12.28


「銭の賽銭箱」と「一髪観音」/小豆島88箇所霊場・徒歩遍路記

57番「浄源坊」

 「土庄」の「世界一狭い海峡」を再び渡って、細々とした住宅路を行き小豆島88箇所霊場の57番札所「浄源坊」札所へ行くと、境内に大きな木が茂っており、本堂と大師堂が有ります。土庄の古い家並

 大師堂に灯りが点いており、堂内からオババ達が談笑しているらしく、話し声や笑い声が聞こえます。

 下調べした時に、オババ達が堂にタムロしている札所が有ると見ていたが、この堂の事なのかな?

 尺八を吹いてる時に、オババの一人が「ダンゴパック」を持ってきて、尺八を吹き終わった時に「今日は、お地蔵さんの縁日で、皆が集まっているので、どうぞ。」と言いながらくれました。浄源坊の全景

 「お茶もあげようか」と言ってくれましたが、先を急ぐので断りましたが、さすがオババ・・尺八の手入れしている時に茶を持ってきてくれたのは気が利きます。

 ここでダンゴを食べると、口の中にツバが出やすくなって尺八が吹きにくいので、茶だけを飲んで「ダンゴパック」を越後屋に持たせて出発しました。浄源坊

 その時、大師堂に入ってオババ達にお礼を言おうかと思ったが、せっかく楽しく談笑して忙しいのに、割り込んで談笑を止めるのも悪いと思い止めました。

 代わりに、こちらを見てないかもしれないが・・・と思いながらも大師堂に向かって一礼すると、堂内から見ていたらしいオババの一人が、頭を下げて礼を返してくれました。

65番「光明庵」

「土庄」、小豆島88箇所歩き遍路    光明庵    光明庵内部

 次の65・53番札所は、地図本でもわかりにくい道で、迷いながらも何とか65番札所「光明庵」に着きました。

 65番「光明庵」は納骨堂を兼ねてるというよりも、納骨堂そのもので、慣れない人は気味悪がって入りにくいじゃろなぁ。光明庵の地下

 しかも室内の灯りも点いてなく、薄暗いしぃ・・σ(*_*)らは、こおいうのには慣れちまってるから、別に何とも思わないが・・

 さすがに納骨堂、その構造のためか尺八の響きは良かった。(^O^)

 納骨堂の下に外から入る地下室が有り、入ってみると「お釈迦さん」の絵が描いてあり、チッコイ観音さんも一杯並んでいたが、今一つ主旨がよぉ~わからん。

 納骨堂の隣に家屋が有り、その看板に「参拝の方へ注意 この建物は個人の物で光明庵と関係ない。
 光明庵の本尊がいつから薬師如来になったか尋ねられるが管理者として、お知らせする」
と主旨が書いてあるが、これも何かよぉ~わからん。

 しかし、わざわざ本尊さんを確認・尋ねる信心深い人が居るんだなぁ。

 σ(*_*)なんか、そんな事を気にせず本尊さんが、だれかも知らんで参拝してるでぇ。(^O^)

53番「本覚寺」

53番「本覚寺」、小豆島88箇所歩き遍路    53番「本覚寺」、小豆島88箇所歩き遍路    本覚寺に有る「銭の賽銭箱」

 65番「光明庵」側の階段を下りて53番「本覚寺」へ行く途中の堂に、「一毛観音」と書いた看板があります。

 「世界で唯一の一髪(いっぱつ)観音  インド・ネール元首相を始め日本全国10万人の頭発をもって総刺繍で作られた観音様  拝観希望者は寺務所まで(無料)」

 おぉぉぉ・・・タダか・・・(^_^)v ニヤリ・・

 さらに階段を下りて53番「本覚寺」本堂へ入り、尺八を吹いて参拝しようとすると奥から住職が出てきて「受付」に座ります。銭の賽銭箱

 越後屋が申し訳ながって「すみません。納経帳は、してませんので・・」と断ったが、住職は最後まで座っており、ここも響きが良かった。

 ふと見ると、賽銭箱が古い銭で飾ってあり、珍しいので住職に聞くと
 「先代(だったかな?)が、銭と言う物のために血を見る事もあり、また恨みを買った事も有るだろう。
 そおいう思いが有る銭なので、銭を賽銭箱にして般若心経を聞いて銭を供養するために作った。
 このような賽銭箱は小豆島に3ケ所有り、一つは池田の・・(忘れた)、もう一つは・・(これも忘れた)に有る」


 うむううぅぅ・・言われてみれば、お金で苦しんだり・恨みを買う事もあるなぁ。小豆島に来て、初めて説教らしい良い話しを聞いた。遍路の人形

 この後、気を付けて池田方面の札所寺を巡りましたが「銭の賽銭箱」がどの寺に有るかわかりませんでした。

 その時は、寺へ行けば簡単に見つけられると思っていたのですが、メモしておけば良かったなぁ。だれか知ってたら教えてね。

 しかし、もう一つの賽銭箱は偶然にも再び寄った80番「観音寺」に有るのを見つけました。

 なお、この「銭の賽銭箱」に関する事をネットで調べてみると1件のみ掲載されてましたが、云われは知らないよおです。

 たぶん、ほとんど世間に知られてない逸話なのでは・・と思います。

      小豆島 本覚寺

 住職に「一髪観音」を見せてもらうようにお願いすると、気軽に了解してくれました。53番「本覚寺」、小豆島88箇所歩き遍路

 拝見しながら説明を聞くと「一人づつ10万人の毛を集め、それを10本づつ束ねて糸とし、それで観音さんの姿を刺繍してある。 刺繍して作った人も一流の人だ」との事です。

 残念ながら撮影禁止なので「一髪観音」の画像は有りまへんが、ここにも「銭の賽銭箱」が置いてありました。

 でもどうしても、こおしても、どんな観音さんなのか見たい人は、「無理して若作りしている?地元おっさんの小豆島八十八ケ所巡礼」という、長い名前のブログに載ってますので、クリックして参照してください。(写真掲載は住職さんの了解を得てるらしいです)


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「奥州薩慈」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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