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歩き遍路するならば、遍路道が記載されている篠栗霊場会発行の地図が有った方が良いと思い、「33番 本明院」で購入しました(100円だったので、安いと思う)。
篠栗霊場の遍路道は道標などが整備されており、迷う事は、ほとんどありませんでした。
ただし、若杉山「奥の院」から篠栗町内へ下りる道は車道しか記載してなく、ショートカット出来る遊歩道?が有るのに記載されていなかったので、かなり迷いながら下山しました。
地図に関しては、最後の一番肝心な所だと思うのですが、そこん所を掲載されてないのが今一つ、この地図の残念で惜しい箇所です。
札所番号がランダムのため、6回のコースに分けて歩き遍路をしました。
1日 | 1-打ち始め 27番 |
2-針の耳 87番 |
3-襖 絵 15・66番 |
4-雷音寺 49番 |
5-紅 葉 36番 |
6-疲 れ 16・76・47番 |
7-五塔の滝 70番 |
8-夕暮れ 44番 |
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2日 | 9-明石寺 43番 |
10-芳名大師 82・11・52番 |
11-集中力 25番 |
12-羅漢さん 40番 |
13-小 浦 6番 |
14-城 戸 13・71・3・31番 |
15-不動霊水窟 45・1番 |
16-これは ないと思ふ 60・72・74番 |
17-二日目の終り 78・17番 |
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3日 | 18-暗 譜 81・75・34番 |
19-巾着袋 5・50番 |
20-滝 行 85・12番 |
21-大久保 88・58番 |
22-遍路道 2・56番 |
23-桐ノ木谷 22・55番 子安観音 |
24-ハクビシン 53番 |
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4日 | 25-犬 7番 |
26-心 眼 65・83番 |
27-天狗岩 63番 |
28-二つの札所 29・75善通寺・64番 |
29-若杉山 26番 |
30-奥の院 | 31-手探り | 32-篠 栗 | |||
5日 | 33-田ノ浦 57・30・ 80・59番 |
34-打ち戻り 42・24番 |
35-中河内 14・48番 |
36-木 鶏 20・67番 |
37-山 王 73・61・ 23・41番 |
38- 疲 れ 38・8・10番 |
39-日暮れ 46・68・9番 |
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6日 | 40-最終日 77・39・19番 |
41-心 鏡 62・18・84番 |
42-お 茶 28・51・79・54番 |
43-高 田 33・37 ・21・69番 |
44-結 願 32・86・ 35・4番 |
正直言いまして「篠栗八十八箇所霊場」の名前は知っていましたが、九州のどの付近に有るか知りませんでした。
そいでもって読み方も「しげくり?」なんて思っていたりしまして・・・・あっ、はい・・「ささぐり」ですね。(^O^)ヘッヘッヘッ・・・
それでも四国88か所の「三大写し霊場」として、小豆島・知多と並んぶ「篠栗」は有名霊場です。
聞く所によると88箇所は「遍路」と言って「修行」の場、33観音は「巡礼」と言い「祈り・願い」の場らしいです。
ならば「修行」として、尺八で覚えかけの「産安」という曲を吹きながら、88箇所を遍路してみると、どのような修行になるじゃろか?・・・とアホな事を考えつきましてなぁ、笑ってやってください。(^O^)ナハハハ・・
結果をエラソーに書けば、コンジョ無しのσ(*_*)には身体+心理的に、もんのすごい「苦行」でしたが、それにより得られる事は、これまたもんのすごく有りました。
その得た物とは何か?・・と思われた方は、自分で歩き、各寺で尺八を吹いて確かめてください。
出し惜しみする訳ではありませんが、人から聞いた言葉や、文字では伝える事ができません。
あえて書くならば、歩き遍路しながら疲れ果て、尺八を吹く元気・気力さえ無くなり、それでもコンジョ出して吹き続けた時に、少しづつ何かがわかり、曲想・音色も変わって来ました。
なもんで・・車で遍路しながら各寺で尺八を吹いくだけでは、この体験は得られないと思います。
別に「歩き遍路」がエライとか何とか言うつもりは、さらさら有りませんが、やっぱり、こおいうモンは歩き疲れた時でないと得られないような気がします。
あっ・・なお奇跡・霊的な事は一切無く、御利益とかそおいう考えは全く有りません。
篠栗霊場へ来てから、わかったのですが、「75番札所」を主張している箇所が2寺有ります。
一つは篠栗霊場会が作った「紅葉ケ谷薬師堂」で、霊場会作成の地図に載ってます。
もう一つは「善通寺」で、霊場会作成の地図には載ってません。
地元の人に、この件を聞いてみましたが・・・言葉を濁します。
そおですわなぁ・・・地元では利害関係が有るから正直に言えまへんわなぁ。(^O^)
資料を読んだり、地元の人から聞いた結果、遍路する者の立場から判断すれば、すったもんだの事情が有ったにせよ、私は本来の75番札所は「善通寺」のように思います。
篠栗霊場会の都合だけで勝手に札所を変更移転して、それを押し通すのは、いかがなものか?・・と思う。
小豆島「島四国」でも霊場会から仲間外れにされている札所が有りましたが、それでも霊場会は札所として扱い、霊場会発行の地図にも掲載されてます。
小豆島霊場会内部のシノゴノ・・については、それはそれとして、他から来る遍路者に対しては、ちゃんと「スジ」を通してます。ただし「奥の院」は、なぜか消されていたが・・・(^O^)
はたして「篠栗八十八か所霊場」は、だれのために、何のために有るのでしょうや・・。
私のHPを見た「福岡市内の居住者」の方からメールを頂いたので、「二つの札所」を、どのように思っているのか聞いてみました。
下記は、その回答であり、本人の掲載了解を得ております。
記
75番札所について 篠栗は一番南蔵院の影響力が強く、納経帳の朱印もお堂の大半は「南蔵院末寺」となっています。
この争いも善通寺と南蔵院の確執から騒動に発展し、裁判では善通寺が勝訴したものの霊場会では南蔵院に従うしかないのではと思います。
仲間と巡った折は善通寺の駐車場の廻りには、全学連並の立て看板が張り巡られていてびっくり仰天した次第です。
我々巡拝者には寺の争いは関係ありませんので善通寺を75番として打ちました。
「奥の院」への往路は駐車場より遍路道がありますが、復路を篠栗駅方面へは「若杉の湯」付近まで車道を下って行かなければないようです。
私も遍路道ないものかと思案しながら車道を下って行きました。
遍路案内図は篠栗駅前に篠栗観光案内所があり、ここに一枚物の八十八ヶ所全図があり、これが便利です。当然無料でした。
以上
σ(*_*)は納経帳を作ってないので、納経帳の朱印が「南蔵院末寺」となっているのは知りませんでした。
で・・ネットで納経帳を拝見すると、なるほど大部分の札所に「南蔵院末何とか堂」の印が押してあります。
以前の篠栗霊場は、全寺が平等であったのだが南蔵院のゴリ押しにより末寺扱いにしたと、善通寺資料に記載されてました。
また「善通寺」の全学連並の看板にも絵入りで説明してありましたが、この納経帳の印を見て、よおやく意味がわかり「あぁぁ・・こおいうことか・・」と納得しました。
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恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「産安」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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