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       小佐越、イザベラ・バードの道  
旅行日  2015. 8.20    掲載日  2015.12.30


日光江戸村と「小佐越」/イザベラ・バードの道

日光江戸村

柄倉集落    日光江戸村     日光江戸村・料金所

 国道121号線を少し行き、「日光江戸村」看板が有る方向の旧道へ入り、「日光江戸村」は名前を聞いた事が有ったが、何処にあるのか知らず、こんな所に有ったのね。日光江戸村の白壁

 国道から離れているため、有名観光箇所の割に道幅が狭く、観光バスが一台通ったら車の擦れ違いが出来るのじゃろうか?

 「チョイノリ」を走らせていると、旗が一杯立っている所へ来て、それが「日光江戸村」で、朝早いためか閑散としてます。

 入場料徴収する所が「籠の形」をしており、いかにも「江戸村」らしくなっており、入口付近から見ると建物が建ち並んでいますが、そんなに大きい施設とも思えません。日光江戸村

 ふうぅ~ん・・こんなモンなのか・・と思って道を走ると白壁がずうっ~と続いており、どこの庄屋さんの家だろ。?

 そのうち代官所入口のような大きな門が有り、「部外者立入禁止」の看板が掛かっており、そこでやっと白壁の中全体が「日光江戸村」の施設だとわかりました。

 そおじゃろねぇ・・これだけの広さの施設でないと観客は来ないだろおなぁ。

 門から「日光江戸村」施設の一部が見えたので、勝手ながら写真を一枚撮らせてもらいました・・すんません。日光江戸村

 庭の方から、何か歌ってるような声がしており、最初はスピーカで流してるのかと思ったが発声練習をしているようです。

 あれだけの声量を、スピーカ無しで歌うのは大したモンだと思う・・さすがプロ。

 σ(*_*)も尺八で雇ってくれんだろうか・・給料は安くても良いから。

 この門の所を過ぎた「城の内」集落からは、道幅が急に狭くなり「日光江戸村」のために、今までの道を拡張したのかもしれません。

小佐越

「城の内」集落     「城の内」集落    小佐越

 新しい馬は、ラクダのように横に揺れる足取りであった。

 私はキサゴイ(小佐越)という小さな山村で馬を交替したときは、ほっとした。
 ここはたいそう貧しい所で、みじめな家屋があり、・・・・

    高梨健吉「イザペセ・バード 日本奥地紀行」より
小佐越からの旧道

 「城の内」から「小佐越」は、そんなに離れていなく、まだ「城の内」集落内だろおと思っていたら、もう「小佐越」の最後の家まで来てしまった。

 「小佐越」集落の写真が撮れなかったので、最後の家付近を撮りました。

 イザベラ・バードが書いてるように、確かに小さな山村でしたねぇ。

 私達の一行が小佐越を出発した時、駄馬は四頭の小さな雌馬であった。 一人の女と三人の少女が駄馬をひいて行った。

 空模様が怪しかったので、彼女は箕をつけた。 登ったり、降ったり、石の上を越え、深い泥道を通り、彼女はしっかりした足取りで進んだ。小佐越からの旧道

     高梨健吉「イザペセ・バード 日本奥地紀行」より


 「小佐越」集落から先に続く道は、あんまり使われてないよおで、道に草が茂っており・・ゲッ!!・・・この先は行けるのじゃろか。

 まぁ・・行ける所まで行ってみるべぇ・・と「チョイノリ」を進めると、やがて杉林になると、道一杯に杉枝が落ちており、完全に廃道状態。

鬼怒川有料道路    有料道路より旧道へ     旧道

 そのうち立派な「鬼怒川有料道路」に出て、この道が出来たので廃道状態になったのでしょう。工事中立入禁止

 有料道路を少し行った先で旧道に入り、有料道路の下を潜って行くと「通行止め」工事中の柵がしてあり、再びゲッ!!・・

 弱ったなぁ・・・ここから、イザベラ・バードが「鬼怒川」について記載している一番オイシイ所なのにぃ・・。

 知らなかったフリして何とかして柵を通れないか・・と思ったが無理でした。

古釜の滝・末広の池

古釜の滝       末広の池       鬼怒川

 あきらめて引き返そうと思った時に、来る時は気が付かなかった「古釜の滝」「末広の池」の標識があります。

 そんなの途中に有ったかなぁ・・と思いながら引き返すと、有料道路の下を潜った時に有った橋に「古釜の滝」「末広の池」の看板が貼り付けてありました。

 「チョイノリ」から下りて、あらためて川を見ると・・おぉぉ!!・・上流に三段の滝が有り「古釜の滝」らしく、橋の下流側が「末広の池」らしい。

 イザベラ・バードも、記載してないですが、駄馬をひいた女3人達と一緒に、ここを通りながら「古釜の滝」を見たのでしょうか。

 通行止めで道は通れなかったけれど、この滝を見れたのがせめてもの救いでした。
 


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八二重奏「アブェ・マリア」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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