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遍路日 2011.12.11 掲載日 2013.1.26
教えられた道を行くと、やがて山への畦道が有り階段があり、階段を上がると、正面に地蔵さんがあり境内になってます。
小豆島88箇所霊場の25番札所「誓願寺庵」は、それほど遠くなく小高い丘の上に有りました。
24番「安養寺」の犬のヤカマシサと比べれば、一転して山中の静寂なる無人の庵。
まさに「静」と「騒」の対比ですなぁ。
こおいう所の縁側で、ポカポカと太陽に当たりながら、ボエェェッ~と座って茶をススリ、気が向けば尺八を吹いておれば良いなぁ。
25番「誓願寺庵」は、無人ながらもキレイに手入れされており、良い庵でした。
25番「誓願寺庵」の横に遍路道が有り、山道を進むと、車道との合流付近に堂が有り、「さぬきの名水 大師の御水」「かんじゃがわとお水の大師」と二つの看板が有ります。
読んでみると、伝次郎さんの母が夢のお告げを受けたので、伝次郎さんが石仏を彫って奉ったら霊水が湧いたそうな。
伝次郎さんが彫ったらしい石仏も有りますが、堂が二つあり、どちらにも石仏が有るので、どっちが伝次郎さんが彫ったのだろう?。
霊水は井戸になってるようで、今は珍しい釣瓶井戸形式になってるが滑車は無く、バケツに紐が付いて転がっていたので、、それを放り込んで水を汲むようになってるらしい。
井戸の蓋を開けて見ると、思ったより近くまで水位が有りました。
で・・看板には「大師の御水」・・・堂には「御水の大師」と掛かってます。
どっちが正しいのじゃろ?、 まぁ・・あんまり考え込むと知恵熱が出るので、どっちでも、かまわんが・・・
ボチボチと夕暮れになり、車道を歩いてると、やがて27番「櫻の庵」着きました。
一見、民家風であり、入口に標識が有ったので、わかりましたが、無かったら普通の民家だと思って通り過ぎ、付近を探し回ったと思う。
チッコイ庵ながらも、庵の構造上のためか、尺八の音は良く響きました。
26番「阿弥陀寺」は、27番「櫻の庵」のすぐ近くに有り、境内にテントがあり、「お休み処」が設置されており、こおいう配慮は、ありがたいですねぇ。
でも、だいぶ薄暗くなって来たので、参拝後は休まずに近くのバス停まで行き、車を置いた草壁フェリー場まで戻りました。
今日の徒歩遍路は、ここまで・・・。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「奥州薩慈」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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