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川棚川を望む、山口県川棚・虚無僧墓  2012.11.23 訪問   2012.12.2  掲載


山口県・虚無僧墓と伝説の川棚川

川棚へ

県道沿いの山口県川棚・虚無僧墓  山口県川棚・虚無僧墓の堂   山口県川棚・虚無僧墓の堂
 山口県川棚に虚無僧墓があるので行ってみると、県道262号線沿いに有りました。供養塚、山口県川棚・虚無僧墓

 道端に「虚無僧墓・小野小町の墓」の看板が有り、その近くに「虚無僧墓」と染め抜いた青色の幟が、これでもか・・というほど沢山立っている堂があります。

 幟は2・3本でも十分に目立つと思うが、幟を作って余ったから、ついでに立てておいたのかな?

堂内

 堂の戸を開けて内部へ入ると綺麗にしてあり、思ったより狭い感じがします。

 近所の人が参拝に来たのか、線香の煙を立っており、中央に墓石がデエ~ェンと置いてあり、横面にはそれぞれ「弘化三年」「九月十五日」と彫ってあります。山口県川棚・虚無僧墓の堂内

 そお言えば、堂内の貼り紙に「お知らせ 毎年九月十五日(朝九時から)ゴマ供養のお祭りを行います・・」と書いてあったのは、この日を元にしてたのですねぇ。

 そおいう所に目が行っちまったもんだから、肝心の正面に彫ってある墓碑名を読むのを忘れちまった。

 墓の上部に有る棚には、天蓋と尺八が奉納してあります。

 どんな尺八かな?と思って手に取ると、割れてはおらず、まだ使用出来るな・・どれ・・借用して一曲献笛しようかな・・と思って、筒中を見ると、ゲッ・・・!!

 筒の中には茶色の何かが一杯詰まっており、管尻から見ると虫の白い卵殻のような物が見え、パラパラと粉が落ちてきました。奉納尺八と天蓋、山口県川棚・虚無僧墓

 あららっ・・と良く見ると、管尻の所に小さい穴が空いており、どうも虫が喰った跡のようです。

 信濃霊場でも尺八が奉納してあった事があり、それよりも状態が悪く、奉納された尺八は虫にとっては居心地が良く、安住の住処になっちまうんだろうか?

 これじゃ吹けないなぁ・・と思い、元に戻しました。

 参拝帳のノートが有り、拝見すると何度も来ている人も居るようで・・尺八関係の人が居るかな?と思ってパラパラと頁をめくったが、見つけれなかった。

川棚川

山口県川棚・虚無僧墓の説明看板   川棚川より山口県川棚・虚無僧墓を望む
 「虚無僧墓の由来」という看板が有り、虚無僧が河原の岩に頭をぶつけて亡くなったという「川棚川」が堂から見えます。
 ううむうぅぅ・・耕地整理されて川棚川の状況も変わったのでしょうが、川を見るまでは大きい川かと思ってましたが、実際に来てみると小さい川でした。

 この川へ来てまで頭をぶつけるというのは、ちと無理なような気がするが、墓石も有り、伝説の真偽はともかくとして、実在した人物なのでしょう。
 川棚川、山口県川棚・虚無僧墓    川棚川、山口県川棚・虚無僧墓   川棚川、山口県川棚・虚無僧墓


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八曲「手向」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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