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  熊野古道・紀伊路    道成寺の石畳、熊野古道・紀伊路を歩く   H17.4.8 UP  


ついでに寄った根来寺と道成寺/熊野古道・紀伊路を歩く

早朝の根来寺

 本来ならば、「紀伊路」と銘打ってるので、中辺路からの続きとして、田辺市からエッチラ・オッチラと歩いて行くのが本当なのでしょうが、地図を見ると田辺市から内原まで国道42号線の車道を歩くのが大部分なので、歩くのはヤンピしてその間は車で移動しました。根来寺・山門、熊野古道・紀伊路を歩く

 西国霊場ではありませんが、途中に有る朝早く「根来寺」へついでに寄りました。

 根来寺の山門で寺の案内図を見ると、ほほうぅぅ・・大きい寺のよぉでんなぁ。

 それではボチボチと寺の方へ行こうと思ったら、越後屋が「あっ、お遍路さんが来る」と言います。

 見ると、おぉぉ・・・まさに珍しくも懐かしい、正式な白装束に笠を被った遍路の一団が道の向こうからやって来るでねぇか。根来寺での修行僧の一団、熊野古道・紀伊路を歩く

 四国と遠く離れた、このような地で遍路と出会うとは・・・と思ってると御詠歌のようなモノまで詠っています・・が、良く見ると修行僧の一団のよおです。

 二列縦隊で歩いており真新しい服装なので、きっと最近に寺へ入った人達なのでしょう。

 最後尾に先輩らしいのが二人付いており、この人達は笠の色が真新しくなく茶色っぽく色が付いており、古参の監督・シツケ役で、きっと後ろから新参僧をドヤシつけるんでしょう。

 さらに、ずうっ~と遅れて黒い僧衣に錫杖を持った人が一人歩いて来て、たぶん師匠な根来寺山門と修行僧、熊野古道・紀伊路を歩くんやろおねぇ、なんで遅れて来たのか、わからんが・・。

 σ(*_*)達は、その時は遍路のカッコウをしていなく、普通の服装で物珍しそうに写真を撮って黙って見送ったましたが、もしもσ(*_*)達が遍路のカッコウしていて合掌の挨拶をしたら、団体さん達は、どおしたじゃろか?

 たぶん、よぉ~似たカッコウのモンが挨拶するから、古参先輩もこんな所で修行のカッコウした見慣れんモンが居るで、何者じゃと思い戸惑ったかもしれまへんなぁ。(^O^)

 一団を見ていると、山門の所の入口まで行き、正面に向かって整列し、一斉に真言を唱えた後、門を潜って元来た道へ戻り始めました。

 もっとも真言を唱える時、ちとバラバラだったので、古参からもう一度やり直されとったけど・・(^O^)

根来寺・山門2、熊野古道・紀伊路を歩く     根来寺・境内、熊野古道・紀伊路を歩く     根来寺・水場のマントヒヒ、熊野古道・紀伊路を歩く

 根来寺の光明殿で尺八吹いて参拝し終える頃、先程の修行僧の御詠歌が聞こえ始め、そこらの堂を一巡して戻って来たんでしょう。

 奥の院へ行く途中の水場に、棕櫚で作ったマントヒヒなのか猿か、よぉ~わかりまへんが、その口から水が出てます。

 たまに「チリ~ン」と音がして。芸が細かいでんなぁ。


道成寺と駐車場

 次に車で「道成寺」へ行き、うっ・・ここも駐車料金を取るよおやなぁ・・道成寺山門、熊野古道・紀伊路を歩く

 横道にそれて、どこかタダで置ける場所がないかと探すと、銀行のキャッシュカード引き出し場所が有ったので、そこに止めました。

 もう3時過ぎてたので、ゴメン・・カンベンしてね。

 道成寺の境内はただっ広く、「娘道成寺」で有名な伝説の鐘は「三重塔」付近に「鐘楼の跡」というのが有りましたが、肝心の鐘は有りまへんでした。

 話は変わってこの旅行中、某所スーパーで「明日1日、熊野古道・紀伊路を歩くので駐車場に車を置かせてもらえないか」と頼んだ事があります。道成寺境内、熊野古道・紀伊路を歩く

 売り場のネーチャンは電話で店長に問い合わせしてくれましたが、どうも話しがチラチラ聞こえる所から察すると「断れ」と言われてるようで「どのような理由で、ダメと言いましょうか」とネバッて言ってくれてます。

 あらあぁ・・無理して言ってくれなくても、ええんだけどなぁ・・ダメならダメで、諦めるのに・・・

 電話を切ってからネーチャンは「明日、朝市があるのでダメだとの事です」と申し訳なさそうに言い、ワシも電話のやりとりを側で聞いてたので「はぁ、わかりました。ありがとうございました。」と礼を言いました。道成寺・三重の塔、熊野古道・紀伊路を歩く

 ついでに、この付近で車を置かせてもらう所は無いかと尋ねると、近くのコンビニでも良いと思うが、駐車させてくれと頼むと、たぶん断られるのではないかと言います。

 「ここもそうですが、最初から断らずに黙って止めておけば、わかりませんよ」

 「しかし、やっぱし断るのが礼儀と思いますので・・・この店から道を隔てた所にも、この店の駐車場が有りましたが、あそこの隅っこにでもコソッと置いておけば、わからんでしょうかねぇ?」

 「わからん、わからん。 コソッと置いておきなはれ(^O^)」
 「そおですか、それじゃあぁコソッと置いておきますが、知らなかった事にしといてくんなせぇ (^O^) ヘッヘッヘッ・・・・」

 「そおそお、コソッとね。 (^_-) ヒッヒッヒッ・・・」と笑いながら言ってくれ、若いのに、なかなか融通の利くネーチャンでした。


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 恥ずかしながら「YouTube」に尺八曲「五木の子守唄」を載せており、聞いて頂ければ泣いて喜びます。

 当「遍照の響き」ホームページに掲載されている写真がpixtaで販売されています。



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