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遍路日 2011.12.12 掲載日 2013.1.30
車道を70番「長勝寺」へ向かって、テクテク・・道端に「一畑薬師堂」があり、堂は使ってなく荒れてるようです。
薬師堂前の白いコンクリ道に風呂桶が捨てて有り、そばに掌で山方向を指している遍路石が有り細い小径がつづいてました。
ここまでは車道をずうっ~と歩いて来ましたが、昔は、この細い道が遍路道で、たぶん、どこかで車道と一緒になってるのでしょう。
σ(*_*)が小豆島の地元に住んでるならば、道がどこまで通じているか探索してみるんだが・・・。
その薬師堂の旧遍路道より、真っ直ぐ方向に車道を横切って麓へ向かう遍路道が有ります。
そおだわなぁ・・・麓からこの薬師堂へ上がり、車道を行かず、そのまま真っ直ぐの道を行くのが普通は遍路道だと思う。
麓へ下り「長浜」集落が見えると、大きな黄色のイチョウの木が見えたので、たいてい寺にはイチョウの木が有るので、そこが寺かと思ってたら違ってました。
標識に従って人家が有る狭い道を行くと、道が5方向に分かれており、地図本で道の本数を数えて確認すると、道の本数が合っているので、今来た道から進むべき遍路道への数を確認すると、人家がひしめいている一番狭い道を行く事になってます。
小豆島88箇所霊場の70番札所「長勝寺」付近に行ってから、わかったのですが太い車道を行っても、札所寺の近くに出るよおです。
「長勝寺」では山門の屋根修理をしているトッツアンが居たので、大工さんかと思い挨拶して境内に入ると、作業を止めて、わざわざ本堂の戸を開けてくれました。
あらっ、住職さんだったのね・・すんまへん・・忙しいのに・・・。
堂内ではエコー効果は無かったが響きが良く、素直な音だったので尺八を二曲吹きました。
この寺は「大石内蔵助ゆかりの寺」が売りらしく、堂内にも云われの説明書きが貼ってあったが「創建1200年祭 善光寺」のポスターが、その上に貼ってあるもんだから、後半分の説明が読めず、何故「内蔵助」と関係が有るのか、よぉ~わからん。
あの・・もし出来る事ならば善光寺のポスターを、どこか他の場所へ移動しといてください。 すんまへん・・・ワガママ言って・・・
ネットで調べると、大石内蔵助の屋敷を、この寺へ移したとか、どうとか・・・らしい。
山門を修理している住職に礼を言い、69番「瑠璃堂」への道を聞きました。
教えられた道を行くと民家だと思った壁に「一畑薬師堂・地蔵尊」の錆びた看板が貼ってあり、あれ?・・・先程のは一畑薬師堂じゃなかったの?、地図本には、そのように記載されていたが・・・。
小高い山へ向かって、テクテク・・途中にも、なんとなく廃堂のような建物がありました。
車道に出て、ボケエッ~と歩いてると、畑の中に・・・ん??!!・・・・・・アワワワワッッッ・・・早く隠して、カクシテ・・・!!
案山子の代わりでしょうが、女性マネキンの上半身が番をしており、赤面しつつも、しっかり見ながら通り過ぎました。
だれか、ピンクの花柄ブラジャーとか、カツラ位は付けてやってよ・・恥ずかしい・・・・良かったなぁトッツアン、下の部分が無くて・・・・危ない所だったでぇ。 (^O^)ナハハハハ・・・・
車道は分かれ道も有りましたが、真っ直ぐに行き、峠には地蔵さんが有り、そこを過ぎると瀬戸の海が見えます。
曲がりくねった道を、テクテク・・「瀬戸の花嫁」の「段々畑を~・・」の一節が思い浮かび、ホンマにこの唄は小豆島にマッチしていると思う。
途中に素麺工場らしく、窓の中に素麺が干してあるのが、わずかに見えました。
「小江」集落が見え、遠くに神社の鳥居が見えたので、「瑠璃堂」もその付近だと思い、適当にその方向への小道を曲がって行きました。
地図本を見ると、そんな風にも取れる略図だったので・・・・でも、なかなか堂らしい屋根が見えません。
立ち止まって地図本を開き、現在地を確認しようとしたら、後ろの方から「札所は、そこの道を下りたらすぐだよ」と教える声がしたので、振り返ると畑の中でオババがゴミ焼きをしてました。
二人とも笠と杖を持っていたから、道に迷ったカワイソーな遍路さんだと、すぐに見破ったのでしょう。
下に有る道へ行く方法を尋ねると「そこの小道から、下の道へ行ける」と、畑の中を突っ切る道を教えてくれました。
おそらく声を掛けられなかったら、だいぶ遠回りしてたじゃろなぁ。
69番「瑠璃堂」の線香立ては、珍しく鉄製のようで錆びており年代物のような気がする。
境内の地蔵さんに供えて有る草花に丸い実?のようなのがあり、触ってみると風船のように中は空洞のよおで、初めて見ましたが、これ何っていう草なのか、だれか知ってたら教えてね。
参拝してから「小江」の海岸に向かって堂前の車道を行くつもりでしたが、偶然にも目前の階段を上ってくる人が居ました。
あらっ・・こんな所に階段が有ったのね・・懲りもせずに近道だろおと思って下りて行ったら、遍路標識があり正解の遍路道でした。
しかし、「逆打ち」は難しいでんなぁ、たいていの小豆島遍路の人は、このコースをσ(*_*)らと逆方向へ「順打ち」しているよおです。
恥ずかしながら「YouTube」に尺八独奏「奥州薩慈」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。
当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がで販売されています。
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